試してみて!犬が怖がる場合に落ち着かせる方法!

愛犬が怖がる時になんとかして落ち着かせてあげたいと思いますよね?今回は犬が怖がっている際に落ち着かせてあげることの出来る方法をご紹介します。 2020年01月01日作成

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何かに対して、犬が怖がるという状況になった時、飼い主なら早く落ち着かせてあげたいと思いますよね?
まずは犬が怖がっている、怯えているというサインを見逃さないようにすることが大切ですので、今回は犬が怖がる際のサインや行動、また落ち着かせる方法についてお話しさせて頂きます。

犬が怖がっている時の態度は?

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犬が怖がっている、怯えているという場合にする行動は、
・その場から逃げ出す
・小刻みに震える
・耳が後ろに倒れる、向く
・尻尾が下がり、犬の足の間に入る、回る
・へっぴり腰になる
・とにかく布団や家具の下に入る
・犬によっては吠えるときもある
・失禁してしまう
という行動が多いかと思います。
犬は本来臆病な動物なので、怖がる、怯えるという行動は決して珍しい物ではありません。
私の愛犬も雷の音や雨の音、男の人を怖がり、その度に私に隠してと言わんばかりに突進してきます。
自分の家族である犬が、どんな時にどんなサインを出しながら怖がっているのかを知ることも重要な飼い主の役目なのです。

怖がる原因を知りましょう

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犬が何に対して怖がっているのかという事を知ることで対処法も考えることが出来ます。
怖がる原因を知るには、犬の行動を良く見て観察する必要があります。
例えば、雷が鳴りだして急に震えだしたという場合は、原因が雷ということが分かります。
また、女性が家に来た時は普通なのに男性が来たときには、少し吠えてすぐに飼い主の後ろに隠れたり、しっぽが下がっていたりする場合は、男性が怖いということが分かりますね。
犬は何もないのに怖がったりはせず、何か原因があるから怖がるのです。
人間と同じで怖いものは犬にもあることを理解し、まずは原因を突き止めましょう。

怖がる犬を落ち着かせる方法

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怖がる理由を突き止めることが出来れば、対策を取ることが出来ますし原因に合わせた落ち着かせ方法を実行することが出来ますので、代表的な原因別に分けてご紹介していきます。

原因が音の場合

犬が怖がる音と言えば、雷、車の音、花火、掃除機の音、手をたたく音などがあります。
外からの音の場合は、遮音カーテンを閉めてあげたり、窓を閉めてあげることで少し改善することが出来ます。
また、外で飼っている犬の場合は家の中に入れてあげるということも効果的です。
そして、愛犬を抱き優しく声をかけてあげてみて下さい。
もう一つの方法として、犬が少しでも落ち着けるように音が鳴り怖がっている際に、静かな部屋にケージを移動してあげることも大切です。
さらに移動させたケージの周りを段ボールや大き目のタオルなどで囲うことで、二重の防音効果になるので良いでしょう。
でも移動させる場合は近くに飼い主が居てあげることが前提です。

原因が飼い主の場合

飼い主を怖がる場合は、犬との主従関係や信頼関係が壊れている可能性がありますので、飼い主側の変化が求められます。
きつく叱り過ぎていたり、コミュニケーションが不足しているせいで、犬が飼い主に不安を感じているせいもあります。
犬にも感情があり、話せないだけで思っていることは沢山あるのではないでしょうか?
飼い主側が変化することで、犬側も落ち着いてきます。
焦らず、時間をかけて犬とのコミュニケーションをとってあげたり、叱り方についても改善することが必要です。

原因が特定の人の場合(性別、子供)

家族は怖がらないけど、特定の人を怖がるということは犬には多いことで、逆に怖がっているけど番犬として頑張って吠えてくれているという状況もあります。
私の愛犬は子供が怖い様で、声がした時点で隠れるように静かに存在を消しています。
これは慣らしていくしか落ち着かせる方法はありませんが、無理に慣れさすというのは犬にとっては、迷惑なことかもしれません。
無理に慣れさすのはどうかと思う方は、家族以外が来た時は犬が避難できる場所をきちんと確保してあげることや、別室に犬のスペースを作ってあげることをお勧めします。

原因が他の犬の場合

散歩中に見かけることがあるかもしれませんが、他の犬を見て怖がり一歩も踏み出すのが嫌!という場合があります。
この場合、無理矢理に散歩を進めようとしたり、近づけようとすることはやめて下さい。
無理に近づけてしまうと、喧嘩になってしまう可能性もあります。
そして、来た道を戻ってあげたり、犬が見えないように飼い主が間に入りしゃがんであげたりすることで落ち着きを取り戻すことが出来ます。
小型犬の場合は、飼い主が持ち上げ抱いてあげるということで、この問題を解決できることもあります。

原因が雷の場合

犬が鳴くのは、怖いからというより、自分の仲間に危険が近づいていることを教えるために鳴くのです。自分が怖いから、自分だけが逃げるのではなく、『危険が迫ってる!』と自分の仲間に教え、群れで逃げようとします。犬にも鳴き声のコミュニケーションがあり、1匹が雷鳴で鳴くと、近所の犬も釣られて鳴くのは、こうした群れの本能の現れです。

そこで、救急車のサイレン、パトカーのサイレンや雷鳴に怯える場合は、飼い主さんが犬の方へ近づくようにします。この時声を遠くからかけるのではダメで、直接犬の側に自分から移動するのが重要です。自分は怖くはないが、犬だけが覚えるというのは、犬にはほとんどありません。犬は飼い主さんの顔色を見ながら、『そんなに危険じゃないな』となんとなく感じているのです。犬は、それほど直感力が高いんですね。

野外で飼育していたら、雷鳴中は室内に入れてあげるのも良いです。その場合も直ぐ側に人がいたほうが良いでしょう。犬は、こうして同じシチュエーションが来た時、同じ行動を繰り返す事によって、音でも何でも慣れて行くのです。特に雷は、年間で一度に多くの落雷が同じ地域に起こることは無いので、犬にとっては、いきなり脅威が来たように感じます。

野生の狼でも、例えばサイレン等は、群れのボスが逃げなければ他の群れの仲間もその場から立ち去りません。犬は常に1匹でも多くの仲間と行動するのを好む動物なので、その筆頭である飼い主さんの態度が鍵となっているのです。まず飼い主さんが、飼い犬に落ち着いた態度を見せるのが最も良い方法です。

犬が怖がることはおかしいことではありません。

いかがでしたでしょうか?
犬が怖がる場合の原因や落ち着かせる方法をご紹介させて頂きました。
人間同様に犬も怖がることはありますので、無理に克服しようとはせず、なるべく落ち着かせる方法を実行してみて下さいね。

著者情報

UCHINOCO編集部

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