猫は耳が良いって本当?耳の役割と注意点をご紹介

猫の耳は実はとても重要な役割をしていることをご存知でしょうか。そんな猫の耳の機能とお掃除方法についてご紹介します。 2018年06月07日作成

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猫の大きな耳は顔のパーツの中でも特に特徴的ですよね。実はとても重要な役割をしていることをご存知でしょうか。今回はそんな耳の役割とお掃除方法についてお伝えします。

猫の耳はどんな役割をしているの?

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ピンと伸びた大きな耳は猫の特徴的なパーツでもあります。そんな猫の耳は犬や人間よりも高音域に強く、なんと6万ヘルツまで聞こえると言われています。6万ヘルツと言われてもどのくらいすごいのかいまいちわかりにくいですが、20m先のネズミの足音まで分かるとされており猫の耳の良さがよくわかりますね。
例えば、ご自宅の猫ちゃんも人間が気づくよりも先に来客に反応していることはないでしょうか。これも猫の耳のよさで遠くから聞こえる足音を聞き取って反応しているのです。
また、猫の耳はバランスを保つためにもとても重要な役割をしています。猫はバランスを保つためにとても重要な三半規管が人間よりも優れています。そのため高いところから落ちても瞬時に判断して上手に体を回転させて無事に着地することができるのです。

耳が特徴的な猫ってどんな子がいるの?

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通常猫の耳といえばピンと伸びた耳が多いですが、中には特徴的な耳のカタチをしている猫もいます。それがアメリカンカールとスコティッシュフォールドです。
アメリカンカールは耳が外向きにくるんとカールしています。品種改良を重ねて生まれた種類で、約50%の割合でこのような耳になるとされています。特徴的なのが生まれてすぐは耳がカールしていないこと。生まれてから数日をかけてカールしていき、完全なカールになるまで数ヶ月かかる珍しい種類です。
スコティッシュフォールドは耳が前方向へ折りたたまれた耳を持っています。
ちょこんと折り畳まれた耳はとても可愛らしいですが、これ軟骨異常で将来的に骨軟骨異形成症を発症するリスクがあります。そのため病気の発症リスクを抑え健康的な子を増やすためにアメリカンショートヘアーなど別の種類の猫と交配させることがあります。
このような特徴的な耳を持つ子の場合は耳の病気にかかりやすいため、通常よりもこまめな耳掃除を心がけるようにしてあげてください。

放っておくと病気になることも。耳掃除の仕方を知ろう

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特徴的な耳を持つアメリカンカールやスコティッシュフォールド はもちろんのこと、立ち耳でも耳のトラブルが発生することがあります。そのた痒がったり垢が見えてきた時は耳掃除をして綺麗に保つようにしてあげてください。
耳は猫にとってとてもデリケートな部分のため、初めて耳掃除をする場合は様子を見ながら慎重に行ってください。いきなりゴシゴシ拭いてしまうと猫がびっくりしてしまい、耳掃除を嫌がるようになってしまいます。
まず耳を優しく撫でて耳を触られるのに慣れさせます。神経がたくさん通っている耳を触られるのは猫にとってはデリケートなことです。時間をかけて根気強く慣らしていってください。慣れてきたらウェットティッシュで優しく耳を拭いていきます。こびりついた垢などがない場合はこれだけでも充分です。耳垢が取れない場合は、耳掃除専用のクレンジング液を数滴垂らして優しく綿棒で取り除きます。
耳垢が取れない場合や耳掃除を嫌がる場合は無理にしようとせず、病院で適切な対処をしてもらうようにしてください。

生きていくために大切な役割をしている猫の耳、飼い主さんがしっかりとケアをして健康に保ってあげてください。また耳に異変を感じた場合ははやめに病院で受診することをおすすめします。

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UCHINOCO編集部

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