子犬の年齢(月齢)別しつけについて

子犬には月齢ごとに、最低限押さえておきたいしつけのポイントがあります。今回は月齢別の、しつけをご紹介していきます。必ずしも完ぺきに何もかもができるとは限りません。習得にも個体差がありますので気長に接してあげましょう。 2019年05月08日作成

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生後2か月~

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子犬をお迎えするのが2か月~3か月の時期です。ようやく母犬から離乳をして、一人でも過ごせるようになった頃です。そして新しい環境に迎え入れられて、子犬にも性格が見え始める頃です。まだまだ、目に映るものはすべてが新鮮で善悪の判断も何もわからない状況です。そのうえ、どんなものにも興味を持っている時期です。

月齢的にまだまだ赤ちゃん時代ですので、あまり多くを望んではいけない時期だと心得ておいてください。この時期には何をどう教えてもの見込めることはほんのわずかです。

まずは今の生活に慣れることが一番の目標

この時期に行うしつけというよりも、気持ちの上で新しい環境に早く慣れてもらうことを優先させてください。集中力などは育つ時期でもありません。何ができない、何ができるという判断にも至らないわけです。ただ、日々の時間の中で健康に寝起きをして、たくさん遊べる子犬でいることが大事です。飼い主さんや家族と過ごすことに喜びを感じてもらえるように、飼い主さん側も努力を怠らないようにしましょう。

それは過干渉に繋がらないようにしておくことも大事です。飼い主さんと一緒にいると楽しいと思えることが何よりも嬉しいことなのです。情緒面が落ち着いている様子を感じられたら少しずつで良いので、トイレトレーニングを始める準備をする時期だと考えておきましょう。

生後3か月~

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子犬には社会化という時期があります。いろんな人に触れて環境にも慣れていくという時期です。ワクチン等が終わった時期からは、パピー教室などが動物病院主催で行われることも多いので、チャンスがあれば積極的に参加をして、少しずつ子犬の視野を広げられるように頑張ってみてください。

社会に慣れていくということは、成犬になったときに無駄吠えを軽減させられることにもなります。まずは、体調面を考えながら、社会化トレーニングにも参加してみましょう。

家族以外の人とも接するチャンスを

いろんな環境に接していくことで、子犬の世界も広がりを見せ始めます。この状況で、怖がってしまう場合には、性格的にかなり臆病という判断になります。あまりにも家族以外の人や環境に馴染めない場合には、無理をしない程度に、少しずつ慣れて行けるように、飼い主さんも一緒に、子犬に寄り添って頑張ってみてください。

生後4か月~

ハウストレーニングというものがあります。決まった場所に自分の寝床を作って、その場所で過ごせるように練習をすることです。「ハウス」という掛け声で、その場所に自ら入れるように子犬を促します。この場所は自分だけの安心が得られる場所であるということを、わからせる時期です。

少しずつ飼い主さんのコマンドも理解できるようになります。飼い主さんとのやり取りも、楽しいと感じる時期でもあります。存分に飼い主さんとの絆を強くするためにも一緒にいろんなお出かけを通して、子犬の好奇心を高めることにも飼い主さんは気持ちを寄せましょう。

飼い主さんとのスキンシップも重要

お世話の合間に、ボディーコントロールを覚えさせるようにしてみてください。体に触れてもらえる心地よさや飼い主さんに対して脱力ができるということも、子犬にとっては大切なことです。何か異変があっても、普段から子犬の体を触る習慣をつけておくことが、生後3か月以降には大事です。

生後5か月~7カ月

お散歩にもどんどん出来るようになり、社会化も本格的になってくる時期です。生後半年を過ぎると、自我が発達してきます。いわゆる、反抗期を迎える子犬がほとんどです。急に攻撃的になって困る・・と飼い主さんの嘆きが聞こえてきそうな時期でもあります。

この時期には、問題行動が起きやすくなるので、常に飼い主さん主導の服従トレーニングやしつけ教室に頻回通うなど、一定期間だけでも、しつけを強化しこれから人間社会の中でスムーズに暮らしていけるように訓練を積むことも重要です。

生後8か月~お誕生日

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しつけの総復習と、情緒面の安定を目指してください。トイレトレーニングが進まない人には、慌てず気長にその犬の性格面を見つめなおしてください。攻撃性や服従性が今一つ、飼い主さんの手に負えないと判断した場合には、トレーナーさんに相談をして、良い方法を探すという手もあります。

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

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