ケホン?猫の咳が心配…咳をしていたら注意しよう

愛猫がする咳。たまにする咳ならついつい忘れてしまいがちですが、その咳はもしかしたら病気のサインかもしれません。愛猫の体調管理として、咳について正しい知識を知りましょう。 2019年08月01日作成

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猫の咳とは?

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初めて猫を飼う方は、猫の咳に気付かない方もいらっしゃいます。どうしてかというと、猫の咳は人間の咳とは違い、「ゴホン!」とはしないからです。では猫の咳はどんなものでしょうか。

状態を低くし頭を下げ、「グフン!」や「ケハー!」という様な、どちらかといえば咳というよりも吐く前の苦しいうめき声の様なものです。とても低い声で「ゴフン!」と咳をする猫もいれば、甲高い声で「カハーッ!」と咳をする猫もいます。まずはこれが猫にとっての咳なんだという事を認識しましょう。

心配のない咳

特に心配の要らない咳は、例えば水や食べ物などが器官に引っかかってする咳です。多くても連続で3~5回もすれば、その後何度も繰り返すという事はありません。引っかかっている異物が取れればその後に引きずるという事はないでしょう。

注意したい咳

上記の咳とは違い、時間を置いて一日のうちに何度も繰り返される咳は何らかの病気のサインといえます。もしも今日はずいぶん咳が出ているなの気付いたら、猫の目と鼻をよく観察してみましょう。

目やにが過剰に出ている、鼻水が出ているなどの変化があったら動物病院の受診をおすすめします。猫風邪などの感染症の疑いがあるでしょう。

毛玉を吐きたくても咳をする

猫は自分の身体を舐めて毛づくろいをします。その時に自分の毛を飲み込んでしまいますが、普通であれば吐いたり排便によって、自力で身体の外へ排出させます。

ですが、飲み込んだ毛の量が多かったり、また長毛種の猫だったりすると、「毛球症」という症状になる場合があります。この毛球症になってしまった場合も「ケフン!」という咳を繰り返す場合があります。

咳の種類で見分けよう

咳の種類である程度の病気の傾向が特定できます。これはあくまで目安ですので、どちらの咳でも繰り返される様であれば、早めにお医者さんを受診しましょう。

乾いた咳

「ケホーン!」という乾いた咳をする時は次の様な病気の疑いがあります。

・感染症
・気管支炎
・アレルギー
・フィラリア症
・心臓病

乾いた咳が連続して出る様であれば、この様な病気の疑いがあります。乾いた咳が出るという事は気管支に何らかの炎症を起こしているでしょう。放っておくと肺炎にまでつながりますので、獣医師さんの処置を受けましょう。

湿った咳

「ゼー!ゼー!」という湿った重たい感じの咳が出る時は次の様な病気の疑いがあります。

・肺炎
・肺水腫
・ガン

湿った咳は少し病状が重いものが多いでしょう。乾いた咳は気管支に炎症が起こっているのに対し、湿った咳は肺に炎症を起こしている可能性が高いと考えられます。飼い主としてはとても深刻な事態ですが、この様な咳を繰り返している場合はすぐに動物病院を受診しましょう。

猫の咳で疑うべき病気とは?

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一日のうちに何度も繰り返される、または何日も咳が続くといった症状の他、乾いた咳、湿った咳など飼い主から見て正しく判断できるのかというのは正直難しい所もあります。どちらにしても咳が出るという事は何かしらの病気のサインと捉えていいでしょう。他にも咳から考えられる病気はまだまだたくさんあります。

・喘息
・慢性咽頭炎
・原発性肺腫瘍
・心疾患
・膿胸

この様に見てもなんとなく怖いと感じてしまいます。あらかじめ分かっていれば何らかの処置ができ、症状も最小限に抑える事もできる病気もありますので、心配になったらすぐにかかりつけの動物病院を受診しましょう。

著者情報

UCHINOCO編集部

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