まるでぬいぐるみのよう?オールドイングリッシュシープドッグについて

豊かな被毛に覆われていて穏やかな表情に飼い主も癒されるタイプの犬種です。日本ではなかなか飼い主と出会うことはありませんが、今回はオールドイングリッシュシープドッグについての情報をまとめました。 2018年07月26日作成

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1. オールドイングリッシュシープドッグの基本情報

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オールドイングリッシュシープドッグの大きさは想像よりもはるかに大きく、体高は53~60cm、体重が25~46kgというサイズでかなり大きな体格をしています。全身が長い被毛で覆われて顔の部分もほとんど見えず眼以外の部分は被毛に隠れています。まるでぬいぐるみのような外見が特徴的です。

体長と体高がほぼ同じスクエア型で筋肉質な体型をしていますので、力強い動きだけでなく軽快な動きも得意ですよ。

2. オールドイングリッシュシープドッグの特徴や性格について

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体長と体高がほぼ同じのスクエアな体型が犬種の特徴です。実はプロポーションも抜群で腰の位置が高く足が長いスタイル抜群で足が長いところも魅力的な大型犬です。歩くときには体を揺らすように進むので独特な雰囲気があります。

頭部は基本的に大きいのが特徴です。その声は独特で太く響くような声をしています。成犬時の標準的なサイズは、オスの体高が61cm、メスは56cm程度です。性格的に陽気さと穏やかさをバランスよく身にまとっています。やんちゃな一面を見せたかと思うと次の瞬間は飼い主を見て行動しようとする利発さもあるのです。人に馴れやすい個体も多いので番犬には向いていません。また子どもや同居犬とも仲良く過ごせるのです。

3. オールドイングリッシュシープドッグの歴史について

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オールドイングリッシュシープドッグの歴史は18世紀後半から19世紀の文献に掲載されることで認知されるようになりました。正確な起源はいまだに語られておらず他の犬との交配を経て今の姿に収まりつつあったのではないかと言われています。

オールドイングリッシュシープドッグはに愛称があります。これは「ボブテイル」という呼び方です。ひと昔前は断尾をすることが通常でしたが最近ではあまり断尾されなくなりました。

1873年に初めてイギリスのドッグショーに出展されてオールドイングリッシュシープドッグは、19世紀末にはアメリカへ輸出されたあと、20世紀始めころには人気犬種のして人気を博しました。一番有名なのはミュージカル映画「アニー」に登場したキャラクター犬としの配役でした。

4. オールドイングリッシュシープドッグ・気を付けるべき病気について

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オールドイングリッシュシープドッグは長毛のダブルコートで、特にアンダーコートは水をはじく性質を持ち合わせています。そのために皮膚疾患を引き起こしやすい傾向があることには気を配りましょう。高温多湿の季節は特にこまめにブラッシングをしてあげます。そして常に、皮膚の奥まで通気させることも必要です。常に皮膚の状態をチェックして皮膚病を早期発見してあげることも重要ポイントです。

また犬種別に考えたときに遺伝的な疾患の傾向があります。それは心臓疾患です。シニアに限らず、子犬~高齢まで広い世代で発症の可能性があります。病名としては三尖弁閉鎖不全症や拡張型心筋症です。そのほかには、進行性網膜萎縮症、白内障という眼の病気が挙げられます。

また関節系の病気では股関節形成不全症や消化器の病気としては胃捻転、また高齢になると内分泌の病気として甲状腺機能低下症にも注意が必要です。

5. オールドイングリッシュシープドッグ・食べ物の注意点

栄養が偏らないように総合栄養食を選んであげることをお勧めします。グレインフリーの食材を使ったドッグフードが必要です。そして関節のケアを兼ねてコンドロイチンが配合されたドッグフードもおすすめです。

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UCHINOCO編集部

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