犬との信頼関係を築くリラックスポジションとは?

犬のリラックスポジションをご存知でしょうか?コロンと寝ころびお腹を見せる、あのポーズです。それを飼い主が足を伸ばした上でおこない、体を触らせることを嫌がらないようにトレーニングすることです。リラックスポジションの、しつけにおけるメリットやトレーニングの方法をご紹介していきます。 2018年10月22日作成

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愛犬が言うことをきかない・・そんな悩みをお持ちの飼主さんも多いのではないでしょうか?リラックスポジションを飼い主が主導でできるようにしておくと、しつけの上で大きな効果を発揮します。大きな声で叱ったり、叩くなど、「怖いから言いうことを聞く」しつけではなく、信頼関係に基づいたスムーズなしつけが可能になるのです。

しつけとリラックスポジションの関係とは?

リラックスポジションは、犬の急所であるお腹や首などの弱点をさらすポーズであり、飼い主との信頼関係がなければ成立しません。降参の姿勢としてよく知られていますが、しつけにおけるリラックスポジションは、「降参」させる意味合いではありません。リラックスの名前の通り、犬が飼い主に急所を見せても安心(リラックス)していられる「信頼関係を築く」のが目的です。

手、口、耳、足、尾などを触ると嫌がったり、噛もうとする犬も多くいますが、そんな犬もリラックスポジションで信頼関係を築くことで、徐々に嫌な部分を触らせるように変化していくのです。
もちろん、一朝一夕にできるわけではありません。飼い主さんが忍耐強くトレーニングすることが大切です。

リラックスポジションはしつけ以外のメリットも多い

リラックスポジションがスムーズにできるようになると、体のさまざまな部分を触ることによって、怪我や病気などの早期発見につながります。肌に湿疹ができていた、虫刺されがあったなど些細な変化に気付くことができ、散歩の後に足裏のチェックができれば、足の怪我や爪が割れていたなどの発見にも役立ちます。

リラックスポジションで触られることに抵抗が無くなれば、犬が嫌がる「歯磨き」や「耳掃除」「爪切り」などに手こずらなくなるのも夢ではありません!飼主も愛犬もストレスがなくなりますね。
また、トリミングや病院で診察を受けるときなど、ほかの人に触られてもストレスを感じにくくなり、愛犬にとってもメリットが大きいのです。

リラックスポジションのトレーニング方法

リラックスポジションのトレーニングを開始するのは子犬の時期が理想ですが、時間をかければ成犬になってからでも慣らすことができます。
はじめは嫌がり、暴れて逃げようとするのが普通ですし、噛まれるケースもあります。ひどく嫌がって穴があくほど強く噛む場合は、リラックスポジションはさせずに、まず体を触るところから慣らしていきましょう。 

リラックスポジションを実際にやってみよう!

まず飼い主が床に座り、足を真っすぐに伸ばした姿勢をとります。(両脚は閉じる)足の上に犬を仰向けに寝かせます。おとなしく仰向けになるようなら、犬の前足の肘部分を手で覆い、動かないようにします。

普通はバタバタ暴れて逃げようとしますが、肩の部分をしっかり押さえると逃げにくくなります。重要なポイントは、暴れても逃がさないことです。逃げた場合はすぐにリラックスポジションに戻して、飼主が手を離すまでジッとするように覚えさせます。しっかり逃がさないように仰向けにしていくと、次第にあきらめて力を抜くので、そのタイミングでおやつを与えます。リラックスポジションをするといい事があると覚えさせましょう。

噛もうとしたり、唸る場合は無視します。ひどくおびえたりパニックを起こす場合もあるので、様子を見ながら慎重におこないます。決して怒ったりせずに、優しく声を掛けながらおこなってください。はじめのうちは、数秒から挑戦して徐々に時間を延ばしていきます。最終的にはリラックスして足の上で眠る犬もいるようです。

大切なのは、「暴れれば逃げられる」と学習させないこと、飼い主が終わりを決めることです。トレーニングのタイミングは、犬が外で十分遊んで、少し疲れている位がいいかも知れません。元気がいっぱいの時には動きが激しくなるので、難しくなります。

仰向けには注意が必要な場合も

犬種によっては、仰向けに寝かせる時間に注意が必要です。シーズーやパグなどの短頭種は気道が短く、長時間の仰向けは呼吸困難になります。ミニチュアダックスフンドなどの胴長種は腰に負担がかかり、椎間板ヘルニアのリスクを高める恐れがあるため、座布団やタオルを敷くなどの工夫をすると共に、長時間は避けてください。

あきらめずにゆっくりと、継続が大切

リラックスポジションに慣れて信頼関係を築くには、継続が大切です。あきらめずに1日1回、数秒から挑戦してみてはいかがでしょうか?
夜、比較的リラックスしている時間におこなうなど、トレーニングの時間を決めておくのもいいでしょう。愛犬を撫でながら話しかけたり、信頼関係を築く良いコミュニケーションの時間になるでしょう。

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