犬が威嚇するときの原因とは?威嚇行動には注意を!

犬が威嚇をしているところを見たことがある人多いと思います。そもそもなぜ犬は威嚇行動をしているのでしょうか。威嚇しているかどうかを感じとるのには、鳴き声が一番わかりやすく、威嚇している時の独特の鳴き声があります。今回は威嚇行動の原因と行動をあわせて紹介します。 2018年08月06日作成

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犬が威嚇をする場面は様々で、威嚇している理由も様々です。威嚇しているのに触ろうとすると場合によっては人に危害を加えてしまう可能性もあるので、威嚇していることを理解してあげる必要があります。威嚇行動は特徴的で、鳴き声が分かりやすいポイントとなっています。では、犬は威嚇している時にはどのような行動をみせるのでしょうか。威嚇の原因と合わせて順番に紹介していきます。

社会化不足

犬は子犬の時期に「社会化期」と呼ばれる社会性を育てる時期があります。社会化期は犬の性格に大きく関係してくる大切な時期となるため、できるだけ色々な音や環境に触れさせたり、犬同士のスキンシップや人間とのスキンシップをとっておくと良いといわれています。しかしこの時期に全く刺激のない環境で育ってしまえば、大人になってから犬同士のコミュニケーションを怖がったり、飼い主以外の人間との関りが困難となってしまう場合があります。こうした社会化不足が原因で威嚇行動をとってしまうのです。

優位性を示したい

犬は群れで生活をする動物のため、群れの中で順位付けをするといわれています。一緒に暮らしている家族の中で順位付けをし、自分より格下だと判断した人に対しては飼い主であっても威嚇行動をすることがあります。この場合の威嚇は攻撃性が強く、自ら向かっていく可能性があるので要注意です。
しつけをしっかりとせずに甘やかして育てた犬に多く、家族の中で自分が一番だと思ってしまうと手が付けられなくなることもあるので、しつけはしっかりと行っておきましょう。

恐怖

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恐怖心が非常に強い場合も威嚇行動をします。チワワなどの小型犬に多いですが耳を後ろに倒し、しっぽを丸めてしまい、一見すると怯えているような態度を見せていますが、恐怖が限界を超えてしまうといきなり噛みついてくる可能性があります。怯えている犬を安心させるために撫でてあげようと手を伸ばした時に噛まれるケースが多いので、威嚇行動だと知っておく必要があります。

テリトリー意識

犬はテリトリー意識が強いので、自分のテリトリーに入ってこられると威嚇行動をする場合があります。家に知らない人が入ってきた時や、自分のソファの定位置に急に人が近づいてきた時など、ワンワンワンと吠えて威嚇したり、ウゥー!と唸って威嚇することがあります。犬が威嚇しているのに急に近づきすてしまうと噛まれる可能性もあるので、適度な距離感を保つことも大切かもしれません。

守ろうとしている

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犬のごはん中にフードに手を伸ばしたり、犬が遊んでいるおもちゃを取り上げようとしたりする時に噛まれるケースは非常に多いです。犬は自分のものを守ろうとするため、手を伸ばしたことによって「とられてしまうんじゃないか?」と警戒し威嚇行動をします。この守ろうとする行動は自分の大切なものにみせることがあり、飼い主が危険にさらされている時(例えば子供が親から叱られている時など)も相手を威嚇して守ろうとします。

体の痛みや異常

体に強い痛みを感じていたり異常があったりする時に、触られそうになると威嚇行動をします。これは、痛みのあまり触られたくないという心理のあらわれなので無理に触ろうとせず、痛みを感じている部分をチェックして動物病院へ受診することをお勧めします。

威嚇している時の鳴き方

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威嚇をしている時に見せる行動を知っておくと、不意に噛まれてしまった!という事態を防ぐことが出来ます。
威嚇行動は特に鳴き声に特徴があり、低い声で「ヴゥー」と唸り声をあげたり、低い声で「ワン!ワン!」断続的に吠えたりすることが多いようです。この鳴き方の時は、「これ以上近づくな!」と牽制している時が多いようなので、無理に近づかないようにしましょう。また、攻撃性が高くなって興奮気味になると連続して「ワンワンワン!!」と吠えて向かっていくような態度をみせます。
威嚇の時の鳴き声は共通して、「いつもより低い声」という点があげられます。このような声で鳴いていたら威嚇している可能性が高いので、注意しましょう。

犬がなぜ威嚇をしてしまうのか、威嚇している時はどのような態度なのかを知ればしつけ対策がしやすくなりますね。また、威嚇行動を見極めることが出来れば、この子は攻撃性から威嚇しているのか、恐怖から威嚇しているのかが分かるようになります。威嚇している原因を知り、時間をかけて寄り添っていくことでより深い信頼関係が築けるようになり、飼い主の愛犬の距離も縮まるのではないでしょうか。

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UCHINOCO編集部

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