気を付けてあげたい!犬にも年齢による体の変化は必ずあるもの

愛犬の体の変化には常に敏感でいたいものです。年齢を重ねるとどうしても「シニア」特有の体の変化を目の当たりにします。できることならば、少し早めに気づいてあげることで、少しでも犬のQOLを保てるように飼い主さんなりに努力をすることも大切なのです。 2019年06月27日作成

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毎日過ごすからこそ見逃したくない犬の変化とは?

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よく言われるシニア期というのは、犬種や個体によってさまざまです。10歳を超えても見た目も何も変わらずに健康的に過ごせるタイプの犬もいます。7歳ころから何となく体に加齢を感じ始める犬もいるのです。そこは飼い主さんの気持ちの中に留めておいて、自分の愛犬が、今何歳で、どのような状態になるのか?ということをきちんと把握して生活をすることが何よりも重要です。

大型犬の場合には7歳を超える頃から、足腰などに変化が現れれやすくなります。病気を発病しやすい年齢とも言えます。小型犬、中型犬の場合には10歳を超える時期からは、細かなことに気を配って「シニア期」も1日でも長く明るく快活に過ごせるように、努力を欠かさないようにしてあげてください。概ね次のような状態に思い当たる場合には、加齢が原因していることも多いので見逃さないようにしてください。

〇耳が遠くなる
〇臭覚が鈍感になる
〇視力が落ちてくる
〇何事にも興味がなくなりボーっとしているときが多くなる
〇背中が丸くなってくる
〇毛艶がなくなってくる

体の変化=老化のサインなの?

人間の世界で老化現象という言葉は避けて通れません。犬も同じように、加齢によって微妙な体の変化が起きてくるものです。これを飼い主さんがシビアに受け止めるというよりも「時の流れ」と捉えて、ゆったりと過ごせるようにすることで接し方やライフスタイルも少しずつ変えていけるようになります。

耳が遠くなり視力も落ちてくると犬はいきなり老け込んだようになります。心肺機能も徐々に低下するのは避けられませんので、今まで通りの運動や散歩などを見直す必要性も生じます。年齢相応の生活スタイルを築いてあげてください。体が変化するということは当然、加齢に伴うものです。妙にそこに拘らずに自然体で、犬との時間を共有すれば良いのです。気が付けば犬と過ごした月日の分だけ飼い主さんも加齢を同じように重ねているからです。

シニア期になっているのに子犬のような子もいる

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犬の性格にもよりますが、アンチエイジングと言う言葉は犬にも十分に通用します。どんどんペットの寿命が延びているのは、食べるものの質が向上し、獣医学も進み、サプリメント類などを飼い主さんが与える確率が高くなってきたからです。見た目はまだまだ若い状態でも、飼い主さんが心を砕いて年齢相応のケアを陰で行うことで、アンチエイジングは叶うのです。

まずは犬種を問わず、少し早い段階からアンチエイジングを始めて、年齢による体の変化を最小限に留めるというのも、一つの方法です。そのためには、加齢によって落ちやすい筋肉量を保つために、ドッグフードやサプリメント、そして適度な運動という部分を強化してあげることをおすすめします。

実は犬にも必要!筋トレ

動物病院などではシニア向けのトレーニング方法などを教えてくれる講座を開いている場合もあります。特に後ろ足から弱り始めるので飼い主さんはそこを意識しながら、生活をすることが大事です。前足にばかり重心がかからないように、後肢にも意識を向けておく必要があります。バランスボールを使った筋トレや片足だけを上げて数秒静止するなど、筋トレの方法は色々とあるのです。

視力や聴力の衰えについて

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普段から飼い主さんと、活発に遊んでいる犬の場合には視力や聴力の衰えを如実に感じることは少ないはずです。結局、おもちゃを投げてそれを持ってくるような遊びを日々繰り返していると、犬の脳も活性されます。常に飼い主さんの指示に注意を向けているということで、視力も聴力も刺激されるからです。

些細な変化でも動物病院に相談をするこまめさ

なんとなく背中が丸まっていることや、食欲が落ちているときには、全てを加齢のせいにしてしまう飼い主さんがいます。実は何らかの内臓疾患が潜んでいる可能性もあるのです。ホルモンバランスが崩れることで、気持ちがふさぐ場合もあるのです。今起きていることすべてを加齢のせいにしないでください。7歳を過ぎたころから生活環境を意識的に整えてあげて無理をしない生活を実現させてください。

そうすることで、大きな体の変化を来す前に、飼い主さんが気づけるようになります。これが犬にとっての幸せなシニア期なのです。飼い主さん次第で、年齢による体の変化は十分に防げます。何事も、気になったことは相談をするというこまめさが、犬の加齢を遅らせて幸せな余生に繋がります。

著者情報

UCHINOCO編集部

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