犬のお留守番、夏場に注意したいことは?

暑い夏場に犬を家で留守番させるのはとても心配です。しかし、どうしても外出しなければならないこともあります。ここで犬の留守番で夏場に注意したいことをご紹介しています。
2019年05月14日作成

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1.夏のお留守番で注意したいのは熱中症

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暑い夏場の犬の留守番で注意したいのが、やはり熱中症です。犬は人よりも暑さに弱く、気温が22℃、湿度60%以上になると暑さがつらくなってくるようです。気温22℃というと人には暑いというよりもちょうどよいといった温度ですが、犬には暑く感じられます。真夏でなくても気温が高い日には熱中症対策が必要になりますから、常に犬を観察して暑そうにしていたら暑さ対策を行うようにしていきましょう。

とくにシベリアンハスキーなどの寒い地域原産の犬は、日本の暑さは苦手なようです。気温も20℃を超えると暑く感じるようになります。犬の様子を観察して、ハアハアと息が荒くなっていたり、床にお腹をつけて寝そべっているようなら、暑さがつらくなっている可能性が高いです。こんな様子の時に留守番をさせる場合には、体を冷やせる対策を行った上で外出するようにしましょう。

2.夏のお留守番に役立つものは?

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夏の留守番で最も心配な熱中症を予防するためには、犬が過ごしやすい気温と湿度を保つことが大切になります。具体的には、エアコンや扇風機で気温と湿度を調整します。そして、これに加えて犬の体を直接冷やせるアルミマットや大理石マットのようなものを設置したり、水を入れて凍らせたペットボトルを側においておくと犬の体をしっかりと冷やせます。

また、夏の留守番で心配なのが、停電です。停電してしまうと部屋の温度調整をするためにかけていたエアコンや扇風機が止まってしまいます。実際に留守番中に停電になったことでエアコンが止まり、これが原因で熱中症になってしまった犬が亡くなることもあります。停電は突発的に起こり、しかも、復旧したとしてもエアコンは人が起動してやらないと止まったままになっているため、一度停電が起こると長時間暑い部屋で過ごさせることになっていしまいます。

そこで、このような事故を避けるためにおすすめなのが、エアコンにあわせて電池で動く扇風機も設置しておくことです。最近では電池で動く扇風機が販売されています。ケージにとりつけるタイプのものから、人が使えるサイズのものまでありますから、色々な場所に設置しておくといいかもしれませんね。

そして、エアコンや扇風機で部屋の中の温度を調整するのもいいですが、これにあわせて、部屋の中の温度を上がりにくくできるように窓やベランダに日よけや緑のカーテン、すだれなどをかけておくと夏の強い日差しを遮ることができます。直射日光が部屋に入ってこないだけでも室内の温度は随分と上がりにくくなります。ちょっとしたことですがこれは簡単にできて効果的なことですから、ぜひ、実践してみてくださいね。

3.犬の様子がどうしても心配なら

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留守番中の犬の様子がどうしても心配なら、留守番中の犬の様子を見られるwebカメラを設置してみるのもおすすめです。こういったカメラをつけておけば外出先から犬の様子をうかがうことができます。また、留守番中の犬に外出先から声をかけることができる機能がついているものもあります。こんな機能のついたwebカメラなら犬も飼い主さんの声を聞けて安心できますね。

4.こんな状態なら熱中症にかかっているのかも

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帰宅してみて犬がこのような状態であれば、熱中症にかかっているのかもしれません。浅く早い呼吸、よだれを過剰に垂らす、体温が41度以上に、舌の色が青または白い、下痢、血便、嘔吐、吐血、脱水、けいれん、虚脱、立てない、意識がない、呼吸が止まっているなど。このような様子が見られたら熱中症にかかっているのかもしれません。

熱中症になったら、とにかく早く体を冷やさなければなりません。たらいなど全身が浸かる容器に水をためて犬を水に浸けて冷やします。たらいなどがないようなら、タオルなどを水にぬらして体をおおったり、氷でそけい部や胸を冷やします。犬の様子を見て移動できそうなら、すぐに動物病院に連れて行くようにしましょう。

著者情報

UCHINOCO編集部

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