猫の餌はどうやってあげれば良いの?

猫はとってもグルメな生き物です。そのため、猫の言う通りに餌を与えてしまうと、気づくと美味しいものしか食べなくなってしまうかもしれません。それでは、猫にはどうやって餌を与えれば良いのでしょうか。 2018年06月17日作成

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愛猫に健康で長生きをしてもらうためには、正しい餌の与え方も必要不可欠です。ここでは、そんな猫の餌の与え方に関する疑問を解明していきます。

猫のムラ食があって当たり前

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そもそも猫は、ムラ食いが激しい動物です。そのため、いつも食べている餌や新しい餌を食べなくなったからといって、別の餌にすぐに変えることは避けましょう。

もし、餌を与えてから30分程経過しても食べる様子がない場合には、餌を片付けtましょう。猫はグルメなので、「これを食べなければ、もっと美味しいものが出てくる」と認識してしまい、フードをなかなか食べなくなってしまいます。

また、元気があり明らかに食ムラである場合は、成猫であれば2~3日程食べなくても問題ないと言われています。多くの場合、この辺りでさすがにお腹が空き食べてくれるようになるのですが、万が一、まったく食べるそぶりがない場合は、餌の変更をおすすめします。

しかし、肥満傾向にある猫が3日間程まったく食事をしないと、脂肪肝という病気になるリスクが高まります。そのため、缶詰を使用してトッピングするなど嗜好性が増すようなプラスαが必要になります。

猫は嗅覚が優れている

猫は嗅覚に優れていますが、味覚はあまり優れていません。そのため猫は、美味しい餌を【匂い】で判断しています。

匂いの鮮度を保つため、缶詰は1~2回で食べ切りサイズ・ドライフードは開封後2週間目安で食べ切れるサイズを購入し、密封容器など酸化しない容器に入れて保管しましょう。

ライフステージに対応した餌を選ぶ

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猫は、各ライフステージによって必要な栄養素やエネルギー要求量が変わってきます。そのため、各ライフステージに対応した餌を選ぶことで、年齢にあった栄養素をバランスよく摂取することができます。

哺乳期

生後間もなく~生後3~5週目を哺乳期と呼び、食事は1日に5~8回程の食事量が目安です。もちろん、母猫がいれは母乳で栄養を摂取するため問題はありませんが、捨てられてしまったり育児放棄をされてしまった場合は、人工保育にて食事のお手伝いをする必要があります。ただし、人工保育にてミルクを与える場合は、猫用のものを必ず与えましょう。

離乳期

生後3週~1ヶ月半くらい位を離乳期と呼び、1日に3~4回の食事量が目安です。
離乳食を始める際は、猫用のミルクに、子猫用の缶詰などを混ぜ、ペースト状にして与えることから始めましょう。始めはミルク以外の食事にもすぐには慣れないので、徐々に量を増やしていくようにします。

徐々にペーストにも慣れてきたら、子猫用のドライフードを与えてみましょう。離乳期は、少しずつドライフードへ移行できるように、慎重に行いましょう。

成長期

生後1ヶ月半~7ヶ月位を成長期と呼び、食事量が1日に2~3回と少なくなります。この頃になると、完全にドライフードが食べられるようになるの、総合栄養食と記載された子猫用のドライフードを与えるようにしましょう。

生後7ヶ月~7歳位を成猫期と呼び、食事量が1日に2回で良くなります。また、成猫になると、飼育環境により体重や健康状態に差が生じてきます。そのため、愛猫にあった食事量と餌を与え、健康維持をサポートしてあげましょう。

7歳以降になると、シニア期に入ります。食事量は、1日2回で変更はありませんが、この頃からシニア向けの食事に変更すると良いでしょう。

また、シニア期に入ると、猫に多い腎臓病や歯肉炎など様々な病気を発症するリスクの高まるため、動物病院で健康診断を行い、愛猫の健康状態にあった餌を与えるようにしましょう。

餌の容器にも気を付けよう

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猫の餌の容器でおすすめなのが、陶器>ガラス>ステンレス>プラスチックの順番となります。
プラスティックは、匂いが残やすいだけでなく、傷がつくとその部分に細菌やカビが発生する可能性があるため、できれば使用を控えましょう。

そのため、匂いが残らず、傷もつきにくい陶器製の容器が適しています。とくに、嗅覚に優れグルメな猫は、匂いが残っているだけで食事を食べないこともあるので、容器選びも大事なポイントとなります。

著者情報

UCHINOCO編集部

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