冬場の猫は外で寒くはないの?

真冬に野良猫を見かけると切なくなりませんか?こんなに寒いのに猫は外でも大丈夫なのか?素朴な疑問を感じます。実際に愛猫家は冬場は猫を外に出ないようにという配慮をしているようです。寒さ対策は猫にも必要なのでしょうか? 2018年09月19日作成

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猫は自由に冬も外で過ごす?

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飼い猫であっても自由に外と家を出入りさせている場合。特に冬場には色々と気を付けておきたいことがあります。避妊や去勢をきちんと行うことは大前提です。そして冬になっても、外で過ごさせている人には盲点があるようです。実は冬に猫が外で過ごすことにはいろんなリスクがあるのです。

基本は屋内で過ごさせる方が安全

どうしても外に出たがるような猫の場合には、屋外に小さな小屋を建てる飼い主もいます。エアコンの室外機の間などに入ってしまうと危険が及ぶからです。あまりの寒さに耐えかねて、猫なりに暖を取ろうとします。外猫出ない限りは冬場、屋内で過ごせるように配慮することが最低限必要だと思われます。それでもどうしてもストレスなどが溜まってしまうというタイプの猫には、暖を取れる場所を設置する。これは飼い主側できる配慮の一つです。

猫は犬のように、飼い主が与えた場所でおとなしく寝床を作るという習性はありません。自分の好みの場所を探してそこを住処とするわけです。どうしても外猫を冬に管理する場合には、その猫の数だけ安心できる場所を作る必要があります。基本的に猫は寒がりです。外猫でも実際は寒い思いをするわけです。だからこそ、風をしのげる場所を探し、軒下などに入り込んでしまうのです。

外猫は冬をどう過ごす?

想像するよりも厳しい冬

猫は暑さには強く寒さには弱い。これが原則です。特に寒さの厳しい地域の場合には、冬をうまく過ごせない子猫はほぼ命を落としてしまうという悲しい結果になるのです。外猫だからといって、冬場に外で過ごさせることはかなり無謀なことです。

冬の外猫・危険な場所

車のボンネットの上や、エンジンルームに入り込んでしまう猫。冬場はアスファルトの上が冷たく厳しいので、少しでも温かな場所を探して行動します。よくあるのが、猫がエンジンルームに勝手に侵入している場合です。知らないうちに、エンジンをかけることでアッという間に、命を脅かす事故になります。外猫の冬は危険なことがあまりにも多いことに人間側が気づいてあげることが必要です。

飼い猫の場合・冬は屋内

猫は基本的に冬は屋内で過ごすことが基本です。それ以外は外に出すのは危険が伴います。実際に冬は人間が考えている以上に、猫の体にも堪えるのです。寒さに弱いということを最大限考慮して過ごさせてあげるのがベストな方法です。極端に言えば、家の中でも玄関先などで冷える場合には屋内でも冷えを招いてしまうのです。もしも、飼い主が留守中に勝手に外に出て行きそうな場合には要注意です。特に冬場はきちんと施錠をして室内でストレスなしで過ごせる方法を探してあげましょう。

冬の外は危険が一杯

冬場の道は凍っている場合もあります。外猫でも、さすがにアイスバーンの道には冷たさや寒さを強く感じるものです。飼い猫として飼育する場合には、外で過ごさせることをあまりに自由にしてしまうと、冬になると困ります。子猫時代からある程度は屋内で過ごさせるように気をつけましょう。猫を大事にして家族同様に接するうえで大事なこと。とにかく冬場は室内で過ごせるように配慮することです。

猫を寒さから守れるのは飼い主だけ

野良猫ほど、冬場に過酷な条件で命の危険にさらされている動物はいません。そう考えると寒さに弱い猫を、守れるのは飼い主だけです。猫は冷えから膀胱炎を起こす可能性があります。とにかく湯たんぽなどを使って屋内でも暖を取るように心がけましょう。そうすることで、猫の健康を守ることができるのです。

冬に猫を外に出さないという愛情もある

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寒さに弱く抵抗力も落ちてしまう冬は猫は家の中で過ごさせる。そのためにノミ予防などもきちんと行い、健康チェックも受けさせる。猫にも年間通じての、ベストな過ごし方があるわけです。特に冬は、外に出さないという徹底ぶりも、健康的な猫生活を支えるものです。工夫して過ごしてみてください。

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UCHINOCO編集部

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