まるでトラやヒョウ!独特の模様が美しいベンガルとは

ベンガルは、ヤマネコのDNAを持つ猫です。その独特のスポット模様は人気の大きな理由!本記事では、ベンガルの特徴や性格など様々な情報をご紹介します。

2018年10月06日作成

  • 猫のカテゴリ - 猫の種類猫のカテゴリ - 猫の種類
  • VIEW:271

1. ベンガルの基本情報

出典元:https://www.shutterstock.com/

ベンガルは、ヤマネコのDNAを引く猫です。原産国はアメリカ。がっしりとしなやかな筋肉を持ち、しなやかな身のこなしを見せます。メスでは、3kg~5kg前後、オスでは5kg~8kg程度まで成長します。やや大きめの猫種であると言えるでしょう。

2. ベンガルの特徴や性格について

出典元:https://www.shutterstock.com/

特有の模様を持っています。トラやヒョウなど大型の猫科によく似た被毛は大変美しく、手触りはスベスベと柔らかです。この被毛はロゼッタと呼ばれ、愛好家の人気を集めるゆえんのひとつとなっています。やや釣り気味の目は、周囲に黒いふちどりで飾られるのが特徴的です。

ベンガルはヤマネコとイエネコをかけあわせた種類ですが、ややヤマネコの影響は大きく出ています。イエネコと比較して、背骨の数が一節分多いところなど顕著だと言えるでしょう。ベンガルが伸びをしたときによく観察すると、胴体の長さに驚かされます。

ベンガルの性格は、温厚で甘え上手。とても活発で、じゃれたり駆け回ったりすることが大好きです。特に、0歳~1歳くらいまではわんぱくに動き回ります。高いところも好むので、ベンガルを飼うときはキャットタワーやキャットウォークの準備が欠かせません。走り回ったときにケガをしないよう、広いスペースも必要です。高い場所から飛び降りることも頻繁なので、賃貸住宅の場合はクッションシートなどを敷くことをおすすめします。成猫になっても運動欲求は大きいので、たくさん体を動かせるようおもちゃを用意してください。猫にはめったにない特性ですが、ベンガルは水遊びにも応じます。

ベンガルは寂しがりやで、やや依頼心の強い性格です。特に子猫のうちには飼い主と一緒に過ごしたがる傾向が強く出ます。外出がどうしても多くなってしまう場合は多頭飼いで寂しさを紛らわすことも検討してみてください。

また、ベンガルはとても賢く観察力も高い猫です。ドアや窓など、開けられたくない場所があるときは施錠を徹底することも必要となります。

3. ベンガルの歴史について

出典元:https://www.shutterstock.com/

アメリカ人ブリーダーである、ジーン・サグデン・ミルズがベンガルの育成をはじめました。アジアンレパードキャットと呼ばれるヤマネコと黒いイエネコを交配したのがはじまりだと言われています。研究や実験の過程で、一端ベンガルの育成を中止しなければならない事情が生じるなど紆余曲折を経ましたが、1983年にTICAに登録申請。暫定的な登録が認められます。

その後の1985年、キャットショーに出品されたベンガルは大好評を得、多くのブリーダーが繁殖を行うに至りました。これによって種としての安定性も確立し、新しい猫種であるとして認定されたのです。近年では愛好家も多く、世界的な広がりを見せています。

4. ベンガル・気を付けるべき病気について

ベンガルは、まだ確立してからの年数が少ない猫種です。そのため、遺伝性疾患などについてはまだまだ不透明な部分が多いのが現状でした。しかし、近年、染色体異常による疾患が見つかっています。赤血球が早期に壊れることで起こる溶血性貧血や、失明を招く眼病などに罹患リスクが報告されました。まだ研究途中ではあり、わからないところも大きいものですが、いつもと少しでも違う様子を見せたらかかりつけの動物病院で診察を受けてください。

また、運動不足に陥ると精神疾患を起こす可能性があります。肥満症も招くおそれがあるので、よく遊ばせて心身の健康を維持しましょう。

5.ベンガル・食べ物の注意点

特に、避妊・去勢手術を受けた猫は太りやすい傾向にあります。ホルモンバランスが変わることや、代謝が落ちることが原因です。食べすぎには注意して、脂質やカロリーが高すぎないフードを与えてください。

食べ過ぎてしまう傾向が強い場合は、回数を決めて代謝できる分量だけ食べられるようにすることが大切です。フードに記載されたただし書きに従って食事を摂れるようにしましょう。

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

オススメ

新着記事