みんな犬のトリミングってどうしてるの？サロンの選び方は？

被毛や皮膚を清潔で健康に保つだけでなく、おしゃれに可愛くもしてくれるのがトリミングサロンです。
初めてで不安！という方のために、一般的なサービス内容や、連れていくときのマナー、良いサロンの選び方を紹介します。

トリミングサロンは、いわば犬の美容室。犬を美しく綺麗にしてくれる場所です。
サロンによってサービスは異なりますが、被毛のカットはもちろん、シャンプー、ブラッシング、爪切り、耳掃除、肛門腺絞りなどのメンテナンスも行ってくれるところがほとんどかと思います。

肛門腺絞りとは、犬は肛門腺と呼ばれる分泌物を溜める袋を持もっており、自力で分泌物を排泄できない子には、人間が絞ってあげる必要があります。

さらにはマッサージ、パック、エステなどを行っているサロンもありますし、カラーリングなどを行うサロンもあります。プードル、マルチーズ、シーズーなど凝ったトリミングスタイルが好まれる犬種では、その犬種の専門家がいるサロンもありますので、探してみてはいかがでしょうか。サロンの方針やトリマーさんによって、得意不得意のサービスがあるようですので、要望があれば事前に問い合わせたほうがよさそうです。

サロンはほとんどが完全予約制です。いきなり飛び込みで行っても、引き受けてくれない可能性が高いので、事前に予約をしていきます。
特に長期休み（ゴールデンウィーク、お盆、お正月）は混雑する傾向にあるので、余裕をもって予約することをお勧めします。

予約時または当日、どのサロンでも「狂犬病ワクチン」と「混合ワクチン」の接種を確認されると思います。証明書の提出を求められる場合があるので、事前に動物病院等で接種し、証明書を準備しておきましょう。
狂犬病は法律で接種が義務付けられていますし、混合ワクチンにおいても、不特定多数の犬と接触する可能性があるため、病気予防のために接種しておくのがマナーです。
また、ノミやダニの予防も確認される場合があります。ノミやダニはほかの犬にもうつってしまうので、サロンも警戒しています。もしトリミングの最中にノミやダニが発見されれば、その時点でトリミングが中止される事もあるので事前に予防しておくのが良いでしょう。

予約当日、予約時間は守るようにしましょう。
サロンに要望や気を付けてほしい事があれば、きちんと伝えるようにします。
ゲージやキャリーに入れて来店してもよいですし、首輪やハーネスにリードをつけての来店も良いです。ノーリードは脱走の危険があるので好ましくないです。

分からないことや料金などは事前に確認しておくのが安心です。
愛犬のためにも、しっかりと確認し準備をしてからサロンに行きましょう。

愛犬のためにも、できるだけ良いサロンを選びたいですよね。
選ぶときのポイントと、良いサロンとはどんなところなのか紹介します。

やはり大切なのが料金。
サロンによってピンキリですが、ただ高ければ良いサロンというわけではありません。
求めるサービス内容と、大体の相場を考慮したうえで選ぶ必要があります。

どんなに有名で良いサロンでも、長距離移動となれば犬に負担をかけることになります。できれば自宅から近く、通いやすいサロンを探すようにしましょう。
自分で連れて行くのが困難な場合は、車で送迎をしてくれるサロンもあります。

サロンの清潔感は要チェックポイントだと思います。
不衛生なところだと、病気がうつってしまったり犬にもストレスがかかります。

また、トリミング室がガラス張りで、トリミングをしている様子が外から見られるところだと、犬を扱う様子やサロンの設備などを見ることができるので、安心できますね。

犬が嫌いな人はいないにしても、扱いが乱暴であったり、知識不足であったりすると不安になりますよね。
トリミング前のカウンセリングが丁寧であるか、飼い主の要望に向き合ってくれるか、犬の性格を理解して優しく接してくれるか、丁寧に扱ってくれるか。様々な点を考慮し、相性のいいトリマーさんとめぐり逢うのが、良いサロンを選ぶ第一歩です。

また、トリマーさんにも民間の団体が発行している資格があります。
たくさんの資格とランクがあるので、トリマーさんの腕前を判断する材料にもなりますね。
もちろん、資格をたくさんもっているからといって愛犬と相性が合うトリマーさんとは限らないので、飼い主さんの目でトリマーさんを見て判断しましょう。

いろんなサロンを転々していては、毎回初めての場所に行くことになり犬にもストレスがかかるので、行きつけのサロンを決めておくとストレスも軽減されるのではないでしょうか。

大事な愛犬を預けるので、飼い主さんがしっかりと良いサロンを選んであげるようにしましょうね。