ハムスターの寿命は短い!だからこそ気をつけたい「病気」について

近年人気のハムスターは犬猫などに比べると寿命が極端に短い小動物です。そこをよく理解して、日々の健康を心がけてあげるのは飼い主としての役割です。今回はハムスターがかかりやすい病気などをまとめてみました。 2019年01月20日作成

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ハムスターに病気を隠す?

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ハムスターのような性質の小動物は、体が小さい分、自然界では捕食の対象になりやすい傾向があります。だからこそ、自分の病気を隠して元気に振る舞おうとするのです。

隠れた行動をしながら、自分の病気を隠すようなことは日常茶飯事に行う傾向もあるのです。そこを毎日の暮らしの中で見極めて体調不良を見つけてあげるのが、飼い主として大事なポイントなのです。

ハムスターを診察してくれる動物病院をチェックしておく

犬猫に比べて獣医療を受けづらい場合があります。あらかじめ自宅から近い場所にある動物病院をチェックして、診察の可否を知っておくことが肝心です。ハムスターの健康管理や病気のチェックなどに獣医さんの協力は不可欠です。いきなり飛び込んでも、はハムスターの診察はできない、と言われる場合もあります。事前に、数件の動物病院に問い合わせをするなど、用意周到に準備をしておいてあげましょう。

元気なハムスターの状態を知っておく

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ハムスターは元気な場合には、常に耳が立っています。耳が急に寝てしまう、折れてしまうという場合には、何らかの体調不良に陥っていると判断しても良いでしょう。そのときに匂いはどうか?出血などはしていないか?を外側からでもチェックしておいてください。耳の中が極端に赤い場合や、耳から何か粘液が出ているような場合には、動物病院で診察をしてもらいましょう。

そのほかにも、目、鼻、口、排せつ物などのチェックは常に怠らないようにしておくことである程度の病気は早期発見ができる場合がほとんどです。そして毛並みはどうか?手足に違和感はないか?歩き方はどうか?これらを総合的に判断することは初心者さんには難しいかもしれません。もしも、迷ったときには動物病院に電話をして相談をするなど、自分だけで判断せずに動物病院を頼りにできるような環境を整えておくのもハムスターの健康維持には欠かせないことです。

ハムスターはストレスに弱い生き物

ハムスターはちょっとした環境の変化に弱いタイプの生き物です。だからこそ、生活の場所を頻繁に移動させるようなことは避けてあげましょう。そして、多頭飼いする場合には、互いに攻撃しあうようなことだけは避けるように飼い主が細心の注意を払いましょう。共食いという最悪のパターンも少なくはありません。これは飼い主の注意で未然に防げることです。寿命が3年程度の短い生き物です。日々の暮らしの中で事故や病気をできるだけ未然に防いであげることが大切なのです。

結膜炎と寄生虫感染には注意を

ハムスターが結膜炎にかかると、目がしょぼしょぼしてすぐに気づきます。目が開かない場合もあるほどで、毎日お世話をするときにチェックをしておけば異変には気づいてあげられます。この結膜炎の原因は、細菌やウイルス感染です。細かなごみやほこりが目に入ってしまい、自分で目をこすることでひどくなってしまうのです。また毛づくろいをしているときに目の周囲を傷つけてしまうということも、十分にあり得るわけです。

結膜炎の対策について

動物病院で点眼薬を処方してもらいます。そして抗生剤を投与しながら目薬を数日点眼して様子を見ることが家でできる管理方法です。掃除を定期的に埃の多く出る床材を避けることが大切です。

ハムスターの寄生虫感染について

消化器内に寄生虫が感染することがあります。ペットショップなどで既に感染を起こしている可能性もあります。お迎えして間もなく、軟便や下痢が続くような場合は注意しましょう。下痢の回数が増えることで元気がなくなり体重も減少してしまうなど、重症化することがあります。

原因と対処について

小型条虫、縮小条虫症、蟯虫、トリコモナス、ジアルジア、クリプトスポリジウムが原因となります。便の検査を受けて原因となるものの駆除を行うことが大事です。消化器内の寄生虫に効果の高い薬を投薬してもらい、脱水症状が強い場合には点滴治療を受けるなど、臨機応変に対応すること重要です。

多頭飼いしている場合は他の個体に感染するリスクが高いですので、特に注意が必要です。

ハムスターの健康管理は動物病院と二人三脚で

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なかなか素人判断でハムスターの病気を確定することは困難です。だからこそ定期検診を受けるなどして、随時対処していけるように飼い主としても怠らないことが重要です。

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

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