子猫の適正体重を参考にして、健やかな成長を見守りましょう!

成長期真っただ中の子猫には、適正体重というものがあります。猫の個体にもよりますが、基本的な適正体重を知ることで、子猫の健やかな成長に繋がります。 2019年06月15日作成

  • 猫のカテゴリ - 猫の健康ケア猫のカテゴリ - 猫の健康ケア
  • VIEW:137

成長真っただ中の子猫には、週齢・月齢によっての適正体重があります。

当然、同じ猫でも種類や性別によっての差はありますが、今回ご紹介する適正体重をベースとして、子猫の体調管理や成長の参考にしていただければと思います。

月齢ごとの体重と、体の変化

以下では、月齢ごとの体重(目安)とともに、体の変化をご紹介します。

【生まれたばかり】体重:100g~130g
10cmほどの大きさで、人間のてのひらサイズです。
この頃は目も見えず、歩くこともできません。

【生後1週間】体重:200g~
へその緒が取れて、目が開き始めます。

【生後2週間】体重:250g~
乳歯が生え始めます。

【生後3週間】体重:300g~
ヨチヨチと歩き始めます。

【生後1か月】体重:400g~500g
乳歯が生えそろいます。

この頃からキャットフードに慣らしていきますが、この頃に食べたものがその後の食事にも大きく影響していくそうです。また、トイレや爪切り、シャンプーなどに鳴らすのもこの時期からと言われています。

【生後2か月】体重:900g~1kg
好奇心旺盛になり、よく遊ぶようになります。

【生後3か月】体重:1.3kg
目の色がキトンブルーから、成猫に向けての色に変化していきます。

【生後4か月】体重:1.8kg~2kg
メス猫は、産まれた時期によっては初めての発情を迎えます。病院によっては、初めての発情を迎える前に避妊手術を行うところもあります。

【生後5か月】体重:2kg~2.5kg
乳歯から永久歯に生え変わる時期で、床や絨毯などに歯が落ちていることがあります。

【生後6か月】体重:2.5kg~3kg
一般的に、避妊・去勢手術をする目安の時期といわれますが、前述のように最近では初めての発情を迎える前に手術を行う病院がふえています。

【生後7か月】体重:3kg~3.5kg
遊び盛りな時期です。

【生後8か月~10か月】体重:3.5kg~4kg
成長が落ち着き始め、体重の増加が緩やかになってきます。

【生後11か月~12か月】体重:4kg前後
12か月で成猫です。このときの体重が「生涯の体重」と言われることから、このときの体重を標準として、今後の食事や運動などを管理します。

出典元:https://www.shutterstock.com

子猫の体重の測り方

1kg程度の大きさであれば、キッチン用のはかりで測定できます。測定するときは、子猫が動かないように器などに入れると、測りやすくてわかりやすいです。

もし、人間用の体重計を使うときは、飼い主さんが抱っこして体重計に乗り、そこから飼い主さんの体重を引く、という方法や、キャリーバッグに子猫を入れて、キャリーバッグの重さを引く、という方法があります。

自宅にキッチン用も人間用のはかりがない場合は、動物病院に行きましょう。健康チェックや管理も兼ねますし、動物病院に行くと必ず最初に体重をはかるので、その方がいろいろと早いです。

なにせ、子猫は生後4か月頃までは急速に体重が増えていくので、順調な成長を確認する意味でも、この体重測定はとても大切です。その際は必ずデータ管理も行いましょう。体重表を用意して、毎日の体重変化をグラフ化します。

動物病院に行けば、猫たちの健康手帳が発行されるので、動物病院で測定された体重や受診内容は病院の方で記載してくれます。

今はそういったアプリもあるので、管理する際にはぜひご活用ください。

出典元:https://www.shutterstock.com

最後に

体重の増減は、猫だけじゃなく、生きる者にとっては健康のバロメーターです。しかし人間以外の生き物は、それを調べる術も、伝える術もありません。

大切な愛猫、ましてやまだ小さくて儚い存在の子猫ですから、毎日の体重は必ずチェックして、万が一のときは、その体重表を持って動物病院を受診しましょう。

特に、まだミルクを飲むような月齢(生後1か月)までは要観察です。体重が増えていない=ミルクが飲めていない・栄養になっていない証拠ですから、命の危険にまで及びます。

飼い主としての「責任」を持って、猫の適正体重の管理とチェックは万全にしましょう!
そして、子猫の健やかな成長を見守りましょう!

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

オススメ

新着記事