大人しくて甘え上手！シーズーについて

シーズーの体高は20～28cmです。ずっしりと肉付きの良いボディーが特徴的で比較的小柄で脚はとても太くて短いので歩く姿は本当に愛嬌があって可愛らしい犬種です。被毛はダブルコートで保湿効果のある毛が密集して生えています。上毛は長毛でシーズーの体を覆います。

シーズーは愛情深く人懐っこい気質を持っています。無駄吠えもせず攻撃性もないタイプですので、誰からも愛されて家族の一員として穏やかな日々を過ごせる犬種です。人と遊ぶのも大好きで飼い主の傍に寄り添うことも上手です。

犬を知るときにはその犬のルーツを辿ると一番わかりやすいものです。シーズーに関しては狩猟犬でもなく、ひたすら中国王朝で貴族に寵愛されていた背景がありますのでその気質は引き継がれています。

「愛玩犬」という言葉が最も似合うのがシーズーなのです。だからこそ、穏やかで人に愛される素質の強い犬種であることがわかります。いわゆる愛され上手な犬なのです。躾も入りやすいのは利発で物覚えが良いからです。攻撃性もないので子犬時代から年のために吠え癖や噛み癖が出ないように重ねて躾をしておくことが賢明です。愛嬌たっぷりに人と接してくれるので子供から年配の人まで、誰にでも寄り添うことが出来る犬だからこそ、犬と始めて暮らす人にもおすすめできる犬種です。

可愛いしぐさに、ついつい甘やかしたくなってしまいますが、多少性格的に頑固な面も持ち合わせているため、しっかりとしたリーダーシップでしつける必要があります。また、長毛種であるため抜け毛はあらゆる犬種の中でも非常に少ないほうですが、毎日のブラッシングや定期的なトリミングは欠かせません。

シーズーの原産国をよく知らない人も多いようですが、実は古代中国の王朝では宮廷犬として長く西太后などから寵愛を受けてきました。当時の中国の皇帝が可愛がっていた犬と元々中国王朝では古くから愛玩犬として大切に育てらえていた「ペキニーズ」が交配をして生まれたのがシーズーでは？いう説もあるほどです。その後シーズーがイギリスに渡りイギリス王室でも寵愛されるようになりました。時を経て1935年に認められた犬種として登録されました。その後は日本にも輸入されて現在に至るのです。

シーズーは立ち耳ではないので耳の衛生状態がすぐに悪くなる可能性があります。中耳炎や外耳炎を防ぐために定期的に耳掃除をすることが必要です。目の病気としては角膜炎が多いようです。涙が急に多くなった場合や太陽を眩しがるようになったときは一度目の検査をしてもらった方が安全でしょう。

適正体重を超過してしまうと気道を防ぎやすくなり気管虚脱という病気のリスクもたかまります。とにかく肥満には用心して過ごすことを徹底していると、呼吸器の病気の予防にもつながります。

ドッグフードに関しては適量を与えることがベストですが年齢や飼育環境や普段脳の雨量に応じてきちんと管理することが必要です。ドッグフードも多くの種類が販売されていますので、臨機応変にその時点で一番良いと思われるドッグフードを選んであげましょう。

可愛いしぐさを飼い主に見せるのが上手な犬種だけに、つい甘やかしてしまうときがあります。せっかく飼い主の指示を守れる従順な性格のまま成長をしていても、ふとしたとき頑固な性質が顔を出す場合もあるのです。飼い主は常にリーダーシップを示すことが大切なのです。