猫1匹にかかる費用はいくら? エサ代から治療費まで

猫を飼いたい!そう考えたときに気になるのが飼育にかかる費用です。毎月のエサ代や猫砂代だけでなく、ワクチン接種の費用や治療費まで解説します。 2018年04月14日作成

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猫ブームが到来し、猫を飼いたいと考えている方も多いでしょう。とはいえ責任を持って飼うためにはちゃんとお金をかける必要があります。そこで気になるのが猫1匹にかかる費用です。毎月のエサ代や猫砂代はもとより、ワクチン接種や健康診断の費用、ペット用品代、治療費など必要な費用について分かりやすく解説します。

1.健康第一!混合ワクチン接種と健康診断の費用

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1-1.混合ワクチン接種

猫を飼い始めてまず最初に必要なのが混合ワクチン接種です。人間が子どもに麻疹や風疹の予防接種を受けさせるように、猫も感染症から身を守るために予防接種が必要です。子猫は母猫から免疫を受け継ぎます。そのため生まれてから8週目くらいまでは、母親から貰った免疫による抵抗力で感染症を防ぐことができます。しかし、それ以降は少しずつその力が弱くなっていきます。そこでまず生後8週目に一回目のワクチン接種を行います。2回目は生後12週目に行います。子猫は1歳までに2回のワクチン接種が必要です。成猫になってからも1年に1回ワクチン接種を行うため、その度に費用がかかります。費用は下記の通りです。

3種混合ワクチン 3000~5000円
5種混合ワクチン 5000~8000円

1-2.健康診断

健康診断は毎月のように受ける必要はなく、目安としては成猫は年1回、老猫や病気がちな猫は半年に1回です。費用は動物病院によって多少異なりますが、平均で15,000円前後の費用がかかっています。以下は検査ごとに必要な費用です。

尿検査    1000円~
糞便検査   1000円~
血液検査   5000円~
レントゲン検査 3000円~
超音波検査  1500円~
心電図検査  2500円~
眼科検査   5000円~
歯科検査  ~15000円

2.毎月かかるエサ代と猫砂の費用

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2-1.エサ代

ドライフードの場合、安いもので2kgで600円前後から売られています。とはいえ安いフードは4Dミールなどの粗悪な素材や、人工着色料や香料、人工由来の酸化防止剤や保存料などの添加物が多く使われている傾向にあります。愛猫の健康を考えるなら2kgで1,000円以上のフードを購入したいところです。必ずしも安いフードは質が悪く高いフードが良いわけではありませんが、高価格帯のフードは猫の健康に配慮し優れた栄養素を配合しているのが特徴です。

2-2.トイレ費用

猫が排泄を行うためにはトイレ本体と猫砂が必要になります。システムトイレの場合は専用のシートがさらに必要です。快適な猫ライフを送るには猫のトイレにもある程度の費用が必要です。トイレ本体は定期的に丸洗いして使えば最低5年は持ちます。猫砂は従来型のトイレとシステムトイレで異なりますが、システムトイレは1~2ヶ月程度(猫1匹で使う場合)は砂の取替えが不要です。シートは銘柄によって異なりますが1枚で5~7日程度持ち、1ヵ月では5枚程度必要です。

トイレ本体 1個 1500~3000円
猫砂    1ヵ月 500~900円
シート   1ヵ月 500~1000円

3.愛猫のために買い揃えたいアイテムとその費用

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猫を飼うためにはエサとトイレ以外にも必要なものがたくさんあります。まずは毎回の食事で使う食器、寝るときに使うベッド、動物病院に連れて行くときに使うキャリーバッグを優先的に揃えましょう。首輪も必要です。鈴つきの首輪は暗い夜でも猫がどこに居るのか分かるため脱走防止に役立ちます。子猫の悪戯防止には、おもちゃを用意してあげるのが一番です。また完全室内飼いの猫には、家の中でも十分な運動ができるようにキャトタワーを用意しましょう。キャットタワーは一台で運動、寝る場所、隠れ家、展望台、爪とぎと何役もこなす優れものです。

食器代     0~1000円
ベッド      1000~4000円
キャリーバッグ 4000~10000円
首輪      100~800円
おもちゃ    300~500円
キャットタワー 10000~50000円

4.ペット保険や治療費用も念頭に

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4-1.治療費用

猫の症状や受ける治療、動物病院によって大きく変わるため、一概に何円必要とは言えないのですが、猫が急病になったときにすぐに治療費を工面できるようにお金を用意しておく必要があります。一回の費用は軽い症状であれば数千円程度、高くても数万円程度ですが、多くは何度も通院が必要なため治療にかかる費用が高額になることもあります。高度な医療を求めるならかかる費用は青天井です。

4-2.ペット保険

ペット保険は安いもので月額800円前後から加入できます。
猫は犬よりも保険料が安い傾向にありますが、年齢が上がると保険料も上がります。0~3歳くらいまでは横ばいですが、その後は緩やかに上昇し、8歳では1歳のときの保険料と比べて1.5~2倍程度まで上がります。もちろん保険料は毎年更新されるため早く入ったからといって保険料が安く抑えられるわけではありませんが、高齢の猫が入れない保険が多いため、保険を利用するなら5歳までには入っておく必要があります。
補修範囲も重要です。入院と手術だけを補償するのか、それに加えて通院も補償するのかで保険料が大きく変わってくるからです。例えば補償割合が50%に設定されている保険では、治療費の半分を自己負担する必要があります。当然のことながら補償割合が高いほど保険料も高くなります。費用を抑えようと安易に補償割合が低く設定された保険に加入してしまうと、いざとなったときに自己負担率が高くなり保険があまり役に立たない可能性があるのです。

責任持って猫を飼うためにはさまざまな費用が必要です。混合ワクチン接種と健康診断は年1回受けましょう。エサ代は月1650円~猫砂代は月500円~。快適な猫ライフにはほかにもベッド、キャリーバッグ、首輪、おもちゃ、キャットタワーなどのペット用品が必要です。愛猫が怪我をしたり病気になったときに治療費も必要になります。

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UCHINOCO編集部

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