猫の短毛種はどんな種類があるの?人気の短毛猫TOP5をご紹介

猫の種類は毛の長さによって「短毛種」「長毛種」の2種類に分かれます。今回は人気の短毛猫TOP5をご紹介しながら、短毛種の性格や特徴を解説していきたいと思います。 2019年07月05日作成

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猫の短毛種はどんな種類があるの?人気の短毛猫TOP5をご紹介

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猫の短毛種ってどんな種類?性格や特徴は?
短毛種とは、アメリカン・ショートヘアやマンチカンなど、文字通り毛が短い猫のことを指します。

短毛種の性格の特徴をまとめると、次の通りです。

・活発で人なつっこい
・やんちゃでいたずら好き
・元気いっぱいで好奇心が旺盛

猫の性格について「毛の長さで性格が変わるの?」と不思議に感じる方も多いかもしれませんね。

実は、短毛種の猫は長毛種の猫と比べて、野生の頃の習性や本能が強く残っていると言われます。毛を長くするために品種改良が繰り返された長毛種より、短毛種の方が野生に近く、活発な子が多い傾向にあるというわけです。

では、元気で人なつっこい短毛種の猫TOP5をご紹介します!

ランキング参考
アニコム家庭どうぶつ白書2018
1-5 猫の品種ランキング(全年齢)
https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201812.pdf

人気の短毛猫1位 スコティッシュ・フォールド

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スコティッシュ・フォールドには、短毛種と長毛種の2種類が存在しますが、ここでは短毛種のスコティッシュ・フォールドの性格や特徴をご紹介します。

スコティッシュ・フォールドは、丸い顔に可愛らしく折れ曲がった耳、つぶらな丸い目が特徴の愛らしい姿をした猫です。

性格は賢く、やんちゃで好奇心が旺盛。しかし、人なつっこく家庭的な一面もあり、家族とともに過ごす時間を楽しむタイプの猫です。

また、環境の変化にも順応しやすいため、小さなお子さんがいる家庭でも飼いやすく、新たな同居動物が仲間入りした場合もすんなり受け入れる傾向にあります。人間の生活に無理なく溶け込むことができるため、はじめて猫を飼うという方にもおすすめです。

ただし、スコティッシュ・フォールドは「骨軟骨異形成症(こつなんこついけいせいしょう)」をはじめとした、特定の遺伝子疾患にかかるリスクが高いことでも知られます。

お迎えする場合は、遺伝子疾患のリスクや発症を予防する対策、病気を発症した場合の治療法などの情報を、事前に確認することを強くおすすめします。

人気の短毛猫2位 アメリカン・ショートヘア

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アメリカン・ショートヘアは、筋肉質でがっしりとしたセミコビーの体型や頑丈な顎を持ちながら、幅広の丸っこい愛嬌のある顔立ちをした愛らしい猫です。また、丸みを帯びたポー(足先)も大変可愛らしいですよね。

性格は基本的に温厚ですが、決しておとなしいわけでなく、活発でとても遊び好きです。

また、アメリカン・ショートヘアは、元々筋肉質で性格の良い個体を選んで繁殖させたという歴史があるため、運動神経や身体能力が抜群の上、人なつっこく飼いやすい猫が多いとされています。

アメリカン・ショートヘアは比較的遺伝疾患が少なく、平均寿命も15年と長生きしやすい傾向にあります。ただし、ちょっと太りやすいので体重・食事管理はしっかり行いましょう。

人気の短毛猫3位 マンチカン

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マンチカンのトレードマークは、やはりなんと言っても短く愛らしい足ですよね。トテトテバタバタと歩く様子にはほっこりさせられますし、短い足で一生懸命走る姿は大変かわいらしく目を奪われてしまいます。

しかし、実はマンチカンには普通の猫と同じ「中足」のタイプと、一般的なイメージの「短足」タイプの猫がいます。短足タイプは全体の2~3割程度と意外と少ないので、短い足のマンチカンを飼いたい!という方は注意が必要です。

マンチカンの性格は、比較的おとなしく穏やかです。さらに、賢く聞き分けの良い猫なので、子供がいるご家庭や一人暮らしの家など、様々な環境に上手に適応してくれます。はじめて猫を飼うという方にとっても、マンチカンはおすすめの猫だと言えるでしょう。

とはいえ、マンチカンは好奇心が強く遊び好き、さらに足は短くても筋肉が発達しているので、他の猫に比べて必要とする運動量が多めです。室内で飼う時は、しっかり遊び回れるスペースを十分確保してあげて下さいね。

運動不足が続くと、肥満や糖尿病、ヘルニアの原因になることがあるので要注意です。

人気の短毛猫4位 日本猫

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日本猫は、特定の血統ではなく「日本に長く生息する猫」の総称です。日本猫は、経典などの書物をネズミから保護することを目的として、7~8世紀頃中国から日本に持ち込まれたとされています。

こういった背景がある日本猫は、短毛種の雑種猫に分類されることから、ペットショップなどでは見かけることはありません。

そのため、保護猫としてお迎えをしたり、野良の日本猫がたまたま家に居着いたといったきっかけがない限り、なかなか生活を共にできない猫でもあります。

また、元東京農大教授の大石孝雄氏の調べによると、日本猫は毛の柄ごとに性格に特徴があるのだとか。毛柄ごとの性格を簡単にまとめると、次の通りです。

・茶トラ 穏やかで甘え上手
・三毛 とらえどころがなく、お嬢様気質
・キジトラ 快活で好奇心旺盛
・サビ 気が強くわがまま、気難しい
・ブチ 猫ごとに個性豊か
・白 とても賢い
・黒 やんちゃで人なつっこく、好奇心旺盛

参考 茶トラは甘えん坊、黒猫はやんちゃ 毛柄でわかる“猫の性格判断” 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
https://dot.asahi.com/wa/2018122000011.html?page=2

毛柄によって、こんな風に性格が違うというのは面白いですね。興味がある方は、大石孝雄氏の著書「トラねこのトリセツ」(東京書籍)を一読するのもおすすめです。

人気の短毛猫5位 ロシアンブルー

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ロシアンブルーは、小さな頭に大きなエメラルドグリーンの瞳、無駄のない筋肉質の細い体、細くなめらかで上品な灰色(ブルー)の被毛などが特徴の、大変美しい猫です。

切れ上がった気品のある口元は「ロシアン・スマイル」とも呼ばれ、見る人の心をグッと惹きつけます。

ロシアンブルーは、その見た目通りプライドが高く気まぐれで、気難しい猫です。しかし、飼い主にはとても忠実で、信頼関係を結んだ相手を独占しようとする一面も持ちます。

ただ、家族であっても好まない相手には懐かないため、はじめて猫を飼うという方にとっては少々ハードルが高い種類だと言えるでしょう。

ロシアンブルーは遺伝性疾患が非常に少ないことで知られますが、性格が繊細で神経質なためストレスに弱い傾向にあります。お迎えする時は、事前にストレスケアの方法などをしっかり確認しておいて下さいね。

著者情報

UCHINOCO編集部

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