猫がかかりやすい尿路結石! その予防と治療とは?

猫は水を飲む量が少ないため、尿路結石になりやすい体質。予防法のほか、もし、かかってしまったときはどんな治療を行うのでしょうか。
2019年02月01日作成

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尿路結石の予防のためにはエサに注意を

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健康な猫の膀胱は酸性です。しかし、アルカリ性にかわり、アルカリ尿が出るようになると、結晶や結石ができやすい状態になります。

猫の健康のためには、まず、毎日口にするエサが大切です。
膀胱内がアルカリ性になる大きな原因は食事にあります。尿路結石を予防するエサに切り替えるようにします。

尿石の材料となるのは、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル分。かつおぶしやにぼしは猫の大好物ですが、じつはこれらはミネラル分を多く含む食品です。

特にマグネシウムの多いフードには注意をして、できるだけ一回のエサの中のマグネシウムの量は1%以下に抑えるようにします。

猫といえば魚ですが、魚もマグネシウムが多いので、なるべく与えないようにすることが大切です。

水をたくさん飲ませる工夫をしよう

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食事とともに大切なのは水です。
猫の祖先はもともと、砂漠のような乾燥地帯で暮らしていました。その遺伝子を受け継いでいるためか、あまり水を飲まず、濃い尿を出すという特徴を持っています。

じつは、おしっこが濃いと尿石症や膀胱炎、慢性腎不全などの泌尿器の病気になりやすいという特徴があります。なるべく多く水を飲ませておしっこを薄くすることで、泌尿器の病気になりにくくすることができます。

病気予防のためもたくさん水を飲ませるように、いろいろと工夫してみましょう。

ただし、カルシウムやマグネシウムの濃度が高い硬水のミネラルウォーターは尿路結石を作る原因になってしまうので逆効果になるので注意を。

1日に必要な水分量の目安は

3kg…190ml
4kg…240ml
5kg…280ml
6kg…320ml

猫の体重を測り、必要な水分を用意しておきます。エサにも水分は含まれているので、全部を飲まなくても問題はありませんが、大きな増減があれば病気を疑うこともできます。

水皿はなるべくたくさん用意する

猫の動線に水皿を置いておきます。できるだけ多く、置いておけば猫も飲みたいときにすぐに口をつけるようになります。あちこちに水を用意しておきましょう。

ドライフードにウェットフードを混ぜる

できるだけ水分を取らせるためには、ウェットフードを混ぜてあげるのもおすすめです。

茹で汁やまたたび水を与える

ササミの茹で汁や、またたび水を与えるのも手です。猫にはまたたびが効果的です。水にまたたびを少量水に溶かしてあげると、楽しみながら水を飲むことができます。これは夏バテしているときにも使える方法です。

水道水を飲まない猫は、沸騰させて塩素のにおいを消したり、ぬるま湯を与えると飲んでくれることがあります。

ストレスのない環境を作ること

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ストレスは万病の元と言いますが、ストレスも尿路結石の病気と深く関わっています。

トイレ掃除はひんぱんに

猫はきれい好きな動物です。そのため、トイレが汚れていると排泄を我慢してしまいます。それが原因で膀胱炎などにかかりやすくなるので、トイレを清潔に保つことが大切です。

常に快適に使えるよう、トイレ掃除はこまめに行うことが大切です。最低でも朝晩の1日2回はしっかりとトイレ掃除を行うようにしましょう。また、多頭飼いしている場合は、トイレの数も多く用意するようにし、月1回はトイレの容器を丸洗いを。

快適な室温を保つこと

気温差が激しいと、病気の発症率が高まります。トイレが寒い場所にあるとトイレに行く回数が減るため、結石ができやすいといわれているので、トイレの場所を快適な温度に保つことも大切です。

尿路結石、どんな治療をするの?

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治療では、まず腹部単純Ⅹ線検査で結石の存在を確認してから、尿道からカテーテルを入れて、尿道に詰まっている結晶や結石を取り出していきます。同時にたまっているおしっこも外に出します。

ただし、尿石が大きい場合は、手術で取ることもあります。

しかし、通常膀胱の中にはたくさんの小さな結晶や結石が残っているので、放置しておくとすぐに再発してしまいますので、再発しないようにさまざまな工夫が必要になります。


猫の健康のためにも、尿路結石を予防するエサに切り替え、新鮮な水をたっぷり飲めるようにすることが大事です。汚れたトイレを嫌う猫のためにも、トイレは必ず毎日掃除してあげるようにしましょう。

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