暑い夏が来る前に確認しよう。室内飼いの犬はクーラーは必要なのか?

犬が最も苦手な季節と言われている夏。お留守番中に熱中症を起こしてしまったらと不安になる飼い主様もいらっしゃると思います。暑い夏が来る前に準備を始めましょう。 2018年04月24日作成

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犬には汗腺がほとんどない為、熱が体にこもりやすいと言われています。直射日光を受けない室内飼いの犬は、部屋の中にいるから安心という訳ではありません。
夏場、部屋を閉めて外出してしまうと、室内温度は上昇し熱中症を起こす可能性が高まります。重篤な症状を引き起こさないように、ペット用のクール商品も豊富に販売されていますので、併用して活用しましょう。

犬は汗をかくのか

人は、汗をかいて身体の熱を外に出す事が出来ますが、毛で覆われている犬は人のよう
に汗をかいて熱を外に出す事が出来ません。理由としては、犬は、足の裏の肉球にしか汗腺がないからです。

夏場や走った後に、ハァハァと息を切らしている犬を見たことがあると思いますが人と違って、犬は体温調整が出来ない為、呼吸の早さで体温を下げようとします。その為、特に夏場は体温管理に注意する必要があります。

毛を短く刈ってサマーカットにすれば涼しいのか

毛を短く刈って、サマーカットにすれば涼しいのではないかと思いがちですが、犬には換毛期というものがあり、夏の暑い季節に対応が出来るように、毛が抜け替わります。
せっかく、夏に対応が出来るように抜け替わった毛を極端に短くカットしてしまうと、見た目は涼しそうではありますが、体温調節が出いない犬の皮膚に直接、熱が加わり吸収してしまう為、逆効果といえます。

また、室内犬はクーラーを使用する際に毛が短い為に冷えすぎてしまう可能性もあります。

室内飼いの愛犬に適した温度とは

住まいや犬種により、快適温度は異なりますが、28℃に設定した時にハァハァと息を荒げている様子であれば、27℃に設定して下さい。カーテンを閉めるだけでも室内温度は変化する為、様子を見て判断して下さい。
寒すぎてしまうと体調を崩しやすくなってしまう為、体温管理が出来ない子犬や老犬は夏用の服を着せて体温を調節してあげるのも一つの方法です。

快適なクール商品

夏場は、日差しが強いので夕方に散歩する人が多いと思いますが、夕方になっても蒸し暑さが続く為、お散歩の時に使用すると、熱中症対策が出来る商品や室内飼いの犬が、お留守番時に使用すると快適に過ごせるクール商品が数多く販売されています。用途に合わせて使用する事で快適に過ごす事が可能です。

アイスベスト

お散歩をする時に使用する事で熱中症対策にもなります。生地に水を含ませるだけで、何度も使用が可能です。軽量化されているベストの為、負担もかかりません。専用の袋が付いているのでお出かけに持参するのにもコンパクトで便利です。

パイルマットクールジェル

室内飼いの犬がお留守番をする際に最適です。中に入っているパイルマットは冷凍が可能となっており、何度も繰り返して使用する事が出来る為、エコでお財布にも優しい商品です。

アイスハーブロックスプレー

室内飼いの犬でも、蚊のえじきになります。ペット用のベッドやゲージにスプレーする事により、ノミ・ダニ・蚊を寄せ付けません。

室内で愛犬が熱中症になった際の対処法

出典元:http://earth.publicdomainq.net/

実際に愛犬が熱中症の症状が出た瞬間に直面してしまうと、慌ててしまうと思いますが
適切で迅速な行動をする事が大切になります。まずは、体を冷やして体温を下げる必要があります。ここで絶対に注意しないといけない事は、氷水を使わないという事です。
早く冷やしてあげないといけないと思いがちですが、氷水を使用してしまうと、血管が収縮してしまいます。犬に水を飲ませ、体に水をかけて下さい。可能であれば、扇風機を使用して対応して下さい。

その後、動物病院での処置は必ず必要となります。早めの対応が出来ないと、重篤な症状へ進んでしまう為、迅速な処置をし、その後早めに動物病院へ連れいてく事が愛犬を助ける鍵となります。

著者情報

UCHINOCO編集部

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