子猫の大きさの標準は?子猫の成長を月齢で知ろう!

子猫の標準の大きさがどの位か気になった事があるかと思います。本記事では、子猫の月齢で体重変化と行動の色々をご紹介していきます。ご家庭の子猫の、成長の目安にしてください。 2018年09月03日作成

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子猫の月齢ごとの体重変化と行動のいろいろ

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子猫の月齢ごとに標準の体重と、身体の特徴などをご説明します。子猫によっては、生まれつき身体の大きい・小さいや、性格の違いもありますので、あくまでも一つの目安としてください。

生まれてすぐ

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生まれたばかりの子猫は70g~130gほどです。ですが、これは普通の状況で生まれた子猫の標準です。飼い猫ではなく、野良猫が生んだ子猫だと栄養状態が悪かったりしてこれよりも小さく生まれるという事もあります。

生まれてすぐは目は開いていませんが、1週間ほどで徐々に目が開き物が見える様になります。生後1ヶ月までの子猫の成長は一番変化があるといってもいいでしょう。生後3週目になる頃には乳歯もチラホラ生えてきます。

この頃よくある行動に、威嚇があります。「ハァー!」や「シャー!」などの声を出して、見える物に対して威嚇をします。この威嚇は子猫にとって、初めて見る物に不安を示している行動といえます。

3~4週目になる頃には後ろ足がしっかり立つ様になり、自分で歩いたり走ったりなどするため、飼い主の注意も必要です。思わぬ事故にならないために、なるべくであればケージで育てる事が好ましいでしょう。離乳食を始めるのもこの頃です。

生後1ヶ月

この頃の子猫の体重は400~500gになります。そして乳歯が全部生え揃います。おもちゃや兄弟などと遊ぶ仕草も見られるでしょう。

生後2ヶ月

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子猫の体重は900~1,000gです。生後2ヶ月半位から乳歯が徐々に抜け始めます。遊び盛りになり、高い所からジャンプしても上手に身体を回転させる事も出来る様になります。

生後3ヶ月

子猫の体重は1.3kgほどになります。乳歯もどんどん抜け落ち、3ヶ月半位から永久歯が生え始めます。稀にですが、冬生まれの子猫はこの頃から発情が始まってしまう子もいます。獣医さんと相談し、可能であれば避妊の手術を受けましょう。

生後4ヶ月

子猫の体重は1.9~2kgです。この頃、永久歯はほとんど生えているでしょう。ミルクを離れ、ほとんどご飯になっています。胃袋の大きさがまだ未完成なので、エサは一日にちょっとずつ3~4回に分けて与えましょう。

生後5ヶ月

子猫の体重は2~2.5kgほどです。すべての永久歯は生え揃っています。ご飯も一度にたくさん食べられる様になってくるので、2~3回にしましょう。

生後6~7ヶ月

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子猫の体重は2.5~3.5kgになります。見た目の大きさは、ほぼ成猫に近づいています。この頃にはほとんどのメス猫は発情を迎えます。スプレー行為や鳴き声の変化などもみられるでしょう。

望まない出産を避けるために、ご家庭で相談し早めの避妊手術を行う事をおすすめします。

スプレー行為とは?

猫は、自分の縄張りをアピールするためにマーキングする習性があります。縄張りに自分のニオイを付ける行為です。特に、見知らぬ猫が自分の縄張りに現われたときなどに、通常よりも濃くニオイの強いおしっこをすることで縄張りを主張します。これをスプレー行為と言います。

メス・オスに関わらず、このスプレー行為をしますが、去勢をしていないオスに比較的多く見られます。発情期になるとスプレー行為の頻度が高くなりますので、生後5ヶ月を過ぎたあたりから、去勢・避妊手術を検討すると良いでしょう。

生後8~12ヶ月

この頃の体重は3.5~4kgほどです。急激な体重の増加はこの頃はなく、生後12ヶ月に到達する頃に4kgになっている事がほぼベストです。ご飯やおやつの与えすぎで体重が5kgほどまで増加してしまう子もいますが、これは太り過ぎといえます。適度な運動と、食事の管理をしっかりとしましょう。

大型の猫

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ここまでは、標準的な大きさの猫の体重です。これを大きく上回る体重の大型猫がいることをご存知でしょうか。一般的に体重が5㎏を超えるサイズの猫を大型と分類します。また、マンチカンなど3kg程度の猫は「小型」、アメリカンショートヘアなどの4kg程度の猫は「中型」と分類されています。あくまでも目安ですので、その個体によって体重には差が生じます。

代表的な大型の猫を簡単にご紹介すると、最も大型とされる「メインクーン」や、シベリア産の「サイベリアン」、「ノルウェージャンフォレストキャット」などの種類があります。一番大きい「メインクーン」は、メスの成猫で6kg程度、オスの成猫で9kg以上と、かなり存在感があります。

毎日の健康チェックが重要

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ここまでご紹介したのはあくまで目安ですが、標準を知っておくという事はとても大事です。特に生後3ヶ月までの体重の増加には注意深くチェックしてあげましょう。

できればペット用の体重計で体重を測るのが好ましいですが、ご家庭にない場合はキッチン用のはかりでも測れます。子猫の体重が1kgを超えるまでは、なるべく毎日体重を測り、健康状態をチェックする様心がけてください。

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UCHINOCO編集部

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