知らないだけで私たちがしていることは猫にとってはとても迷惑なことや嫌なことがあるかもしれません。
お互いが快適に過ごすことが出来るようにしっかり猫を飼う場合に絶対やってはいけないことについて理解しておきましょう!
基本中の基本!猫に絶対してはいけないこと
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では、猫を飼う場合に絶対にやってはいけないことをいくつかご紹介していきます。
餌やおやつをあげすぎない
可愛いからといって、猫が人間のご飯を見て欲しそうだったからあげた、餌を欲しがるからあげたということをしていませんか?
それは、飼い主のエゴで猫にとっては良くない事です。
特に家の中で過ごす猫はエネルギーの発散量も少なく、肥満になりやすく、避妊や虚勢をしている場合はさらに肥満になりやすい傾向にあります。
そして、人間の食べ物というのは添加物も多く、猫にとって本来食べることのないものになります。
犬と違い毎日散歩に出ることもありませんので、欲しがっても人間の食べ物を与えたり、餌の量を体重に合っていないのに多く与えるのはやめてあげましょう。
キャットフードだけ与えているから大丈夫、と思っている人も注意が必要です。基本的に、猫の主食はキャットフードの「総合栄養食」を中心とし、猫用おやつなどの「一般食」は1日に必要なカロリー数の1~2割にとどめておくことが良いとされています。
また、猫の健康を気遣ったとき、療養食が良いのかな?と思う人もいるでしょう。しかし、療養食は素人判断で与えるとかえって体調不良を引き起こす可能性があります。動物病院の医師の診断のうえ、猫の状態に合った食事を選ぶことが肝心です。
ひげを切らない
猫のひげは人間が思っている以上に大切な器官です。
猫のひげを切ってしまうと、平衡感覚が失われたり、障害物の距離を測れなくなったりと沢山のデメリットになってしまいます。
猫にとって、ひげはとても大切な器官で、切ってしまうと部屋の隅から動けなるということもありますので、猫のひげは切らないようにしましょう。
首の後ろを掴まない
良く、猫の首の後ろの皮を掴んで移動させている光景を見かけますが、これは絶対にやめてあげて下さい。
なぜなら、この行為は親猫は子猫に対してのみ行う行為で、意味としては親猫が安全な場所に子猫を移動させる場合です。
むやみに首の後ろを掴んでしまうと、最悪首を絞めてしまうことにもなりますので、しないようにしましょう。
写真を撮影する際にフラッシュをたかない
猫の目は光を沢山取り込めるような構造になっています。
ですので、強すぎる光を浴びてしまうとそのまま目の中に入ってしまうので、目を傷めてしまうことになります。
猫に対しての良く使ってしまう強い光というのはカメラのフラッシュです。
強い光を浴びすぎてしまうと最悪、失明することもありますので、カメラで猫を撮影する場合はフラッシュはたかないようにしてあげましょう。
嫌がることは無理強いしない
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猫は拘束されることを嫌う傾向があります。
爪切りなども拘束して行うことになるかと思いますが、猫がその行為を嫌がる素振りを見せた場合はやめてあげるようにしましょう。
爪きりの代わりに爪研ぎ用のグッズをそろえるなど代用出来ることは沢山ありますので、是非活用していきましょう。
猫が集中している時は邪魔しない
いくら猫が可愛いといっても、飼い主が可愛がりたいタイミングで自由にかまってしまうのは、あまり良くありません。
猫にとっては、食事や毛づくろい、排泄中、睡眠中はかまってほしくない時間帯でもあり、無理矢理かまうとストレスの原因につながります。
これと同様に、執拗なスキンシップも避けましょう。
猫とのスキンシップは“ほどよく”が一番。甘えてきたからといって、いつまでもしつこく撫でていると、そのうちストレスに変わります。
初めはウットリした表情を見せていたとしても、いつのまにかガブッと噛まれた経験がある飼い主さんは多いのではないでしょうか。
これは、「もうやめて!」という意味の攻撃です。その前の段階で、耳や尻尾を動かしてイライラが募っていることをアピールしていることも多いため、“ほどよい”タイミングでやめましょう。
猫によって、触られたくない場所もあります。お腹や足先、しっぽを嫌がる猫が多いため、猫がストレスにならない場所をかまってあげるよう注意したいですね。
猫の性格にもよりますが、甘えん坊さんの場合はかまってもらえないこともストレスになるため、甘えてきた時は存分にかまってあげたいですね。
寝床をコロコロすぐに変える
猫は環境の変化に敏感です。引っ越しや季節に応じたインテリアの模様替えは仕方のない部分があるかもしれませんが、新しい環境に慣れるまでに時間のかかる猫もいます。
猫の寝床は、季節に応じて適切なものを選びますよね。しかし、季節の変わり目などは暑かったり寒かったりと気温の変化が激しくなります。そんな時期に、いち早く次の季節に応じた寝床を準備し、今まで使っていたものを仕舞うのは、あまり良くありません。
寝床は、完全に使わなくなるまで置いておき、その後仕舞う方が猫の体調にとってもやさしい配慮となります。
人の手の届かない“居場所”を作らない
猫は高い場所が大好きですよね。安心感を得るためにも、高い場所を確保してあげることは大切です。
しかし、人が椅子等を使っても手が届かないような、とても高い場所に居場所を作ってしまうと、万が一の時が大変です。地震や大雨など、避難しなければならないような緊急時に助けられなくなる恐れがあります。
ストレスを与えすぎない
人間にとっては普通の出来事でも、猫にとっては様々なことがストレスにつながります。すべてのストレスを防ぐことは難しいかもしれませんが、できるだけ予防することは大切です。
引っ越しや電車移動など、環境の変化が苦手な傾向にあります。その他にも、来客や大きな音など、家の中にいても起こる変化は、できるだけ猫が身を隠せる場所を確保してストレス軽減につとめましょう。
食事や排泄、睡眠といった、邪魔されたくない時に安心できる環境をつくることも大切です。
やってはいけない「しつけ」とは
叩いてはいけない
叩いたり、恐怖を与えることはしてはいけません。
猫との信頼関係が崩れてしまいます。
大声を出さない
猫がびっくりしてしまいます。
一番良くないのは人間=悪いと認識されてしまうことです。
怒鳴ることはしてはいけません。
後から怒らない
猫は後から怒ってもなぜ怒られているか分かりません。現行犯で対応しないとダメです。
しつけは猫の習性を利用しよう
前で述べた通り、猫のしつけは現行犯でなければなりません。人が言っていることは分かりません。
実は猫は自分が失敗したことを学ぶ傾向にあります。この習性を利用してしつけをするのが有効です。
例えば、「しつけに霧吹きを使う」と聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
いたずらをし始めたタイミングで、霧吹きをシュッと吹きかけます。
そうすることで、『このいたずらをしたせいで嫌いな水が飛んできた!』と学習するようです。
ただ、猫が嫌がることをするので、必要以上にやってはいけません。
しつけ用のスプレーなども今は売っているのでそれを使うと良いでしょう。
詳しいしつけの仕方についてはこちらの記事をご覧ください。

人間と同じ様に猫が嫌がることはやめましょう!
いかがでしたか?
猫を飼う場合に絶対にやってはいけないことをお話しさせて頂きました。
人間も嫌なことはされたくないように、猫も同じです。
お互いが快適に過ごせるように配慮してあげることが大切です。
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UCHINOCO編集部
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