猫にも秋には体調の変化も!季節の変わり目に気を付けたいこと!

秋になると、人間も体調に変化が現れることがあります。同様に、猫にも体調の変動が生じることがあります。今回は、秋の時期における猫の体調について考えてみましょう。動物にとって秋は体調の変化が出やすい季節です。このことを考慮して、日々のケアを大切にすることが必要です。 2018年09月12日作成

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秋になると猫はどう変わる?

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夏が終わると、猫も冬に向けて毛が抜けるようになります。この時期は毛玉ができやすいので、猫との触れ合いを楽しみながら、通常よりも丁寧なブラッシングを心がけましょう。秋には特に被毛の状態や皮膚の健康もチェックしたいですね。

秋が訪れると猫の体調に変化が現れることがあります。どんなに些細な変化でも、愛猫の様子はしっかり確認してあげましょう。寒さが厳しくなる前に、少し早めに寒さ対策も考慮する必要があるでしょう。

猫が秋に体調を崩しやすい原因と対処法

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どうして猫は秋になると体調を崩しやすいのでしょうか。代表的な体調の変化の内容とその原因・対処法について確認しておきましょう。

夏場の胃腸の負担と換毛期による下痢・嘔吐

夏の暑さによって胃腸が弱くなると、食欲不振を招くことがあります。秋になり食欲が戻ってきても、同じように胃腸も復活しているとは限りません。秋は夏毛から冬毛へと変わる時期でもあり、グルーミングによって飲み込んだ毛が増えることも、下痢や嘔吐を招きやすい原因として考えられます。

こまめにブラッシングをして、余分な被毛を飲み込まないようにしてあげましょう。また、食欲が戻ったからと安心せず、嘔吐や下痢の状態を見ながら消化性の高いフードを与えるのもおすすめです。嘔吐や下痢が見られる場合は、脱水症を起こさないようにいつでも綺麗な水を用意して、必要に応じて受診も検討しましょう。

寒暖差による体力の消耗

秋の初め頃は、真夏のように暑い日があったかと思えば涼しい日もあり、また昼夜の気温差も大きくなってきます。このような環境下では体力を消耗しやすく、免疫力も下がりやすくなります。

なんとなく元気がない、猫カゼをひく、持病が悪化するなど、免疫力の低下はさまざまな病気をもたらす要因になり、注意が必要です。起こってしまった不調から回復するにも、免疫力が必要になります。この時期の不調は、できるだけ早く受診して適切な治療を受けることが大事です。できるだけ体力や免疫力を低下させないように、室内の温度に気を付けてエアコン等で調節してあげましょう。

秋には食欲が増す?

「食欲の秋」という言葉は、猫にも当てはまるようです。寒い冬が来ても暖かさを保てるよう、なるべく多くのエネルギーを蓄えようとします。そのため、食欲が増したように感じるでしょう。

しかし、現代の猫はほとんどが完全室内飼育の場合が多いため、冬に備えて皮下脂肪を蓄える必要がない言えます。猫の要求するままに食事を与え続けると、肥満になってしまい、その結果体調を崩してしまうきっかけになる可能性があります。

定期的な体重測定は大事

猫の体も徐々に冬の準備に入ります。そのため、被毛も通常よりも濃密になる傾向があります。さらに、食事量が増えることで体脂肪率も急速に上昇することがあります。年間を通じて最も体重が増えやすいのは秋とされています。これからの季節は暖房器具などを使い始めることで、猫は自然に体を温めようとする傾向が強まります。普段よりも運動が減少し、ますます体重が増えやすくなるのです。

飼い主さんは、猫の体調の変化や体重の増減に敏感でいることが大切です。飼い主の対応次第で、猫が太ってしまう可能性があることを認識する必要があります。運動不足が深刻化すると、猫は迅速に太り始めてしまうことがあります。

秋は朝晩の気温の変化に要注意

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猛暑の時期に比べて過ごしやすくなる季節、秋。この季節になると、猫もより活発に動き回ることが増えます。しかし、気温の変化などに無頓着に過ごしていると、体調の変化が現れることがあります。その原因は日中と夜間の温度差です。朝晩は冷え込むことが増えてきます。この季節、猫の「秋風邪」にも気を付けてあげましょう。

猫の「秋風邪」とは?

猫風邪は、猫同士のくしゃみや咳などによる感染で広がります。特に同じ居住空間に住む複数の猫がいる場合や、外に出かけることがある場合は要注意です。ヘルペスウイルスやカリシウイルスといった病原体に感染すると、子猫や高齢の猫に重大な症状が現れることがあります。

猫の体調の変化・その兆候について

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放置しても治らないので動物病院へ!

子猫やシニア猫以外でも、猫風邪を引いた場合、重い症状が出ることがあります。免疫が低下している状態でウイルスに感染すると、症状は悪化します。猫の風邪も放置すると、肺炎などの重大な症状が二次的に現れる可能性があります。

これを避けるためには、動物病院で病状を診てもらい、状態を悪化させないように対処することが大切です。適切なタイミングで抗生物質などの治療を受けることで、症状の進行を防ぐことができます。

猫の穏やか秋を迎えるためにも

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秋から冬にかけて、気温の変化が顕著になります。これに伴って猫の体調も変わります。普段は楽しく遊ぶおもちゃに興味を示さない、食欲が減るなどの変化には、早めに気づくことが大切です。

秋には体重と体調の管理が特に重要です。飼い主は、これらのことを把握して猫と関わるようにしましょう。猫も人間と同じく、季節の変わり目で体調が変わることを敏感に感じる生き物ですので、その変化に敏感に対応することが大切です。

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UCHINOCO編集部

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