犬が糞を食べている?!食糞の原因と対策!

犬が自分やほかの犬の糞を食べてしまうことを「食糞」いいます。意外と多くの犬にみられる症状で、悩まされている飼い主さんも多いのではないでしょうか?きちんと原因を知り対策をすれば治ることも多いです。あきらめずに向き合ってみましょう。 2018年09月03日作成

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食糞とは文字の通り「糞を食べてしまう」ことです。
初めて見た時は「犬が糞を食べている!」とびっくりした人も多いのではないでしょうか。人間は排泄物=汚いものと認識しているので、食糞に嫌悪感を抱く人も多いです。
どうにかして止めさせたいと思いますよね。食糞は、きちんと原因をつきとめて正しい対処をすれば治ることも可能なので、愛犬と向き合ってみましょう。

子犬や母犬にみられる自然な行動

出典元:https://www.shutterstock.com/

子犬の時期は好奇心がとても旺盛なので、初めて目にするものをとりあえず口に入れてみようとします。目の前に不思議な匂いのする物が落ちていれば、口に入れて確認しようとするのは自然な行動とも言えますね。
母犬は子犬の糞を食べてしまう事があります。これは、糞を片づけることで敵から身を守るためだといわれており、本能的な行動といえますね。
どちらも子犬が成長したり、母犬の子供が成長すると自然と治る場合が多いです。それでも治らない場合は、しつけや他の対策が必要ですね。

食事が少ない

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食糞の大きな原因のひとつに「食事」があります。
食事量が少なく空腹を感じている時、糞を食べて空腹をしのいでいる場合があります。
ごはんを異常に欲しがったり空腹を訴えるようなことがあれば、食事量や回数を見直す必要があります。フードだけで満足すれば、食糞をすることもなくなることが多いです。ただ、現在肥満傾向にある犬に関しては、むやみに食事量を増やしてしまうとさらに肥満になる可能性があるので、獣医師に相談するなどして食事メニューを考えましょう。

食事が体に合わない

今与えている食事が体に合っていない場合、未消化のフードが糞に混ざっていると糞からフードの匂いがするため、食糞をしてしまうことがあります。また、必要な栄養素がフードから補給できず、ビタミン不足や栄養不足になると、食糞をしてしまうことがあります。食事が体に合わないというケースは多く、フードを変えただけで食糞が治ることもあるので、愛犬の体に合うフードをみつけてあげましょう。

飼い主にかまってもらいたい

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食糞をしている姿を見て「きゃー!やめてー」などど異常に反応を示したことがあると、食糞をすれば飼い主が反応してくれる、かまってくれると学習してしまう事があります。食糞をするたびに大きなリアクションをすると、犬はどんどん学習してしまうので、かまってもらいたいがために食糞をするようになります。主に愛情不足の犬に多く、ふだんのスキンシップが十分にとれていないため、こうした行動で飼い主に自分の存在を主張するようになるのです。
対策としては、食糞をしている場面を発見しても「無視」をして、食糞をする前に糞を片付けるようにしましょう。食糞をしてもかまってくれないと学習すると、やめるようになります。また愛情不足の場合は、スキンシップの時間を増やし愛情を十二分に注いであげるようにしましょう。

飼い主に怒られると思っている

粗相したことをひどく怒られた経験があると、「糞をすることは悪いことなんだ」と学習してしまいます。すると、糞を隠そうとして食べるという行動をする事があります。特にトイレトレーニング中などは、粗相しても決して怒らず、成功した時だけオーバーに褒めてあげるという事を大切にしましょう。そうすると、「糞をすることはいい事だ」と学習するので、糞をしたら知らせに来てくれうようになる犬もいます。

認知症

犬も年をとると認知症になることがあります。今までは食糞なんてしたことがなかったのに、老犬になって急に食糞をし始めてしまった場合は、認知症の可能性が高いです。この場合はしつけでどうにかなる問題ではないので、とにかく糞を素早く片付けて食べさせないようにするしかないです。長年一緒にいるとトイレのタイミングもつかめてくるので、トイレをしたらすぐに片付けるようにしましょう。もし老犬になってトイレを失敗するようになった場合は、おむつを履かせるようにすれば部屋や犬が汚れることを防ぎ、食糞もさせないようにすることが出来ますね。犬のライフスタイルに合わせて、気長に付き合ってあげましょう。

食糞は犬であれば仕方がない行動だと言えますが、やめさせられるのであれば、やめさせたいですよね。食糞と一言にいっても、さまざまな原因があり、原因によって対策は異なってきます。まずは原因を探ることが大切ですね。そのためには愛犬をよく観察し、気長に向き合っていくことが必要なのではないでしょうか。

著者情報

UCHINOCO編集部

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