万が一の事故を防ぎたい!子供を犬の事故から守るために

時折目にする犬と子供の哀しい事故は、どうして防げなかったのかと聴くたびに複雑な心境になるものです。犬と子供の事故を増やさないためにも飼い主ができること、という視点で考えてみました。 2018年04月07日作成

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噛みつき事故はいつでも起きる

犬が人を噛むことは、一番あってはいけないことです。当の犬の方はそこを理解できずに自分の気持ちにスイッチが入ることで、攻撃性を露わにする生き物なのです。ただ、その対象がか弱い赤ちゃんや子供の場合には命に係わる事故につながってしまいます。

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犬の方にも訳がある

十分に人とたくさん触れ合っていない犬が急に子供に優しくできるはずがありません。問題はその犬にとって赤ちゃんや子供がどのような存在に映っているのかということです。最初の対面の瞬間から大切なことがあるのです。その赤ちゃんは自分より後に家にやってくる場合には、特に注意が必要です。

自分より後にきた「赤ちゃん」という侵入者

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初対面の頃は、どの犬でも興奮しやすく警戒を示すものです。また赤ちゃんはいきなり、犬の急所を触ろうとしたり、わけがわからずに犬を叩いたりするものです。これがすべて噛みつき事故につながってしまうわけです。犬側の気持ちとすれば、いきなり攻撃を加えられたのかも?と勘違いし、自分の野生に潜んでいる攻撃性を露わにして自己防衛をしてしまうのです。赤ちゃん側にすれば「触れたい」「遊んであげたい」という優しい気持ちです。そこがかみ合わないときに事故はどうしても起きてしまいます。

犬にはストレスを与えない環境を!飼い主が尽力すること

本来は仲間意識が強い犬も、ストレスを溜め込んだ状態の場合には、理性が利かない場合があります。だからこそ、まずは犬の精神状態を飼い主が常にコントロールできるかどうかが基本です。その先に、子供との共存があるのです。いきなりは絶対に避けてください。事故は起きてからでは遅いからです。

犬の嫉妬は噛みつき事故が起きる原因

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突然いつもの環境から他の環境下に置かれたときに、犬は想像以上のストレスを抱えます。そしてそこでなんとかやり過ごそうと最大限の努力をします。どれあけしつけが行き届いていたとしても、嫉妬やストレス突発的な行動が起きると、犬は自分のホウン脳に逆らえなくなるのです。人と犬の違いを飼い主が深く理解しておくべき点です。

基本は常に見守りの元での触れ合いを

普段は温厚だから間違いは起きない、という慢心の気持ちは子供や赤ちゃんに犬が接する時には別物として考えましょう。それくらいの慎重さが必要なのです。残念な事故が起きてしまうのは、犬の責任ではありません。傍にいる飼い主の責任として受け止めなければいけないのです。家族間であっても、飼い主は常に責任感を持って犬と接して子供や赤ちゃんが、傍にいるときにはリードを付ける、目を離さないという注意喚起が家の中でも必要なのです。それが犬と家族を守る術だからです。

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UCHINOCO編集部

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