犬の耳掃除は必要なの?正しいやり方や注意点を紹介

犬の耳掃除のやり方や頻度、洗浄液の使い方を紹介します。いつも耳をかいている、赤く腫れているなどトラブルが起こる前にケアをしてあげましょう。 2019年04月05日作成

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犬の耳が臭い、赤くなってかゆそうなど、お手入れを怠ることで起こる症状はたくさんあります。正しい耳掃除のやり方、頻度を今一度確認しておきましょう。

1.犬の耳掃除は必要?

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犬の耳は、湿気が溜まりやすい構造をしています。耳垢が溜まると臭いの原因になるばかりか、外耳炎などの病気を引き起こす原因となりかねません。身体に触れることでスキンシップをはかるねらいもあるため、定期的なケアをしましょう。

外耳炎を起こしてしまうとクセになってしまい、何度も繰り返すケースが多く、お手入れが大変になります。しきりに首をかゆがる、頭をずっと振っているなどが外耳炎のサインです。大型犬だと、首を振りすぎたことが原因で耳血腫(じけつしゅ)を起こしてしまうリスクもあります。ひどい場合は手術も検討されるなど、かわいそうな思いをさせてしまいますから、定期的な耳掃除で予防しましょう。

2.耳掃除の頻度

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発症する前のお手入れが重要とはいっても、やりすぎは禁物です。1~2週間に1回くらいを目安として、臨機応変な対応をしましょう。まだ汚れが溜まっていないように見えたら、月に1度くらいでも大丈夫です。耳が垂れているタイプ、立っているタイプでも適切な頻度が変わってくるため、愛犬に合った頻度を守るのがベストです。

日本人は清潔好きな飼い主さんが多くて、耳掃除をしすぎてしまう傾向があるとも言われます。お手入れし過ぎで起こるトラブルもあることを理解して、愛犬の健康管理に役立ててください。

3.正しい耳掃除の方法

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お掃除を始める前に、犬専用の耳洗浄液やローション、タオルを用意します。洗浄液を耳の中に入れたら、耳の周りをマッサージするように揉み込んで、しっかりと汚れを浮かせましょう。この時にクチュクチュ音がするケースもありますが、やり方を間違えているわけではないので大丈夫です。

犬が頭を降ると液が周りに飛び散るので、汚れても良いタオルで拭いてください。洗浄液のパッケージにやり方が書いてあって異なる手順とされている時には、この限りではありません。説明書をよく読んで、その方法で進めましょう。

耳の掃除は慣れないうちは嫌がるかもしれません。無理にすると、かえって怖がらせてしまうことがあります。上手にできたらご褒美をあげるなど、工夫しながら、耳を触られることに慣れさせてください。

手軽にお手入れするなら、洗浄液をコットンに含ませて軽く拭いてあげるだけでも大丈夫です。シートタイプの耳洗浄液なら、コットンを使わずにそのままお掃除することもできます。獣医さんに相談すると愛犬の耳の状態に合わせたものを紹介してもらえることもありますから、予防接種などの機会に聞いてみましょう。

4.耳掃除をする時の注意点

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耳掃除をする前に周りの毛を抜いてあげると、汚れが落としやすくなるはずです。ただし、全て抜いてしまうのは逆効果になってしまいます。大きなゴミや虫が入ると内部が傷ついてしまうリスクがありますから、適度なケアが大切です。抜くと痛がる子の場合、専用のハサミでカットする方法もあります。尖ったハサミで行うと危ないので、できる限り専用アイテムを購入しましょう。

洗浄液との相性が悪いと、赤くなってしまったりかゆがったりすることがあります。使い続けると症状を悪化させてしまうケースがあるため、獣医さんに相談しましょう。また、洗浄液との相性が問題なくても、使い方や使用量を間違えたことがトラブルを招くこともあります。犬の耳はデリケートな部位であることを意識しながら、丁寧に進めましょう。

5.正しい方法で行おう

愛犬の健康管理は、飼い主さんの責任です。耳をいつもきれいな状態にしておくことで愛犬も快適に生活できます。正しい頻度とやり方を覚えておきましょう。しっかりお手入れできているか不安なら、獣医さんやペットサロンで聞いてみるのもおすすめです。ペットサロンに耳掃除自体をお願いすることもできるので、愛犬に合った方法で続けてください。

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UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

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