オス猫の発情期に起こる行動の変化やその対処法

オス猫の発情期は、メス猫と違った対処の難しさがあります。こちらではオス猫の発情期に起こる行動の変化やその対処法についてご紹介します。 2018年04月10日作成

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猫の発情期はメス猫が目立つだけでオス猫が全くないという事ではありません。こちらではオス猫の発情期に起こる行動の変化やその対処法についてご紹介します。

1.オス猫の発情期の行動の特徴

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オス猫もメス猫と同様に発情期になります。発情期になると普通の時の猫とは違った行動を起こしますのでどのような行動が発情期なのかをしっかりと確認しておく事が重要になります。発情期特有の行動が見られたら発情期用の対応をしてあげる事が大事です。

オス猫の発情期特有の行動としては、普段よりも攻撃的になったり、強い臭いのする尿スプレーをしたり、とにかく外に出たがり脱走しようとチャレンジしたり、オス同士のケンカが増えるというものが発情期の特徴になります。

これらの発情期の行動というのは、人間の飼い主さんにとってもかなり負担の大きな行動になりストレスになることも多いです。飼い主さんに対しても攻撃的になりますので引っ掻かれたり噛み付かれたりないように注意してください。

2.発情期の見た目の変化

発情期は行動の変化もありますが見た目の変化もあります。発情期になったオス猫の見た目の変化で分かりやすいのが生殖器です。オス猫は成熟すると生殖器に小さな棘が生えるようになります。この棘は、メス猫と交尾した際に刺激を与えて排卵を促す効果があります。ちなみにこの棘は、ホルモンが関係しておりますので、去勢手術を行った後はホルモンバランスが乱れてなくなります。

こちらは少しわかりにくいかも知れませんが、発情期のオス猫は、微量ながら顔つきもわずかに変わります。通常時と比べてエラが少し張るようになり、少し凶暴そうな顔つきになります。愛猫の顔が少し怖いと思ったら発情期かもしれませんので要注意です。

3.注意したい尿スプレー

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発情期中の猫の特徴として挙げられる尿スプレーは、オス猫が家の壁であったり柱などの目立つ部分にオシッコを吹き掛ける発情期特有の行動になります。オス猫は、オシッコの臭いによってマーキングを行い縄張りを主張します。犬の散歩の時に電信柱などにオシッコをかけるのと全く同じ理由になります。

この尿スプレーは、発情期中の猫特有の強い臭いのする尿を吹きかけますので非常に掃除が大変になります。尿スプレーは、早い猫の場合には、生後半年くらいから行われます。生後一年以内に去勢手術を受ける事ができれば、尿スプレーの約90パーセントがなくなると言われていますので、去勢手術は必要になります。

4.オス猫が発情するタイミング

オス猫が発情期になるタイミングは、赤ちゃん猫の成長時の特徴を理解するのが先決です。オス猫は、生後3ヶ月を過ぎると生殖器が発育し始めます。生後5ヶ月から半年を過ぎると精巣の発育が完了し、交尾ができるような状態が整う事になります。その為、7ヶ月くらいから発情期になるオス猫もいますが、一般的なオス猫の場合には、生後9ヶ月から一年くらいが最初の発情期を迎える時期になっています。

5.どうしても治まらない場合には去勢手術も

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オス猫の発情期は、メス猫よりも軽度とはいえしっかりと対応しなければいけません。その為、迎え入れた猫の繁殖を希望しないのであれば、早目に去勢手術を受けさせてあげてください。

オス猫が去勢手術を行う事によって、喧嘩をするリスクが減りますので怪我や傷口からの感染などのリスクを軽減する事ができます。また、脱走するリスクを減らす事ができますので交通事故にも合い難くなります。発情期はオス猫にとってもメス猫にとってもストレスのかかる時期ですので、去勢手術を行う事によってストレスを無くし平均寿命を延ばす事ができます。

オス猫の発情期を抑えることにより、脱走した時に野良猫などを妊娠させてしまうなど飼い主のいない野良猫を増やすのを未然に防ぐ事にも繋がります。飼い主として飼い猫の健康面や保健所に連れて行かれる猫を減らすためにも、細かな対応が重要です。

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UCHINOCO編集部

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