犬は感情を尻尾で表す?!

尻尾がある犬を飼っていると、様々な尻尾の動きを見ることがあります。実はこの尻尾、振りながら感情を表していることをご存知でしたか?ここでは、尻尾が表す犬の感情を紹介していきます。 2018年07月08日作成

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犬の尻尾は犬種によって違う

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オオカミを先祖に持つ犬は、かつてはみんな長い尻尾をしていましたが、時代が進むにつれ、犬種によって尻尾の形が異なってきました。そのため、犬の尻尾は、犬種によって以下の3種類に分かれています。

一般的な長い尻尾

小型犬から大型犬まで、多くの犬が長い尻尾を持っています。ただ、トイ・プードルなどは短い尻尾をしていますが、尻尾を振ることはできます。

くるっと丸まった短い尻尾

パグ・フレンチブルドッグ・ブルドッグなどは、くるっとカーブを描くように丸まった尻尾をしています。ただ、尻尾はありますが、この尻尾が動くこととはありません。

断尻された尻尾

ミニチュアピンシャーなどは、断尻(人工的に尻尾を切る)をする犬種ですが、コーギーは生まれつき尻尾がありません。

このように、犬は犬種によって異なる尻尾を持っています。残念ながら、尻尾がない犬種は分からないのですが、尻尾がある犬種は、状況に合わせて様々な動きをしています。実は、この尻尾の動きには、理由があるのです。

犬は感情を尻尾で表す

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犬と生活を共にしていると、様々な尻尾の動きを目にすることあります。実は、この尻尾の動き、感情を表しているサインと言われています。

尻尾が水平に保たれている

犬の尻尾が、体に対して水平に保たれている状態の場合、遠くから何かが近づいてくることに、期待をしている様子を表現しています。

尻尾が斜め上に上がっている

尻尾が斜め上を向いている場合、周りの人や犬に対し、「1番えらいのは自分だ」というアピールをしています。

尻尾が背中側を向いている

上がった尻尾が、斜め上ではなく背中側に向けられている場合、犬は「リーダーは譲らない」という自信と支配力を確信している状態を表現しています。また、この状態から蛇行を始めると、攻撃態勢の前触れでもあります。

垂れた尻尾をゆっくりと揺らす

尻尾が下を向いていて、更にゆっくりとその尻尾を動かす場合、体調不良や精神的に不快な感情を表現しています。

尻尾が後ろ足の間にある

尻尾が後ろ足の間にあり、完全に丸まり隠れてしまっている場合、犬は自分がいる環境に恐怖を感じています。知らない環境に急に置かれることにより、このような尻尾を目にすることが多いです。

尻尾を振っている

上を向いた尻尾を素早く振っている場合、犬は楽しい・幸せという感情を表現しています。また、ふり幅が狭く少しだけ尻尾を振っている場合は、挨拶をしていると言われています。そのため、散歩中にこの尻尾の動きが見られた場合は、他の犬に挨拶をしているサインと言えます。

水平な尻尾を振る

水平な尻尾をゆっくりと振っている場合、犬は自分が置かれている環境にリラックスしています。つまり、何も問題がなく、穏やかな時間を過ごせているという表れでもあります。

尻尾が上を向かず水平の位置にある

尻尾が上を向かず水平な状態で振られている場合は、不安や緊張の表れでもあります。そのため、尻尾がどの位置で振られているかによって、感情も異なるので、尻尾を振っているから楽しいかというと、必ずしもそうではないのです。

犬の心を読み取ってあげよう

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このように、犬は自分の感情を尻尾を振ることで表現しています。そのため、愛犬がどのような感情でいるのかを、尻尾の動きで理解してあげることが必要です。

また、この感情を理解し、その時の状況にあった対処をしていあげることにより、愛犬との信頼関係が深まり、より良い関係を築けることでしょう。

残念ながら、尻尾のない犬は感情を理解してあげることはできないのですが、尻尾のある犬を飼っているのであれば、尻尾の動きに注目してみると良いかもしれませんね。

著者情報

UCHINOCO編集部

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