子犬を里親募集サイトからお迎えをすること

最近は保護犬の中でも子犬を譲渡してくれる団体も増えてきました。里親になるためには、様々な条件が提示されます。よく考えて、里親として子犬を引き受けることが里親としての意識の持ち方です。 2019年05月09日作成

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里親になるということ

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子犬の里親になるということは、一般的にペットショップやブリーダーから譲渡される場合とは違っています。まずは飼い主として自分が募集条項を満たしているかどうか?という点から精査する必要がああります。相手があってのことです。実際にその子犬たちがどのような状況で「里親」を募集しているのかを考えてみてください。

母犬父犬がわからない場合、飼育放棄した飼い主やブリーダーから救われた子犬、様々な事情がその子犬の背景にあることを、あらかじめ知っておいてください。まずは、里親を募集している側の責任者と接触をすることから始めてみてください。

子犬の里親になるために目利きになる必要性

これから長く一緒に生活を共にするわけです。できるだけ多くの情報を里親サイトの側の人から聞き出すことが重要です。何か深刻な先天的な疾患を抱えていないか?それを知ったうえでもお世話ができるのかどうか?とシビアな選択を強いられる場合もあります。

金銭的にも病気のある子犬の里親になることには大きな負担がかさみます。きれいごとだけでは解決できない問題もあります。実際にその子犬が今の段階で暮らしている場所を見せてもらうことも、相手方への信頼度を図る意味で重要な申し出だと思います。

その子犬の里親になると決めたら

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里親になるということには、準備が必要になります。例えば、これまでの間に、病気を予防するためのワクチン類をどの程度受けているのかという?データは必ず開示してもらう必要があります。お腹に虫がいる状態で里親になってしまうと、今後は里親になった側が責任をもって駆虫薬を飲ませる責任が生じるのです。

アレルギーに関しても同じことが言えます。里親に出された理由として難治性のアレルギー疾患を抱えている場合もあります。これらすべてを包み隠さずに話してくれる里親団体であれば、信頼を置くことが出来ます。子犬の里親になることは、普通の譲渡よりも、難関であることを考えておいてください。すんなりと馴染んでくれる場合で且つ健康であれば夢のような出会いになります。何か問題が出たときにも、終身責任を持つという強い覚悟が必要になります。

これまでの子犬の環境について

劣悪ブリーダーの場合には、ゲージの中に入れっぱなしで、外の空気を吸わせることもしません。もしも、その子犬が環境の悪い場所で育ってきたとすれば、すでに社会化の時期を過ぎて、何もわからない状態で保護されている可能性も高いのです。そのために酷い恐怖症を抱えている場合もあります。まず、幸せな環境に置かれていた子犬が保護団体のもとに引き取られることはありません。

それでも、一からその子犬を引き取って育て上げるという強い意志がない限り里親サイトから子犬を引き取るのは強く、お勧めできません。飼育経験が豊富で、あらゆるっことに対して、柔軟な対応ができる人こそ里親サイトから子犬を迎えられる資格があるのです。

心に何らかのトラウマがあった場合でも

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命を預かるという意識が必要です。そして生涯にわたりその里親サイトから引き受けた子犬をわが子同様に愛する気持ちと責任感だけが、最終的には飼い主さんには必要になります。万が一先々で病気のために出費が必要な場合も想定されます。それでも、どうしてもこの子を引き取りたいと思える何かがあることが幸せに暮らせる秘訣です。

虐待されていた場合には、新しい家族に心を開くまでに時間がかかります。そこを覚悟した状態で、里親になる名乗りをあげてください。そこまでの気持ちを積み上げてここそ、里親として今後、子犬の幸せを考えられる人なのです。

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UCHINOCO編集部

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