すごく賢い甘えん坊!ヨーロピアンバーミーズってどんな猫?


人に懐きやすくとても頭がいいヨーロピアンバーミーズという種類の猫についてご紹介します。愛嬌たっぷりの性格やその歴史など、たっぷりとその魅力に触れてください。 2018年09月06日作成

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1.ヨーロピアンバーミーズの基本情報

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ヨーロピアンバーミーズは、アメリカンバーミーズの近親種です。成長時の体重は、おおむね3㎏~7㎏。比較的ほっそりとした小型の猫ですが、体つきは意外にも筋肉質でガッシリとしています。オス猫は、メス猫よりも体格がやや大きくなる傾向があります。バーミーと言うアメリカ葉巻の色に被毛の色が似ていたことから、この名がつけられました。

2.ヨーロピアンバーミーズの特徴や性格について

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アメリカではぐくまれたアメリカンバーミーズがイギリスに渡り、独自の交配で姿を変えたものが、ヨーロピアンバーミーズです。近親種であるだけに、両者はとても良く似ています。けれど、ヨーロピアンバーミーズの方が幾分小柄であったり、後ろ足が若干長かったりとよくよく見れば違いが見えてきます。幅広の鼻を持つアメリカンバーミーズに比べて、ヨーロピアンバーミーズの鼻はやや丸みを帯びているのも特徴的な点のひとつです。アメリカンバーミーズが丸顔なのに対し、ヨーロピアンバーミーズの輪郭が逆三角形に近いのも分かりやすい見分け方だと言えるでしょう。

被毛の色は、チョコレート、ブラウン、レッド、クリーム、ブルー、ライラックの6種。これを基本に、チョコレートトーティ、ブラウントーティ、ブルートーティ、ライラックトーティと4種のトーティを加えて全10種類となります。

ヨーロピアンバーミーズは、賢く、人に良く懐く性格を持っています。簡単なものであれば芸を覚えることすらあると言われるほどその知能は高く、犬のようと形容されることも。ほかの動物とも積極的にコミュニケーションを取ろうとするなど、社交的な一面も見えます。留守番もできますが、飼い主と一緒に過ごす時間をとても好むので、できるだけ寄り添って生活してあげると良いでしょう。平和主義者で周囲を良く観察しますので、多頭飼いなどほかの動物と暮らす場合にも不必要に険悪になることは少ないでしょう。鳴き声は小さく、普段から声を出すこと自体そう多くありません。

また、運動好きで活発な性格を持っているので、できるだけたくさん遊んであげてください。飼い主とおもちゃでコミュニケーションを取ることは大好きです。昇り降りできるキャットタワーのような設備もあると良いでしょう。

3. ヨーロピアンバーミーズの歴史について

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実は、イギリスではアメリカよりも前にバーミーズの育成に挑戦した時期がありました。詳しくいつとは分かりませんが、19世紀ごろに研究がなされていたという話があります。このときは、シャムとバーマンを交配して赤毛の猫を作ろうという趣旨であったとされています。しかしそれは定着せず、イギリスにおいてのバーミーズの育成はここで一度頓挫するのです。

それからアメリカでバーミーズの人気がはじまったのが1930年ごろ。イギリスでもふたたびバーミーズへの熱が高まり、今度は輸入されたアメリカンバーミーズをベースとして研究が開始されます。このとき、多くの毛色があることを良しとしなかったアメリカンバーミーズの育成とは異なり、ヨーロピアンバーミーズは多くのバリエーションを認定しました。ヨーロピアンバーミーズは多様性を容認することで種を安定させることを選択したのです。近しい遺伝子を持った2種類の猫は、2つの国で異なる育成の道を歩んできたと言えるでしょう。

4. ヨーロピアンバーミーズ・気を付けるべき病気について

ヨーロピアンバーミーズは、シャムとの交配がなされた種類の猫です。そのため、シャムが遺伝的に発症する病には比較的かかりやすい傾向にあります。流涙症、緑内障、しゅん膜脱出といった眼病に注意をはらいましょう。また、猫伝染性腹膜炎や心疾患、神経疾患にも罹患リスクがあります。猫伝染性腹膜炎を発症させると考えられているコロナウイルスは、アルコール除菌などで効果的に死滅させることができるので、まめに室内を掃除しておくと良いでしょう。

もちろん、すべての固体が絶対に発症するわけではありません。しかし、日ごろから健康のチェックは欠かさずにいる方が良いでしょう。

5. ヨーロピアンバーミーズ・食べ物の注意点

特別に食べてはいけない食餌などはありません。ただ、やや太りやすい傾向にある猫種ですから肥満症には気をつけましょう。好きな時間に好きなだけ食べるのではなく、決められた時間に定められた量を与えることがおすすめです。

各フードは体重や年齢に合わせてg数を指定していますので、これに合わせるようにすると良いでしょう。おやつなども適切な量を摂れるようコントロールしてください。

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UCHINOCO編集部

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