愛犬と仲直りをするために人ができることはなに?

何らかの理由で犬に嫌われてしまった場合には、どうすれば良いのでしょうか?犬と人との仲直りについて、考えてみいました。犬にも気持ちがあります。そして犬の尊厳にもきちんと意識を向ける必要があるのです。 2019年05月22日作成

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犬の記憶は確かなもの

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思い余って犬に何か体罰をしたときや、飼い主の事情でどこかに預けてしまったときに、犬は反抗的な態度を取る場合があります。つまり飼い主に対しての実力行使をしているわけです。簡単に言えばかなり怒っているということです。信頼していた飼い主が自分に危害を加えたという事実はなかなか消えません。

飼い主が想像しているよりも心の傷は深いことを知っておいてください。犬の記憶というのはそう簡単に更新されるものでもありません。そのあたりをきちんと理解することで犬をないがしろにせずにきちんと暮らせば、犬と改めて仲直りをするような場面に遭遇せずに済むのです。

犬はすぐに許してはくれない

一方的に飼い主側の都合で、犬を怒らせてしまっている場合には大好物のおやつを見せてもなかなか寄ってこないというが現実です。それほど。心が傷ついていると理解してください。ここは飼い主さんからのデリケートな対応が求められます。まずは簡単に犬に触れないようにしましょう。いつもの通り撫でまわしてもかえって興奮をさせるだけになります。

飼い主はここで大いに反省をして、犬の気持ちになって考えてみてください。仲直りというのは言葉を介して出来る人間社会の話です。飼い主の犬の関係の上では、痛い思いや辛い思いはすぐに消されるものではありません。ここは誠心誠意、犬の世話を務め自戒しながら時間を置くほかありません。

朗らかな性格の場合には、仲直りに応じてくれる

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何があっても飼い主が低頭に謝り犬を抱きしめるだけで、すぐに仲直りが出来る場合もあります。それ以前に、飼い主さんに対して怒りの感情を持たないという忠実さを保てる犬もいるのです。そのうえ、性格的に明るい犬の場合には、すぐに仲直りが出来るでしょう。それだけ単純で朗らかな性格の場合には、飼い主は救われます。

逆に気性が激しい場合には、犬なりに被害者意識を持ち続けます。それが大きなトラウマになり、飼い主さんのことを慕わなくなる可能性もあります。ここは持久戦で時間をかけるほかありません。

犬の中には根に持つタイプの気性もある

犬が飼い主を威嚇するというのは悲しい場面です。そしてあってはいけない関係性ですが、飼い主側の理由で何か犬に対して行動を起こした場合には、必ず犬に嫌われて信頼関係も崩壊してしまうのです。犬と仲直りをするのは、困難な場合が多いと知っておいてください。いくら大好物のおやつを与えておびき寄せても、なかなか側にすら来てくれないという時間が飼い主を苦しめます。それでも、まつほかないのです。

犬との仲直り方法を伝授します

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犬は簡単に飼い主との「示談」に応じないと思っておいてください。つまり、何があっても話し合いで済ませるという方法は取れないのです。犬にとっては仲直りというよりも、関わらない方を選びたがります。そうなると飼い主さんとの関係性が揺らいでしまいます。

飼い主の方から過剰なスキンシップを控えてアイコンタクトのみで、「ごめんなさい」という気持ちを伝え続けてください。時間の経過とともに、犬の方も飼い主さんの方に歩み寄ってくれる場合もあります。その間に冷却期間が必要です。特に憶することなく普段通りのお世話を続けることで、犬の視野には飼い主が常に映り込むのです。雪が解けるように犬の気持ちもほぐれたときにまた、これまで通りの関係性を再構築すれば良いのです。無理強いをせずにまずは、飼い主は平常通りのお世話を続けてください。声掛けも散歩も今まで通り続けてみてください。そうすると犬の方も「日常」の穏やかさを取り戻すはずです。ここは犬を信じてください。

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UCHINOCO編集部

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