丸い尻尾が可愛い!人懐こいアメリカンボブテイルとは?

日本ではまだなじみがありませんが、アメリカではとても人気のあるボブテイル。野生的な筋肉質な体と人懐こい性格で、家族の一員としてとても愛されています。今回はそんなアメリカンボブテイルを紹介します。 2018年09月12日作成

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1. アメリカンボブテイルの基本情報

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ボブテイルというのは、尻尾がボンボンのように短い種類の猫のこと。アメリカで生まれたボブテイルの1種ということでアメリカンボブテイルと呼ばれています。

アメリカンボブテイルはやや大きめの中型の猫で、体重は3~7kgくらいです。筋肉質で、ガッチリしたロング・アンド・サブスタンシャルというタイプに属します。耳に飾り毛があり、野性味たっぷりな容姿がアメリカで人気の、アメリカで生まれた品種。ヤマネコの血が入っている猫の特徴で、後ろ足が前足より長く、動きが俊敏です。長毛種と短毛種の2種類があり、長毛種の場合は毎日ブラッシングしてケアをしてあげる必要があります。

被毛のカラーは、バリエーションに富んでいますが、グレー、マロン、ブラック、白、クリームレッドなどの色が混ざり合いストライプ模様を描いています。ポーは大きくふんわりし、指の間の毛にメッシュが入っているのがチャームポイント。

2. アメリカンボブテイルの特徴や性格について

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アメリカンボブテイルの特徴はもちろん丸く短い尻尾です。尻尾の種類は色々あり、俺テイルタイプもねじれているタイプも個性として愛されています。見た目のワイルドさと対照的にとても人懐こい優しい性格です。

アメリカンボブテイルは、成長が一般の猫より少し遅く、2年から2年半で成猫に育っていきます。そのため、順応性も高く、旅行に連れて行っても大丈夫という特徴があります。家族が増えた場合も受け入れるのが比較的早いので家族の一員としてとても理想的な猫です。アメリカンボブテイルは、遊ぶことも大好きで、少し犬みたいな子もいます。ボールを投げると取ってくる子や、リードをつけて一緒に散歩をするのが好きな子も。

3. アメリカンボブテイルの歴史について

アメリカンボブテイルは比較的新しい品種の猫です。1960年代にサンダース夫妻という猫好きカップルがアメリカ国内旅行をしているときに、アメリカ在住のヤマネコであるボブキャットによく似た尻尾が丸いスポッテッドタビーを見つけました。スポテッドタビーというのは、斑点縞模様タイプのこと。

とても珍しいタイプなので自宅に連れ帰り、その後、自宅のシャムネコとの間に尻尾の丸い子猫が生まれました。その後、ブリーダーによる本格的なブリーディングがおこなわれ、1989年に新しい品種としてTICAに認可されました。1時期は近親交配が多すぎて、遺伝的病気が多いというデメリットもありましたが、最近ではかなり改良されており、遺伝的問題は他の猫と比べても少なくなりました。そして現在も改良が続けられ、進化し続けている品種です。

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4. アメリカンボブテイル・気を付けるべき病気について

アメリカンボブテイルは、稀にですが尻尾のない個体が生まれる場合があります。尻尾のない個体は、背骨の数も少ないという問題を抱えていました。しかし、最近では遺伝子の改良でこのようなアメリカンボブテイルが生まれることも少なくなってきています。

アメリカンボブテイルは、比較的頑丈な猫で、成猫になるのも2年半くらいかかると言われるくらいゆっくりと成長します。寿命も長く、15年以上生きることが普通です。そのため、老化によるトラブルがあります。高齢期になると膀胱炎や尿結石、腎不全といった疾患に悩まされる可能性が高くなります。初期段階では自覚症状が少ない場合も多いので、ある程度の年齢になったらときどき動物病院に連れて行ってケアをするようにしましょう。

5. アメリカンボブテイル・食べ物の注意点

アメリカンボブテイルは乾燥肌になる個体もいます。乾燥肌になると抜け毛も増えたり、かゆみが出たりしますが、原因はアレルギーです。食べ物アレルギーの場合がほとんどですからアレルゲンを特定すれば問題はありません。あまり余計なものを食べさせず、キャットフードなど猫のために作られた食品だけを与えるようにしましょう。

アメリカンボブテイルは、比較的太りやすいタイプの猫です。太ってしまうと股関節に問題が起きてしまうので、脂肪分の多い食べ物などを与えないようにしましょう。アメリカンボブテイルは頭のいい猫で、家の中でいつも一緒にいることも多く、ペットオーナーの生活に密着しています。そのため、ついつい自分が食べているものを与えてしまうんです。どんなに仲の良い人生の相棒であっても、健康のために人間の食べているものを与えないということが大事です。

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UCHINOCO編集部

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