犬のお留守番、何を準備するべき?

そろそろお留守番をできるようになってくれればな…。とお悩みの方へ。
これを準備すれば、安心してお留守番を任せることができるでしょう。 2019年03月15日作成

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愛犬と暮らし始めてから、早3ヶ月。そろそろ一匹でのお留守番ができるようになってくれればな…。
何事も最初が肝心です。一匹に慣れさせて、楽しくお留守番ができるようになるには事前準備が必要になってきます。
これを読めばきっとあなたの愛犬もしっかりとお留守番を出来るようになるでしょう。

なぜお留守番が苦手なの?

そもそも犬の祖先オオカミと同じように、犬も群れで生活する生き物です。
群れから離れ、一匹になることは危険がおのずと高まります。本能的に一匹でいることに不安を感じるのでしょう。
また犬と人では、時間の体感速度が違います。
人間の約7時間が犬の体感では1日に感じるそうです。14時間外出していたら2日の間、1匹で待ち続けていたということになります。
これは孤独が苦手な犬にとっては、きついことでしょう。
犬の平均寿命は約15年と言われています。人間の寿命と比べても短いですから、体感する時間が異なることは納得です。

お留守番に備えての計画を立てる

冒頭でも最初が肝心とお伝えしましたが、これは特に重要なポイントなのです。
最初に失敗すると、これを解消するのに時間もかかりますし、なんといっても愛犬が心を病んでしまう可能性があるからです。
まずこの下準備から初めてください。

下準備 ⒈ 短時間の外出の繰り返し

これは一番重要です。一匹に慣れていないのに、いきなり長時間お留守番をさせると高い確率でパニックを起こします。
人間でも、幼い時に長い時間を突然一人ぼっちにさせられたら、不安が襲ってきて『お留守番=怖いこと』になってしまいます。
そのイメージがつくと、それを挽回するのに多くの時間がかかります。
ですので、最初は分単位で一匹の時間を作ります。次は1時間、2時間と徐々に時間を増やしていきます。
この行為がなぜ必要だと思いますか?
これは、一匹になっても必ず飼い主が戻ってくるから大丈夫!と犬に理解してもらう為です。
犬にとっては、飼い主が戻ってくるという保証はありませんし、もしかしたらもう会えないかもしれない…。という不安がパニックを起こさせます。
これは一番、時間と労力が掛かりますが一番大切な下準備です。

下準備 ⒉ お気に入りのおもちゃを見つける

犬にも好みがあります。このおもちゃは大好きで、これは僕だけの物だからね!とお気に入りになる、ぬいぐるみやおもちゃを見つけ出すのです。
何種類か用意して、投げて持って来させるなどその特定のおもちゃに愛着を持たせてください。
これにも時間がかかりますが、1度気に入ればボロボロになるまで遊び、それが一匹の寂しさをまぎわらせてくれるでしょう。

下準備 ⒊ 甘やかしすぎの注意

愛犬が可愛くて仕方がない気持ちはとても分かります。
しかし、それが過剰になると不安分離症という病気を発病し、飼い主への依存が大きくなり過ぎて少しでも離れると、不安でパニックを起こしてしまいます。
ですから、常にべったり甘やかしすぎるのは愛犬のためにはならないのです。
これは愛犬のためだと思い、適度な距離感を保つように心がけることが大切です。愛犬にも自立心が芽生え、多少のお留守番では動じなくなることでしょう。

最終準備に取りかかりましょう!

さて下準備が一通り終わったら最終準備に取り掛かってください。
次は環境を整えましょう!環境とは空間や飲食物、温度など全てのことを指します。

準備⒈ ペットゲージは持っていますか?

お留守番もさせて、さらに狭いところに閉じ込めるなんて可哀相と思われがちですが、犬も猫と同様に狭いスペースは落ち着きます。
日頃から、食事中はゲージに入れるなど慣れさせておくと、犬はいつもの場所と落ち着き下手に動き回って、パニックを起こす確率も減るでしょう。

準備⒉ 水、食べ物の準備

飲み水は必ず用意し、日頃から清潔を保つように心掛けてください。犬は直接水に触れる部分が多いので、雑菌などが増えやすいです。
食べ物は食べさせてからお留守番がベストですが、長時間のお留守番ならドライフードを少し置いておくなど、犬に合わせて管理しましょう。

準備⒊ 温度管理

温度は犬が心地よいと感じる20度〜26度がストレスなくお留守番が出来ることでしょう。犬種によって最適な温度も変わっていきますので。愛犬は何度がベストか事前に調べておくと良いでしょう。

時間はかかりますが、急がば回れです。
愛犬に健やかな気持ちでお留守番を任せられるように、準備をバッチリしてお留守番という難関に挑んでみましょう。

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

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