猫が昼間は、まったり過ごし夜に走り回るのはなぜ?

猫の生活パターンとしては、常に昼間は寝てばかりで夜から明け方になると行動を開始する!というパターンです。これにはどのような理由があるのでしょか??実際に、猫の生理的な部分を調べてみました。 2019年03月31日作成

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実は狩の時間?夜に走り回る猫

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猫にとって夜の12時前後というのは一番行動的な気分になれる時間帯なのです。人間や犬にとってはそろそろ体を休める時間かも・・というタイミングです。それでも猫にとっては元気が漲る時間でもあるわけです。外猫であればその時間は町を駆け回り、獲物を探すという習性が湧き上がるタイミングでもあるわけです。

家猫の場合には、飼い主さんと生活時間を共有しているので、すべての猫が夜行性か?ということでもありません。それでも比較的夜になると元気に走り回る姿を見る場合が多いのです。夜間と朝方の猫の元気さには不思議さを感じる程に、野性味も見え隠れするわけです。

すべての猫が夜行性とは限らない

一般的に野生の世界では、小動物たちが活発に動き出すのが真夜中から朝方の時間帯と言われています。つまり猫にとっては格好の狩の時間ということになります。その野生の名残から猫は夜行性であるとい定説が成立しているわけです。但し、最近の猫は飼い主さんが十分なキャットフードを与えてくれて安心して眠れる場所も作ってくれています。だからこそ、特に夜行性になる必要もそぎ落とされているわけです。

室内猫に夜行性の猫は少なくなっているのはそのような理由からです。自分で外に出ていけるような環境を飼い主さんが与えている場合には状況も違います。やはり、明け方には家を抜け出してまた朝になると戻っているような生活を繰り返します。ただ、現代では望まない妊娠や怪我の可能性を危惧してそのような出入りを禁止している飼い主さんが大半です。

猫は夜に強いのには理由がある

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野生の猫と夜に出会ったことはありますか?目が光っていることがわかります。これは、暗い夜の時間でもよく見えているという証拠なのです。薄暗い時間帯になってもその猫の目は十分に稼働しているのです。この目の機能の秘密は、タペタムという、輝く板が目の中に入っているからなのです。機能的な目を持つ猫にとっては特に薄暗くなる夕方や夜間に行動をすることには遜色ないのです。

特に家猫の場合で考えると、夜間に動き回るのは単に、運動不足が理由の場合もあります。寝てばかりいる昼間に比べて夜はよく動くという、概して単純な理由からそのように、捉えられているだけという説もあるほどです。夜に強いというのは本能や視力が伴ってのはなしです。運動不足だから、夜に駆け回るということとは、かけ離れた次元の話でもあるのです。

夜中に暴れるのは困った習性

家猫なのに、夜中に運動会を繰り広げるような場合には、少し考える必要もあります。夜はゆっくりと休むための時間でもあります。飼い主家族と一緒に暮らす上で、猫が明け方まで落ち着かないというのは、正直なところ困った習性でもあるわけです。そんな場合には、飼い主側もきちんと相手をしてあげる必要があります。まずは、猫が疲れるまで十分に相手をするということを、徹底してみませんか?

よく遊ぶ猫は生理的によく眠るはずです。このあたりの生理現象を飼い主さん側もきちんと理解をしたうえで、猫との暮らしを楽しんであげるべきです。それ以外の配慮としては、飼い主さんの時間が許す限り猫の相手を徹底的にするということも必要です。

避妊や去勢も穏やかに過ごすための術

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猫の本能的なことを考えると夜になると狩の本能が動き出すことも、よく理解できます。ただ、飼い猫として幸せな時間を飼い主さんと共有するためには、どうしても避妊や去勢を行い、猫自体を落ち着かせるという方法もあるわけです。夜になるとやあり穏やかな時間を猫とともに過ごしたいものです。それを実現させるためにも、まずは、飼い主さんのできる範囲での努力をしてみてください。夜に走り回る猫にならないようにすることも、飼い主さんとしての役割でもあります。

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UCHINOCO編集部

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