愛犬が自分の尻尾を噛む…実はストレスサインかも!

犬が自分の尻尾を噛んでいるのは、遊びの一環だと思いがちです。
でも、その行動は実はストレスサインであることも…!
尻尾を噛むことがエスカレートして、ケガや病気につなげないためにも、犬が尻尾を噛む理由を知っておきましょう。 2019年02月21日作成

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犬は時折自分の尻尾を追いかけまわしたり、自分の尻尾を噛むことがあります。
子犬のうちは遊びの延長で尻尾を噛んでいることが多いですが、成犬の場合はストレスなどが原因になっていることもあるんですよ。
愛犬が尻尾を噛む理由を知り、飼い主である自分ができることは何か、一緒に考えましょう。

なぜ自分の尻尾を噛むの?

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そもそもなぜ自分の尻尾を噛んでしまうのでしょうか?
考えられる理由はいくつかあるので、それぞれ解説していきますね。

遊びの延長

主に子犬によくあるのが、遊びの延長で自分の尻尾を噛むことです。
子犬の時期は、まだ尻尾が自分の体の一部であることを認識していないこともあり、おもちゃの代わりにして遊ぶことがあります。

一見ほほえましい光景ですが、遊びからエスカレートして、ケガを負ってしまうこともあります。

ストレス

ストレス発散の方法として、自分の尻尾を噛んでしまうことがあります。
トレーニング中の子犬や、成犬によく見られる原因です。

お留守番やしつけなどでストレスを感じるものの、自分じゃどうにもできないという葛藤から、自分の尻尾を噛むという行為をしてしまいます。

ストレスから尻尾を噛むことはよくあることですが、エスカレートすると「常同障害」というものになってしまいます。
これは、人間でいう強迫性障害に似たもので、日常に支障が出ながらも尻尾が気になってしまうという状態のことを言います。

その他考えられる原因

犬が尻尾を噛む理由として代表的なのが、遊びの延長やストレスによるものですが、この他にも考えられる原因があります。

●不快感
ノミやダニがいる場合や、皮膚トラブルを抱えているときに、かゆみで尻尾を噛んでしまう。

●飼い主の気を引くため
尻尾を追いかけて噛む光景を見て、「可愛いね~」と反応したり、「ダメだよ」と止めたりすると思います。
その反応を見て、「尻尾を噛むとかまってもらえる!」と犬は学習してしまうことがあります。

尻尾を噛む癖を放置するとどうなるの?

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もしも尻尾を噛む癖を放置してしまうと、尻尾の毛をむしったり、皮膚を傷つけたりしてしまいます。
習慣化してしまうと皮膚トラブルになってしまい、酷いときには尻尾が壊死してしまうことも…。

尻尾を噛む癖がエスカレートして、ケガや病気につながってしまったら、早めに獣医に診てもらうようにしましょう。

犬が尻尾を噛むのをやめさせるためにできること

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犬が自分の尻尾を噛んでしまうことは、やはりやめさせておきたいものです。
皮膚トラブルなどでない場合は、基本的に「遊びの一環」「暇つぶし」「かまってほしい」といったことが原因です。

一緒に遊ぶ・散歩の時間を増やすなど、愛犬とコミュニケーションをとることで、尻尾を噛む癖が緩和されていきます。

なので、尻尾を噛む癖をやめさせるために、無理に止めたり叱ったりするのは避けましょう。
「尻尾を噛むとかまってもらえる!」と勘違いしたり、さらにエスカレートしてしまったりする原因となります。

また、しっかりとコミュニケーションをとる他にも、ノミやダニが付いて皮膚トラブルにならないように薬を使っておくのも良いですね。
ブラッシングの時間でも、尻尾に何か異常は無いか見るようにもしましょう。

犬が尻尾を噛むのは、遊びの延長やストレス、皮膚トラブルなど様々な理由があります。
放置してしまうと怪我をしてしまったり、重大な皮膚トラブルになってしまったりすることがあります。

尻尾を噛む癖がついてしまったら、何かストレスになってないか見直して、できるだけ愛犬と過ごす時間を増やすようにすることが大切です。
「それでも愛犬が尻尾を噛むのをやめない…」という場合は、1人で抱え込まずに、獣医と相談しましょう。

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

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