1.ポメラニアンの基本情報
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ポメラニアンは、大人になっても比較的コンパクトサイズであることが特徴的です。例えば、成犬でも体高18~22cm、体重1.5~3kgというデータがあります。豊かな被毛が一番の特徴です。また、全体的に丸いシルエットが愛くるしいというポメラニアンの愛好者も多いようです。
ポメラニアンは、家庭犬として向いていると言われています。基本的に豊かな被毛をしていますので、お手入れの点では素人には少し難しいでしょう。ここはトリマーにお願いをして、日々のお手入れは飼い主が行うようにしてあげてください。
2.ポメラニアンの特徴や性格について
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ポメラニアンは比較的飼いやすいと言われている犬種です。その理由は学習能力の高さにあります。飼い主としては、しつけがしやすい点が一番ありがたいところでもあるのです。
ポメラニアンは、性格的にほめて伸ばすというしつけが向いている犬種です。頭ごなしに叱りつけるようなしつけは向いていません。基本的に飼い主にはいつも甘えていたいと考えていますが、その一方で言われたことに従おうと努力をしている姿が垣間見えます。褒めてもらうことが大好きなので、しつけ面もこの方法で進めるととても扱いやすい犬種と言えます。
ポメラニアンは勇敢で甘えん坊、そして活発な性格をしています。常に元気いっぱいで好奇心旺盛な犬種ですので、飼い主に対してもうれしい感情を素直に表現するなど、とてもわかりやすい性格をしています。そこがたまらなく可愛いと思える部分でもあるのです。
ポメラニアンは、日本全国の犬種の中でも多くの比率を占めているほど人気の高い犬種でもあります。ジャパンケネルクラブ(JKC)によると、日本の犬の7%程度はポメラニアンであることがわかっています。
3.ポメラニアンの歴史について
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ポメラニアンの元祖はジャーマン・スピッツ、そしてサモエドと言われています。ポメラニアンは基本的に白い被毛でしたが、交配を重ねるうちに今のポメラニアンのカラーに落ち着きつつあります。
18世紀頃には、イギリス国内でヨーロッパ中の貴族に愛されるようになりました。そこから現在のポメラニアンの形状に近い雰囲気になり、体格もおおよそ平均的なサイズに収まりました。海外から来たポメラニアンは、今では日本各地で見かけられるようになり、ペットとしての地位も築き上げました。
4.ポメラニアンの気を付ける病気について
ポメラニアンは生まれながら「膝蓋骨脱臼」を引き起こしている場合があるといわれるほど、足の疾患が多いことでも知られています。子犬時代から関節部分のチェックは怠らないようにしてください。
また、活発で遊びの場面ではジャンプをすることも多いので、足を痛めてしまう場合もあります。足を引きずっているような仕草を見せたときには、早めに動物病院を受診するようにしてください。
その他に多い疾患は気管虚脱や流涙症です。いずれも早期治療であれば治る可能性がありますので、少しでもおかしいと感じたときには動物病院を受診してください。
5.ポメラニアンの食べ物の注意点
体格的にそれほどがっちりとしている犬種ではないので、ドッグフードは総合栄養食という意味でも胃腸への負担が少ない成分のものを適量与えるようにしてください。
個体差がありますので、運動量が多めのやせ気味のポメラニアンと肥満気味のポメラニアンで差が出てしまいます。ここは体重の推移を見守りながら調整してあげてください。
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UCHINOCO編集部
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