やっぱり大人気!「柴犬」とは?

日本人がこよなく愛する犬として柴犬は昔から君臨しています。そんな日本のスタンダード犬種としての柴犬の情報をまとめてみました。 2018年06月03日作成

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1.柴犬の基本情報

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柴犬は体高より体長がやや長いのが特徴です。体の大きさに比べて小さめの立ち耳や巻いた尾、そして短いダブルコートの被毛も特徴です。尾の状態は柴犬によって個人差があり、左巻きや右巻きという形態があります。ちょっとした豆知識ですが、よく観察すると個体差がわかります。体高がオス39.5cm、メス36.5cmです。

2.柴犬の特徴や性格について

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現在柴犬は、ペットして飼い主との暮らしに溶け込んでいますが、昔はとても優秀な猟犬として狩りに同行するなどしていました。自分の判断で行動する気質を持っていますので、自立心が旺盛というよりも、なかなか聞き分けの悪い犬としてしつけ面の難しさが見て取れます。誰にでも飼育ができると思われがちですが、実は柴犬は初心者には向かない犬種でもあるのです。

飼い主に対してもなかなかクールに接します。それでもしつけをきちんと行えば、服従心や忠実さを示します。ただ、自分のテリトリーに対しては保守的で防衛心が強く働きます。

ドライな性格を理解しつつ

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柴犬は性格的に個体差が激しい犬種です。基本的には我が強く出るタイプの柴犬が多いので、しつけ面や訓練には適していない場合も多いのが難点です。それでも飼い主は根気よくしつけや上下関係を教え込む必要があります。決して子犬時代から甘やかさないようにしましょう。過剰な愛情表現の必要のない犬種なので、犬のほうから寄ってこない限り飼い主もドライに接することが必要です。

3.柴犬の歴史について

近年の研究では、柴犬の祖先は狼なのではないかと言われています。縄文時代の遺跡からは柴犬の直系祖先の「縄文柴」の骨が出土しているほどです。これは紀元前400年頃の歴史を感じさせる記録でもあるのです。

純血犬として確立されている柴犬は、繁殖を繰り返して「柴犬」として認められるようになりました。戦争が終わった昭和27年頃に、犬ジステンパーが大流行したことで多くの柴犬が命を落としてしまいました。そして、時代的な飼育管理の悪さから柴犬も純血種としてではなく交雑種が増えてしまいました。

そこで、その中でも優れた資質を誇る犬の交配を繰り返し、再び柴犬は純血種としての地位を取り戻しました。その歴史が今に至ります。

4.柴犬の気を付ける病気について

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柴犬は皮膚疾患の多い犬種です。マラセチアなどの真菌が原因であるものや、内分泌疾患によるものなどさまざまです。最近では食物アレルギーや接触アレルギー、そしてアトピー性皮膚炎まで発症する柴犬も多いようです。

柴犬がしきりに自分の皮膚をかゆがっている様子を見せるときには動物病院を受診して、その原因を突き止める必要があります。かゆみや発赤がないか、脱毛はないかなどを確かめておく必要もあります。特にブラッシングやシャンプーを適時行うことが大切です。

5.柴犬の食べ物の注意点

柴犬だから人間と同じ食べ物で大丈夫というのは、一昔前の考え方です。柴犬は皮膚に影響を受けやすいため、アレルギー性の皮膚炎を回避するように食べ物には注意しましょう。アレルゲンとなる食材を除外したアレルギー対応のドッグフードがおすすめです。

また、総合栄養食と呼ばれる良質のドッグフードを与えている間にアレルギーを起こしている場合には、アレルギー対応のフードに切り替えるなど飼い主の判断が必要です。

さらに、年齢に合ったドッグフードを与えることも柴犬にとっては重要なことです。おやつをついつい食べ過ぎたり、人間の食事を欲しがったりするような場合でも、決して甘やかすことなく柴犬専用の食事をメインに与えることが大切です。

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

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