フェレットはどんな所で飼う?フェレットのケージ選びについて

フェレットをお迎えする時にどんな環境を用意したらよいでしょうか。ケージを選ぶ時に注意したい点を考えていきましょう。 2019年06月25日作成

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一日の大半の時間を寝て過ごすフェレット。
フェレットにとってストレス無く、安心して眠りに付けるケージの設置は
とても大切な事です。
どんな場合にどんなケージを選べばよいのでしょうか。

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まず、ケージに置くものは?

フェレットは一日22時間程度を寝て過ごします。
決まった時間にご飯を食べるというよりは
ちょこちょこ起きてきては食事をします。
トイレについても同様です。
そのような習性から下記のものを用意しましょう。

トイレ

フェレットは部屋の角に排泄する習性があります。
四角いものまたは三角形型のトイレをケージの隅に設置します。
体がすっぽり入る事が出来るサイズのトイレを用意し、
一日2回程度掃除してあげると良いでしょう。

また、トイレは出来れば固定します。
フェレットは穴を掘る習性があり、時々そのような動作をします。
トイレの下をホリホリしてトイレをひっくり返したり
動かしたりしてしまう場合もあります。
このような行動は本来持つ習性なので、
叱ったりするのではなく、動かないようにしてあげるのが良いでしょう。

給水ボトル

トイレの所で述べたように、
フェレットはとても活発に動き回る動物です。
お水をお皿に入れておいても、誤って前足をつっこんだり、
器が遊び道具になって、ひっくり返して頭を突っ込むのが
楽しくなったりするのがフェレットです。

給水ボトルをケージに固定するのが良いでしょう。
給水部分にペットボトルが使えるものなども便利です。

ご飯入れ

ドライタイプのフェレットフードを一日数回あたえます。
前述の通り、ちょこちょこ食事をするので、
一度にあげる量も様子を見て調節しましょう。

夏場やベビー用に少し水でふやかしたりしたフードは
腐敗するのも早いのでまとめて大量に入れておくのはお勧めしません。

ハンモッグや寝袋

フェレットは床よりもハンモッグで寝るのが好きです。
我が家の子も新しいハンモッグを設置する途中からでも
乗ってくるほど好きなようです。
自分の匂いが付いていないなどはまったく気にしていないようです。

2枚重ねで用意すると、中に入って寝たり、
暑い時は上で寝たり、
更に熱いと地面で寝たりします。

ハンモッグや寝袋は、洗濯が出来るように洗い替えを用意したり、
夏は薄目、冬は暖かい布の物が良いでしょう。

ハンモッグはペットショップやホームセンターで購入できますが、
手作りしてもよいでしょう。

ケージの種類と特徴

ケージには大きく分けて3種類があります。

飼育セットとして必要なものを揃えて販売もしています。
初めてフェレットを飼う方はそのようなセットを利用するのも
一案ですね。

3種類それぞれのメリットデメリットを見ていきましょう。

横長タイプのケージ

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一般的に多く使われている横長タイプは
高さが50㎝もあれば十分使えます。

〇ベビーや老年期のフェレットにも飼育しやすい。
△入口が高いものが多い。
(入口が高いと若干出入りが困難になるのが難点になります。)

縦長タイプのケージ

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移動スペースが広く取れる縦長タイプは、
登るのが好きなフェレットにとってはケージ内で遊べるので、
多頭飼いに適しています。

〇遊ぶスペースが確保出来る。ハンモッグを複数設置する場所を確保できる。
△場所を取る、大型になる為、掃除が大変になる。

サークルタイプのケージ

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サークルタイプのケージは、
多頭飼いをする場合に、部屋の一角を柵で囲って使うことが多いようです。

〇出入口の高さが無い。上から出し入れできる。
〇運動移動スペースが確保可。ハンモッグが複数枚置ける。
△床底が無い。
△ハンモッグや給水ボトルを掛けるところが無い。
△販売価格が少し高め。

ケージを選ぶ時の注意点

高いゲージと広いゲージ

背の高い縦長のケージは、
空間スペースが広い為、
登ったり降りたりするのが好きなフェレットにとって、
運動スペースがありとても良いです。しかし
登るのが上手いフェレットは降りる事が苦手で転落などの事故も考えられます。
ハンモッグを設置するスペースも確保しやすいですが、
ベビーや老年のフェレットが安全に暮らせる環境つくりも考えて選びましょう。

一方ウサギ用など背の低すぎるケージでは
ウサギはケージを登ったりしないので
フェレットにとって圧迫感があるかもしれません。

出入口の高さと大きさ

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ベビーや老年期のフェレットは入口が高いとお腹を擦ってしまいます。
出入りする様子をよく観察して、
足や関節が悪いフェレットには出入口の高さを越えられているか
見守りましょう。

また、出入りしやすくする事で、
放牧中に水を飲んだり排泄にすぐ戻れるという
しつけの観点からも重要になります。

また出入口が大きいものを選べばケージの上部分を開かなくても
トイレの出し入れをして掃除が出来ます。
衛生面からも重要であることがわかります。

床底はどんなものが良い?

床底は網やすのこはNGです。

フェレットは爪が伸びるのが早く、網に爪を引っ掛けて怪我をしたり、
肉球が荒れて化膿する場合もあります。
同様にすのこも足を引っ掛けて骨折する原因になります。

また足についた排泄物が床に付着しても、
網やすのこは掃除がしにくい為、衛生面でもNGです。

犬用やネコ用のケージで代用?

犬用のケージは安く手に入りやすいですが、
犬用では大人になったフェレットでさえ体が細い為
抜け出てしまう危険性があります。

一度脱走出来る事がわかると、フェレットはそれを学習してしまいます。
家の外まで脱走してしまったら危険にさらされますので
網の目の大きさには注意が必要です。

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ケージを購入する前によく確認しましょう。

お迎えしてすぐのフェレットは新しい環境に緊張しています。
多頭飼いの場合はすぐに一緒にせずに、
顔見せ、一緒に遊ばせてみるなどの段階を踏んで様子を見ます。

一頭飼いの場合は、新しいケージに慣れるまで
スキンシップを必要最低限にしたり、
興奮している場合はタオルなどを掛けて視界を遮断すると安心するようです。

その場合は直射日光は勿論ですが、蒸れたり暑過ぎたりしないように
温度管理に注意します。

ケージのタイプと特徴をご紹介しましたが、
飼い主さんとお迎えするフェレットの状況によって
フェレットにとっても飼い主さんにとっても
心地良い生活が送れるように選びたいですね。

著者情報

UCHINOCO編集部

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