やんちゃなラブラドールのしつけ 成犬編!!

頭が良くて温厚なラブラドルレトリバー!!成犬になってからしつけられる方法とは?
そんな疑問にお答えしていきます! 2019年06月10日作成

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頭が良い犬の代名詞とは?
きっとラブラドールレトリバーは候補の一つに上がることでしょう。

そんな利口なラブラドールは、実はしつけがとても重要なのです。
しつけなしでは、あの盲導犬のように立派には育ちません。
子犬の頃になかなかしつけが上手くいかなかった!という飼い主さんへ。
成犬になってからでも、まだまだ遅くはありません!
ラブラドールのしつけの方法をご紹介していきます!

出典元:https://www.shutterstock.com/

ラブラドールは主従関係がとても大切?!

犬のしつけでよく聞く主従関係とは一体どういうことでしょうか?

主従関係とは主人とそれに従う者の関係性のことを言います。(主人とメイドや上司と部下など)
この言葉だけを聞くと、犬は家族だったり友人なので一方的に従わせるようで何か嫌だだなと感じる方も多いと思います。
しかし、この主従関係はラブラドールにはとても必要なことだったのです。
ではそれはなぜでしょうか?
それはラブラドールの利口さ故に必要ということです。

私たち人間界でもその人が誰かによって態度を変える人が存在します。
この人には適当な態度で、あの人には丁寧に対応するといったような行為です。
良い言葉でいうと、社会性が高いと言うことです。

実は、ラブラドールも頭の良さ故にこれが強く出てしまいます。
優しく甘えさせてくれる飼い主さんの前では、怒られなくて安心しきっている状態になります。
人間で例えると、3歳児のように好きなことをして暴れ回ってしまっている状態です。
でも久々に会う祖母の前では、おとなしく良い子の状態になります。
このような使い訳が出来る頭の良さがラブラドールにはあります。

ですからもし飼い主さんのことを、上下関係で下にみていたら言うことは聞かなく、しつけはかなり難しいものとなってしまいます。

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主従関係が根強い理由とは

犬自体に主従関係がとても重要なのは、至極当たり前のことなのです。

犬の祖先は狼で、その頃からグループを作って群れをなして動く習性がありました。
ただ単にグループに属している訳ではなく、その中でも力関係があり群れの中のTOP、いわばリーダーが群れを率いていました。
その他は、それに従う形で群れという小さな組織を維持していました。
リーダーに力がなくなると、逆転現象が起こって群れの状況が変わるように、リーダーは力が強くないといけないものだったのです。
理想的なリーダーとは、厳しく正しいことはちゃんと伝えてくれるリスペクトされるような存在です。小さな組織を維持するためにもルールは必ず存在して、それを作りあげるのがリーダー(飼い主さん)なのです。
『同じセリフでもこの人の言うことは聞けるけど、この人の言うことは聞きたくない』と人を選んで犬は行動を変えてしまいます。
ラブラドールは利口なので、この主従関係をはっきりさせることがとても大切なのです。
ですから犬のしつけとは、単純に行為(お手や吠えるのを抑制するなど)
という部分は注目するのではなく、
犬が従いたいと思うようなリーダーになれているか?
といったなかなか小手先のしつけでは上手く進まない、主従関係がとても大切ということです。

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犬がリーダーになってしまうと?

主従関係が逆転して、もし犬がリーダーになってしまったらどういう状態になるのでしょうか?

犬の考え=正しいルール

になってしまいます。
それはとても怖いことなのです。犬の中では正しくても、人間と共生してしていくならばそれに合わせてもらわなければなりません。
しかし、犬が自分はリーダーと感じていたらそれに従う必要はありません。
ですからしつけなんてものはいくら行為を教えても、はなからできないことなのです。

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主従関係を大切にしよう!

主従関係をはっきりというと、厳しくするというイメージですが
それだけが重要な訳ではありません。

犬は飼い主さんの行動を、私たちが思う以上に観察しています。


悪い行為をしたら、ちゃんと何度でも伝える。
良い行為をしたら、ちゃんと何度でも褒める。

行動や発言に一貫性を保つことがとても重要です。
何が正しいルールかをちゃんと教えることは、リーダーの役目であり義務です。
その日によって、発言が変わるようなら犬はリーダーについていけなくなるでしょう。

甘やかし放題で、ルールも犬のマイルールになっている状態。
その状態がベストなら、しつけをせずにそのまま放置していても良いですが、もし犬の態度に困っているようなら主従関係を見直す必要があります。
甘えさせすぎて、問題行動が多くなり家族の中で犬が孤立してしまうのは
結果、犬のためにはなっていないということです。

『犬の習性でリーダーを作って従う』
これは絶対的な行動なので、行為を教えるよりは主従関係はどういう状態かを考えることが必要でしょう。

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ラブラドルレトリバーはとても利口な犬種なので、主従関係さえちゃんとすればしつけは成犬でも難しいことではありません。
ぜひ、しつけに困っていたら主従関係の見直しをしてみましょう!

著者情報

UCHINOCO編集部

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