犬の鼻がいつも湿っている理由を知っていますか?それが元気印なのです

犬の鼻は基本的にいつもしっとりと湿った状態です。これを健康のバロメーターとしてとらえる飼い主さんが多いようです。もしも、乾いた状態の場合には、何が起きているのでしょうか?今回は犬の鼻が湿っている理由などをまとめてみました。 2019年03月23日作成

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犬の鼻が湿る理由は?

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犬の鼻は臭覚がより高まるようにという機能面から、本能的にいつも湿っているのです。犬と暮らすことが初心者の方は、鼻水が出ている?風邪をひいている?ということで慌てて動物病院に駆け込む場合もあるほどです。しっとりと湿った鼻には、それなりの理由があるのです。

犬の鼻が湿る理由は涙腺とつながっていることに大いに関係しています。実はは鼻先が湿っているのは、涙成分なのです。鼻腔内には、常に分泌物があるので、多淫が上がった時には熱を拡散する必要が生じます。鼻が湿る理由はそこにあるのです。鼻の粘膜がしっとりと潤うことで嗅覚が敏感に反応しやすくなるのです。

犬としては常に嗅覚を働かせて行動をしているわけです。嗅覚が働くということは非常に快適な状態を指すわけです。そういう意味で、体を起こして行動をしているときには、嗅覚が正常に働くように鼻が湿っているのです。

眠っているときは乾いている?

寝ているときには匂いをキャッチする必要がありません。そして放熱をすることもないので、当然、乾いているのです。犬が寝ているときにも関わらず、鼻が乾いてしまっていると大騒ぎをしてしまう場合もあります。これは生理現象なので大丈夫なのです。あらかじめ知っておいてください。

眠っているとき以外に鼻が乾くというのは、健康状態を感じ取るうえで問題になります。寝ているとき以外には、潤っていて、ややひんやりとした状態がベストなのです。

起きているときにも鼻が乾いている場合

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犬の鼻がしっとりと湿っている状態をまず知っておいてください。この状態をその子のベストと捉えた場合、鼻が乾いているとすぐに気づくものです。犬と生活をする上で、健康状態をチェックすることは日課です。まずは鼻が乾いていないかどうか?を見たときに「水分不足」でも、鼻は乾いてしまうことを知っておいてください。

室温が高めで水分が不足していると、熱中症の危険性があります。既に鼻が乾いた状態の場合には、すぐに適切に水分を摂取させましょう。また寝起きの場合にも、鼻が乾いていることがあります。これは生理的なものですのであまり深く考える必要はありません。但し、それ以外にも鼻が乾いてしまう病的なこともありますので、知識の一つとして持っておくと便利です。

鼻が乾いているときは体調不良?

犬の鼻が乾いていて、いつもよりも元気がないというときには心配です。体調不良を疑って、様子を見守ってください。食欲もなくお腹の調子も悪いという時には風邪をひいている可能性もあります。そして、自己免疫性の病気にかかっている場合も考えられますので、獣医さんに相談をしてください。自己判断をせずに、きちんと動物病院での診察を仰いでください。

アレルギーが原因で鼻が乾く時もあります。特に自己免疫性の皮膚炎の場合には鼻は乾いてしまうという症状が出ます。何らかの外部刺激によって過敏は反応を見せてしまうわけです。そして、皮膚の病気として角化症という病気になってしまうと、鼻が乾燥しきってしまいます。いずれの場合でも治療が必要ですので、早急に対処してあげましょう。

鼻が湿っている状態を常に確認する意味

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犬の体の中では鼻先が湿っているかどうか?ということが何よりも健康状態の指標になります。体温や皮膚の状態などはよく観察をしないとわからないものです。鼻が濡れている状態で、食欲がない場合には単に食欲不振と捉えることもできます。鼻が乾いていて同じようにご鼻を食べないとなると、何か内蔵疾患が起きているサインかも?と考えられるわけです。とにかく日々、犬の鼻が濡れているかどうか?チェックをするクセがつくと、飼い主さんとしても犬の状態をより正確に把握しやすくなるのです。

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UCHINOCO編集部

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