ブルーの被毛が美しい猫。シャルトリューについて

シャトルリューは、フランス生まれの猫。独特の被毛の色が良く知られています。今回は、このシャトルリューについてまとめました。性格や食事など、色々な情報をお楽しみください。 2018年09月02日作成

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1. シャルトリューの基本情報

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シャトルリューは、特有の被毛を持った猫の種類です。成長すると、4㎏~6㎏ほどの体重になります。オスはメスよりも大きくなりやすい傾向があり、場合によっては6㎏を超えることもあります。筋肉質な体つきは、引き締まって精悍な印象を与えます。足や首は若干短めで、どっしりとして見えます。原産国はフランスです。

2. シャルトリューの特徴や性格について

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シャトルリューの最も大きな特徴は、その被毛。青みがかったシルバー色をしており、ベルベットのようにつややかです。同じ青みがかった毛を持つ猫であるロシアンブルーやコラットと並びブルー御三家などと呼ばれることもあり、日本国内でも人気を集めています。丸い輪郭と大めの瞳、目の色はオレンジやゴールドです。

また、シャトルリューは口元にも特徴的な部分があります。口角がグッと上に上がっており、まるでうっすらと微笑んでいるように見えるのです。その愛嬌のある顔立ちから、ほほえみ猫という愛称で呼ばれることもあります。

性格はおとなしく温厚。まるで犬のようだと言われるほど賢く、しつけにも応じます。鳴き声を頻繁に上げることもほぼありませんので、飼いやすいタイプに該当する猫だと言えるでしょう。ほかの猫に対する嫉妬心も少ないですから、多頭飼いにも適しています。

また、シャトルリューは運動を好む性格です。運動不足にならないよう、しっかりと遊ぶ時間を取るのが理想的であると言えます。キャットタワー、キャットウォークなどもあると良いでしょう。

3.シャルトリューの歴史について

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フランス生まれのシャトルリューは、長らく国内を中心に愛好されてきました。しかし、実はその由来は定かではありません。シャトルリューズという名の修道院の僧が遠征から連れ帰ったという説や、十字軍が活躍する時代に他国より連れ帰られた猫の子孫であるという説など、多くの話が存在しています。

しかし、6世紀ごろにはその姿が絵画作品などに登場していることから、少なくともこの時代にはシャトルリューはフランスで暮らしていたのだと考えることができるでしょう。

そうして古くからフランス国内で愛されてきたシャトルリューですが、実は、一度絶滅の危機に面しています。第一次世界大戦から第二次世界大戦後にかけて、大きく頭数が減ってしまったためです。そこで、ブリティッシュブルーやペルシャといった猫と交配を行い、頭数の拡大がはかられます。20世紀中盤になり、ようやく数を回復させた後、世界への輸出がはじまりました。

4. シャルトリュー・気を付けるべき病気について

上記のとおり、シャトルリューは交配によって頭数を増やしました。そのため、特にペルシャの遺伝から発生する疾患が多く起きやすい傾向があります。腎臓内に嚢胞(のうほう)と呼ばれる液体の袋が無数にできてしまう、多発性嚢胞腎が代表的だと言えるでしょう。先天的に、1000匹に1匹程度の割合で発症するとされています。

腎臓を弱らせ、生命も脅かされる病です。発症してしまうと慢性腎不全に移行してしまう上、治療法など手立てがありません。運動をしたがらなくなった、食欲があまりない、息切れがある、異常なほど水を飲むといった症状が見当たったら、すぐに獣医師に相談してください。ささいな症状に見えても、決して放置しないことが大切です。

また、シャトルリューの被毛は密集して生えていますので、皮膚病を予防する上でも定期的なブラッシングは欠かせません。週1回程度、被毛の様子を見ながら行うと良いでしょう。

5. シャルトリュー・食べ物の注意点

シャトルリューの食事には、良質なたんぱく質を豊富に与えることが必要です。がっしりとした筋肉の維持や、尿路結石の予防につながります。マグネシウムやカリウムなど、ミネラル分の多い食事は猫の腎臓に負担をかけやすいので、できるだけバランスに優れたものを購入する必要があります。

尿路結石に配慮しミネラル分をコントロールしたフードが販売されていますので、そうしたものを選ぶようにすると良いでしょう。

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UCHINOCO編集部

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