イングリッシュポインターの特徴は?|お世話で気をつけるポイント

ポインターと呼ばれる犬種には「イングリッシュ・ポインター」と「ジャーマン・ポインター」の2種類があります。今回はイングリッシュ・ポインターの特徴や性格についてまとめてみました。 2019年09月01日作成

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1.イングリッシュポインターの基本情報

イングリッシュポインターは引き締まった体つきをしています。イングランド原産の犬種です。飼い主に対して獲物の場所を前足を曲げて教えることから「ポインター(指し示す)」という名前がつきました。体高は60~70cmです。抜群の体力を誇りますが見た目は非常に優雅です。

2.イングリッシュポインターの特徴や性格について

気品に満ちた筋肉質な体に短く美しい被毛が生えているのが特徴です。全く無駄のない走る姿も歩く姿もいずれも優雅です。尾はまっすぐにピンと上向きに伸びているのも特徴の一つです。佇まいは常に遠くを見るように首ヌケの良いスタイルです。明ストップがある頭部と口元は四角いシルエットです。耳は垂れているのが普通です。

走ったときのボディーラインは流線型のシルエットを描きます。そして強い走りとしなやかなボディーが相まってとても特別な犬種というイメージを持ちます。大型犬としては少しだけ小さめです。体高はオス63~69cm、メス61~66cm程度とされています。

人間に対しては穏やかで、非常に愛情深く接することからも伺えるように優しい性格をしています。その一方で猟やスポーツのスイッチが入ると急激に疾走感のある走りを見せて、エネルギッシュに動きます。想像以上のスピードで疾走して獲物を探します。

3.イングリッシュポインターの歴史について

出典元:https://www.shutterstock.com/

イングリッシュポインターの歴史は17世紀にさかのぼります。イギリスで発見されたときには今のイングリッシュポインターの姿形であったかどうかは定かではありませんでした。やがて時代が進むとグレーハウンドやフォックスハウンドという優秀なハウンド系の犬や、スパニエル系の犬種と交配されてさらなる狩猟能力の向上を目的とされてきました。やがて向かえた18世紀には、イングリッシュポインターと同じ外見の犬が絵画に描かれるようになりました。

イングリッシュポインターは、優れた猟の実力が貴族にも大いに認められて愛されるようになりました。ただ、猟欲の強さと勇敢すぎる気質が飼い主が扱いきれない場合が多く、セッターとの交配を経て穏やかな性質も取り入れて今に至ります。

4.イングリッシュポインターの飼い方

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身体のケア

イングリッシュポインターの毛は短く、抜け毛が少ない犬種です。
1週間に1回くらいのブラッシングが良いでしょう。もしくは濡れたタオルで身体を拭いてあげるのも良いです。

抜け毛が少ないとは言っても、イングリッシュポインターはダブルコートという被毛で覆われているので、季節の変わり目はいつもより抜け毛が多くなります。
毎日掃除機をかけて部屋を清潔に保ちましょう。

運動

もともと狩猟犬であったイングリッシュポインターはとてもエネルギッシュで活発です。
毎日のお散歩だけでは運動不足で、犬にストレスをかけてしまう可能性があります。
週末はドッグランに連れて行ったり、自由に走り回れる環境を作ってあげましょう。

食べ物

効率よく栄養が摂取できるようにタンパク質が多く含まれているドッグフードが大切です。もう一つは動物性タンパク質を摂ることも必要なのです。アレルギーや消化不良を起こしやすい穀物を使わないグレインフリーの、ドッグフードがおススメです。

気をつける病気

イングリッシュポインター特有の病気の一つに眼の病気があります。チェリーアイや眼瞼内反症、白内障などです。また遺伝的に聴覚障害の起こりやすい犬種でもあるので定期的な検診が必要です。目の検査を行うことで早期発見率が上がることは、きわめて有効な方法です。

また股関節形成不全が起こりやすい場合もあります。大型犬に多い胃捻転が起こりやすいことも警戒されますので、食事の後はしばらく静かに過ごせるようにしつけをすることも必要です。また耳が垂れているので外耳炎を起こしやすいのも気をつけてください。こまめに掃除をして通気をよくしておくと未然に防げます。

著者情報

UCHINOCO編集部

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