犬が植物を食べても良いの?食べると中毒の恐れも!

葉植物は時に私ども人間を癒してくれる時があります。また「花言葉」などもあって、植物とは身近に溢れています。ところが犬にとって植物は危険な存在なのですよ。 2019年12月07日作成

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犬にとって植物は危険な存在の場合も!

犬にとって危険な植物があることをご存知ですか。人間にとってはきれいで気持ちを和ませてくれる観葉植物。しかし犬にとっては毒性があって、植物は危険なものなのです。犬が間違って食べてしまうと中毒を起こすこともありますから、気を付けましょう。あなたの家に庭がある場合には、植物に近づかないように注意することが必要です。可能であれば、植えないようにするなど気を付けても良いでしょう。

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犬は肉食に近い雑食ですが食べると危険な植物も

あなたの愛犬の歯を見ていただくとよくわかりますが。犬には臼歯がありません。つまり草類をすりつぶして食べる必要がないからです。犬の歯が全てとがっているのは、肉類を引きちぎって食べるための機能に特化しているからです。
しかし、散歩の途中などで植物を口に入れるところを見たことがあると思います。これは、遊んでいる程度のことで、食べることはあまりありませんが注意が必要です。

犬にとって危険な植物は身近にたくさんあります。ユリ、チューリップ、アサガオ、つつじ、アジサイ、アロエ、アマリリス、アザレア、イヌサフラン、イングリッシュアイビー、シクラメン、水仙、スズラン、パンジー、ヒヤシンス、ヒガンバナ…。聞いたことのある花ばかりですね。犬にとって危険な植物は、ほかにもまだまだあります。すべてを覚える必要はありませんが、飼い主として、犬に植物は危険であるということはしっかりと覚えておいてください。犬が植物を食べると中毒症状を起こします。植物を食べないようにしつけ、家の中で犬と暮らしている場合には、植物の置き場に気を付けるようにしましょう。

犬にとって危険な植物を食べた場合、どのような中毒症状が現れるかと言うと、おう吐、痙攣、下痢、呼吸困難などです。もちろん摂取量によって重症度は違います。全ての植物は解説できませんが、主なものを以下にご紹介します。

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ユリ

ユリは公園などでも見かける植物です。ユリは全てが有毒であると言われています。観賞用として家に飾っているご家庭もあると思います。ユリの花を活けた花瓶の水も、犬にとっては危険ですから気を付けてください。ユリの中でも球根は毒性が高い部分です。少量でも腎臓に悪影響を与えます。

チューリップ

チューリップはツリピンという心臓毒を含んでいます。大量に摂取すると死に至る場合もあります。球根は毒性が高いので要注意です。

アサガオ

アサガオの種子に有毒であり、摂取するとおう吐、下痢、血圧低下などの症状が現れます。アサガオは下剤にも使用されています。夏に庭先でよく見かけるので、散歩の際には気を付けましょう。

つつじ

葉と蜜にグラヤノトキシンと言う毒素を含んでいます。摂取するとおう吐、下痢、視覚障害などの症状が現れます。公園などで自生していますので注意しましょう。

アジサイ

アジサイを接種すると、過呼吸、ふらつき、まひや痙攣と言った症状が現れます。つつじやアサガオと同様に広く見かけます。

アロエ

アロエは人間にとっては傷口に塗ったり、料理などでも使われることが多い植物です。しかし、犬にとっては白い乳液状の部分に毒素があると言われており、下痢や貧血などの症状が現れます。

このようにあなたの身近な植物が、犬にとって危険であることがお分かりいただけたと思います。それでは、もしあなたの愛犬が植物を食べてしまった時にはどうしたらよいでしょうか。少量であれば、しばらく様子をみてください。また、犬は普段から胃の調子が悪い時などに吐くことがあります。食べてしまった植物を吐き出すかもしれません。しかし、フラついたり、痙攣、皮膚炎などの症状が出た場合には、危険な状態です。すぐに動物病院へ連れて行き、獣医師の診断に従ってください。

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犬にとって危険な植物を食べないよう気をつけましょう

私たちの日常には植物に囲まれています。しかし、観賞用の植物でも、犬にとっては危険な花があることがお分かりいただけたと思います。また犬に危険な植物は種類も多く、全てを覚えていることは非常に困難です。犬を植物な危険から守るためには、植物を食べないように飼い主であるあなたが気をつけなければなりません。

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著者情報

UCHINOCO編集部

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