何よりも餌は猫の健康維持には重要、おすすめの餌はどんなの?

猫ちゃんたちにとってごはんの時間は何よりも楽しみな時間です。餌に含まれる内容によって健康を左右する事も事実ですから、種類にも注意を払いたいというお話です。 2018年03月10日作成

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猫の健康維持と長生きのためにはどのような種類の餌をあげているかが重要です。愛猫にオススメの餌や万が一の時に備えた餌などをご紹介します。

1.一般に普及している猫の餌

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一般的に普及しているのは総合栄養食のカリカリ餌で、安価で購入できますから飼い主には飼いやすさがあります。愛猫にバランスよく栄養補給してもらうためにも理想的でぜひオススメしたいところなのですが、難点は穀類が多く含まれている事です。試しに現在活用しているカリカリ餌があるなら、成分表をぜひ確認してみてください。

トウモロコシや小麦粉あるいはパン粉の表示がないでしょうか。猫は元々肉食ですから穀類に含まれるタンパク質を分解する機能を持っていないのです。当然ながら消化不良を起こしたまま体内に蓄積されていきますから、健康に良いはずはありません。さらに肉類の内訳にポークミールやビーフミールあるいはチキンミールと書かれていた時は、他家畜動物の病気で死んだ死骸や場合によっては他猫や犬の死骸からの肉を混ぜている場合があります。

若干高めのウェットフードは水分を多く含んだ餌になりますが、大半は魚や肉類などの缶詰になっています。魚や肉類の食感や風味が残っており栄養価も高いですから、食欲がない時や水分補給が上手にできない子のための補助食として活用される事も多いです。中間の柔らかめの餌もあります。いずれの場合も長期保存のために添加物が含まれているものが多いです。

未だにねこまんまこと白いご飯に鰹節といった餌を上げている飼い主もいますが、猫は完全な肉食である事を考えるとこれもけしておすすめできない餌である事がわかります。特に動物性タンパク質がまった補給できませんからまず長生きできないのは明らかです。

2.ぜひ愛猫にあげたい餌の種類

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安価なものをすべて否定するわけではありませんが、添加物や先述したように悪質な素材を経費削減のために混合させているものが一般に普及している現状があります。多少高くても穀類ではなく肉や魚からのタンパク質が主原料である事と、原料が良質であると確認できるものがオススメです。

幼少期・成猫期・老年期では当然ながら必要最低限の栄養価に若干違いが出てきます。幼少期および出産前後は最も栄養補給が必要な時期です。逆に老年期を迎えたら人間と一緒で、運動量はうんと減りますから、なるべく低カロリーなものがオススメです。

3.オスに多い尿石になったらあげたい餌

オスはメスよりも尿路が狭くて長いゆえに尿路結石を発症しやすいですから要注意です。放置すると重篤な尿毒症を引き起こしやすく命取りになります。メスでも体質で尿路結石を引き起こす場合があります。加齢と共に尿路結石から腎不全を発症する確率も高まります。やたらトイレにいきたがる割に尿量が少ない、おしっこのたびに痛みで鳴くようになり、血尿もみられるなどの症状がみられる場合は、すぐに診察を受けてください。

一度腎不全を発症すると生涯完治しませんが、初期症状ならばPHコントロール専門の医療食だけですみますが、症状が重篤であれば投薬あるいは点滴入院、手術となりかねません。こうなると飼い主の精神的・経済的負担が重くなりますから、13歳を過ぎたら定期的検診もおすすめです。

予防策の1つとして人間と同じ食事を与えない事も重要です。人間の食事は猫には塩分が強すぎるのです。また肥満猫も腎不全や尿路結石などの病気を発症しやすいですから要注意です。

4.食欲がない時は猫缶もオススメ

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猫ちゃんの中には食の好みに拘りがあって、何度商品を買えても食べてくれない時もあれば、病気で食欲が無い時もあります。ヤマネコを見れば一目瞭然ですが、森林や砂漠地帯に住んでいた肉食動物だった事から、あまり水を飲まないものもあります。そういう時に若干高めですが猫缶やレトルトなどのウエットタイプは一時期の補給としてオススメです。猫の食いつきもかなり良くなります。

総合栄養食ほど栄養のバランスが良くありませんから、常用食にはできません。いつものごはんに混ぜてあげるなどの使い方が一般的です。

5.飼い主の観察も大事

愛猫の変化に気付けるのはいつも身近にいる飼い主だけです。オスを中心にもっとも一般的な尿路結石の早期発見・早期治療のためにも、飼い主がしっかり愛猫の様子を観察する事が重要です。

著者情報

UCHINOCO編集部

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