迷い犬を見つけた時、まず必要な対処法を知っておこう!

近所で迷い犬を見つけたことはありませんか?屋外で犬を飼育している場合、首輪が抜けてしまったり、散歩中に逃走してしまう犬もいます。迷い犬を見つけたら、こんな対処をしてあげましょう。 2019年01月22日作成

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迷い犬を見つけた時には、まず何をしたらいいのでしょうか

庭先で自由にしていたり、リードが外れてしまった時など、大きな音やちょっとしたことで驚いて逃げてしまう犬もいます。また、散歩中にはずみで飼い主が放してしまうこともあります。

犬を見かけたら、まずは周囲にそれらしいお宅がないか?探している人はいないか確認しましょう。

次に、迷子札や首輪をチェックしましょう

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近くにそれらしいお宅や飼い主さんがいない場合には、迷子札があるかチェックします。大概は携帯番号などを入れているので、あればかけてあげましょう。それですぐに連絡がつけば飼い主さんも安心です。

迷子札ではなく、首輪に直接番号や名前を入れている人もいます。迷子札より外れにくく邪魔にならないので、最近は増えていますね。それらしい番号があれば、やはりかけてあげましょう。

迷子札は、見てすぐに分かるタイプもあれば、カプセル状になっていて中に入っているものもあります。筒状のものやカプセルがあれば開けてみましょう。

連絡先が分からない場合は、どうしたらいいのでしょうか

鑑札や鑑札番号を打ったIDプレートを首輪にしている飼い主さんもいます。首輪やリード、プレートなど、何処かに電話番号とも違う数字の羅列があったら、その可能性があります。鑑札などが無い場合には、狂犬病予防接種済みのプレートを下げている場合もあります。

いずれにしてもそれらがあれば、保健所で飼い主の特定をすることが可能になります。最寄の保健所に問い合せて事情を話し、飼い主に連絡を取ってもらいましょう。

そのまま保健所に一旦預けるのも良いですが、保健所は一定期間経過すると殺処分対象になってしまうというのが現状です。何らかの手違いが起こった時のことを考えて、連絡だけ委託し、自宅で預かることも可能です。

マイクロチップを挿入している可能性もあります

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迷子になった時に飼い主が特定出来るよう、マイクロチップを挿入している犬も増えています。目に見える迷子札などの連絡先が無い場合でも、マイクロチップが埋め込まれていることもあります。

ここで注意したいのは、マイクロチップは何処でもスキャン出来るわけではないということです。読み取れるリーダーを置いている所も少なく、動物病院か保健所になりますが、必ずスキャン出来るわけではありません。

それを念頭に置いて見てもらいましょう。スキャン出来て飼い主さんに行き当たれば安心です。

連絡する手段がない場合、保健所と警察署に届けましょう

保健所は、地域によっても違いますが、3日〜1週間程の期間が過ぎたら殺処分の対象になります。つまり、この期間に飼い主が見つからなければ処分されてしまいます。

しかし、預けるかどうかは見つけた人の判断になります。出来れば預かってあげるのが望ましいですが、その場合も必ず保健所には一報を入れましょう。同時に警察にも届けを出します。

これは、飼い主が探す時に警察や保健所に届けられていないかを確認することが多いからです。届けて自分の連絡先さえ伝えておけば、快く預かるのを承知してくれる交番や保健所は多いものです。

この方法で実際に翌日には無事飼い主さんが預かっているお宅に引き取りに来た例もあります。

自宅で一時的に預かる場合に注意したいこと

被毛などが汚れている場合は、嫌がらないようであればシャンプーしたり、軽く汚れを落として清潔にしてあげます。また、飼育を禁止されていない物件であるなど、ペットを置ける環境であることが必須になります。

リビングや玄関など、室内の可能な場所にスペースを作ってクッションやタオル、毛布などを置いてあげると安心する場合が多いです。

飼い主がいないことで、ほとんどの犬は不安になってしまいます。出来る限り室内で、冬は温かくしてあげるといいですよ。話し掛けてあげるのも安心するようです。

食事も、数時間程度で飼い主さんが来るような場合は、食事療法しているコもいるので鶏肉などをボイルしたものが無難です。

飼い主が特定出来ず、長引きそうな場合には動物病院へ

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飼い主が特定出来ない場合には、数日預かることになる場合もあります。預かるのが可能であればまずは病院へ連れていくのも大切なんです。

年齢を特定してもらったり、何らかの疾患がないかをチェックしてもらうことで、与える餌も選びやすいからです。また、飼い主探しのポスター作りやネットでの情報掲載にも役立ちます。

預かっている間も適度にお散歩させたり、お手入れも大切です。自宅にも飼い犬がいるなら、相性も大切です。同じ空間でも問題無ければ理想的ですが、合わない時はスペースを分けるといいですね。どちらかがストレスにならないような配慮も大切ですよ。

飼うこともできず、どうしても見つからない時には里親募集

どれぐらいの期間で決めるかは見つけて預かった人の判断になりますが、警察や保健所にも届け、ポスターなども貼って数週間から1ヶ月以上経過しても飼い主が現れない場合には、放棄された可能性もあります。

もしもそのまま飼育を希望する場合には、警察や保健所にその旨を話し、飼うことも可能です。もちろん、登録もきちんとしましょう。

また、飼うことまでは難しい場合にも、里親制度を利用して新しい飼い主を探してあげるのも一つの方法です。もう、見つからないのではないか?と判断出来たら、出来るだけ早く次の家族を見つけてあげましょう。

実際に迷い犬を保護しても飼い主が現れず、届けて飼っている方は少なくありません。

迷い犬を見つけたら、まず飼い主に知らせる努力が必要です

ここまで一通り書いてきましたが、犬を見つけた直後からすぐに自宅に連れ去ってしまい飼い始める人もいます。

しかし、可愛くて気に入ってしまった場合でも、警察に届けるなり適切な段階を踏んで明らかに飼い主が現れない場合でないと、逆に「遺失物横領罪」という犯罪行為になってしまうこともあります。

その為、預かる場合には飼い主に知らせる目的以外でも、必ず警察や保健所に届けることが重要になるのです。

万が一連れているところを元の飼い主に見つかり、マイクロチップなどで証明されてしまえば、法的に負けてしまうことになります。また、犬も飼い主の所に戻るのが幸せですよね。

迷子は犬にとっても悲しいことです。また、飼い主の心配も相当なものです。

見つけたら、安易に保健所に連れていくというよりも、可能な限り飼い主の元へ戻す手伝いをして貰えたらと思います。

著者情報

UCHINOCO編集部

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