勇ましいお顔と体格が特徴『土佐犬』について

土佐犬には狂暴で怖い犬というイメージがあります。本当はどんな性格の犬なのか?今回は土佐犬についての情報を集めてみました。
2018年07月15日作成

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1. 土佐犬の基本情報

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土佐犬の体高は60~95cmで体重は小さめの土佐犬でも30キロを超えています。大きい個体の場合には100キロを超える場合もあるほどです。土佐犬の平均体重は90kg台です。闘犬の愛好団体によって基準はそれぞれですが、土佐犬の中でも60㎏を超える個体は大型犬と呼ばれます。土佐犬は堂々とした筋肉質の体型と相手に噛まれても痛くないようい皮膚が弛んでいます。毛質は硬く被毛は短いところも特徴です。土佐犬の毛色はブラック、レッド、フォーンのが標準とされています。

2. 土佐犬の特徴や性格について

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土佐犬の性格は、勇敢で大胆です。大型犬特有の寛容さと人懐っこさを持ち合わせる犬種です。実際には、で闘犬用とつくられた犬なので気性の荒さはある程度は仕方ありません。そのために見知らぬ者には警戒心と闘争心をむき出しにしてしまうのです。しかし、きちんとしつければ、飼い主に忠実な犬になります。

土佐闘犬は本来、穏やかで忍耐強さも特徴です。一度信頼を置いた飼い主には従順さを示し続けます。洋犬のような見かけですが、日本犬の律義な性格を引き継いでいるように感じさせます。

実際にニュースでは土佐闘犬の咬傷事件が報道されています。土佐犬を理解できていない飼い主の管理ミスが引き起こす事件なのです。土佐犬は闘犬であることを念頭に置いて闘争本能を抑えられる飼い主で居るべきなのです。大切なことは子犬のころから服従トレーニングと多の人と触れ合う社会化トレーニングです。土佐犬は人を襲うような気質ではありません。育て方と環境を整えるだけで、穏やかな犬として過ごせるかどうかは、飼い主次第でもあるのです。

3. 土佐犬の歴史について

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土佐犬のルーツは大変古く14世紀まで遡るのです。当時の土佐藩内で、藩士の士気を高めるために闘犬が行われていました。かつての四国犬は「土佐犬」と呼ばれていました。その後、江戸時代後期以降は犬が海外から輸入されてきました。明治時代は世界一の闘犬を目指すために土佐犬の大型化が進みます。土佐犬とオールド・イングリッシュ・マスティフ、ブルドッグ、セント・バーナード、ジャーマン・ポインター、ブルテリア、グレート・デンという闘犬の血統を持つ犬との交配でより強い土佐犬に改良が進みました。本来は日本犬を先祖に持つ土佐犬ですが、他の犬種との交配を繰り返してきた履歴から日本犬6種にはふくまれていません。

土佐犬は、闘犬種として歴史を歩んできたため実際に家庭犬としてふさわしいかどうかは、飼育が困難なことと特定犬種ですので、飼育環境を自治体に届け出する義務もあります。

4. 土佐犬・気を付けるべき病気について

遺伝性の病気で生まれつき肘部分に問題が出てしまいます。成長過程で急激に体重が増えてしまうと全身のバランスを崩してしまうのです。姿勢も悪くなりますので、一部分に痛みを感じる場合もあります。症状が軽いときには、投薬で様子を見守りますが、運動機能に支障が出るようであれば運動制限をして外科的手術も視野に入れて考えていきます。

土佐犬は関節炎になりやすい傾向があります。関節炎は、完全に治療することはできない病気です。食事管理や関節に負担が多い運動を避ける必要もあります。いずれにしても体重管理が要になります。

5. 土佐犬・食べ物の注意点

土佐犬にはバランスの行き届いた動物性たんぱく質が多く含まれるドッグフードを食べさせるようにしてください。太り過ぎないように低脂肪高たんぱく質のドッグ府^どなら安心して与えることができます。股関節形成不全の予防に効果がある「グルコサミン」「コンドロイチン」が配合されているドッグフードドを選ぶことも、健康維持のために必要なことです。

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UCHINOCO編集部

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