親猫が子猫を噛む理由は?逆のパターンも知っておこう

子猫が噛むのは、猫としての野生の本能なのです。なぜ噛むのか、噛むことにも意味があるなど飼い主として知っておくことで仲良くなりましょう。 2018年02月02日作成

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野生の本能で噛むということをしてしまう子猫です。
本当であれば親猫が子猫を噛んでしつけます。
エサを見つけことや猫の世界の上下関係などいくつもの理由があります。

TOPIC 01

噛み付く部分

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子猫とじゃれ合っていると興奮しすぎて飼い主の指や手を噛んでしまうことがあります。
それは普段から手などを使って遊ぶことで、おもちゃだと認識していることが原因でしょう。

このような勘違いから生まれた悪い癖は、そう簡単に治ることがありません。
そうならないためにも日頃から遊ぶときには手や指を使わないようにするといいでしょう。

手や指を噛む以外にも飼い主の足首をパクっと狙ってくることがあります。
遊んでもいないのに何で噛むのでしょう。
猫だってご機嫌斜めになることがあります。
気にいらない!こんな遊びがしたいのに飼い主ときたらちっとも私の気持ちが分かっていない!と猫だってそんな気持ちのときがあります。
でも表現することなんてできませんから、歩いている飼い主の足首に向かって噛みついてしまうこともあります。

TOPIC 02

親猫が子猫を噛む理由

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猫同士が噛むことはどういう理由なのかをまずは知ることが肝心です。 そうすれば、どう対処するかが見えてくるでしょう。
●本能を教えるしつけ
猫とは本来、ペットとして飼われる生き物ではありません。 縄張りもあるけれど自然の中で自由に伸び伸びと生きるものです。 自然では獲物を捕まえて食料にします。 捕まえることを覚えなければ野生で生きていく力は身に付きません。 そのためにも親猫は、獲物を噛む力加減を教えるのです。 これが一番の理由です。
●猫同士の関わり合い方を知るのが目的
親猫だけでなく、兄弟猫との日々の暮らしの中で、上下関係も学ばなければいけません。 どちらが偉いのか、野生動物だった訳ですから上のものに従うことも学ぶ必要があります。 また、兄弟同士の遊びの中では、じゃれ合いながら甘噛みすることもあります。
 
●危険が迫っているときに安全な場所に移す
自然の中で生きていれば、他の野生動物が襲ってくることもあります。 親猫は早めに危険を察知して、子猫を安全な場所へと移す必要があります。 このときには、子猫の首元をガッチリと噛んで守ります。

親猫が子猫に噛みついてしつけをする様子  Mother cat bites her kitten for education - YouTube

まずこちらの画像を見てください。母猫が子猫を舐めて愛情表現した後、優しく首元にかみついている様子が映されています。なんだか見ていて心が温かくなる、優しい動画ですね。

猫は大人になる過程で、親子や兄弟でじゃれながら「こんな力で噛んだら痛い」というのを覚えると言います。ノラ猫ならその牙は自分を守る武器になりますが、うっかり仲間を傷つけてしまっては元も子もありません。なのでこんな風にこうやったら痛い、というボーダーラインを教え、学ぶというわけです。

やり過ぎな親猫 - YouTube

こちらの動画も、母猫が子猫にしつけをするために噛んでいる様子です。人間だって小さな子供が命の危険があるようなことをしたり、人に危害を加えるような行動を取れば、お尻や手を軽く叩いて絶対にダメ!ということを厳しく伝えたりしますよね。猫も同じくそうすることで子猫や周りの猫を守ろうとしているのです。

猫はとても自由に見えますがちゃんと社会性のある生き物なので、もし母猫が子猫を噛んでいたとしても、子猫に怪我がないようならそれはしつけなんだとそっとしておいてあげましょう。

子猫の引越しが上手くいかず焦る母猫 Mommy cat sweating as kitten moving doesn't go very well. - YouTube

ただ、この動画のように、子猫を移動させるために首元を噛んでいる場合もありますよ。野生だと安全な場所を探す時によく見られる光景です。とても可愛いですね。

TOPIC 03

子猫が親猫を噛む理由

子猫は遊んで欲しいときや、甘えたいときには親猫にかまって欲しくてつい噛んでしまうものです。
これは愛情表現ですから止めさせる必要もありません。

しかし、噛む加減が分かっていない子猫の場合、どうしても強く噛んでしまいますので思い切り親猫に怒られてしまうことも多いようです。

TOPIC 04

やめさせたほうがいい?

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親猫は、猫としての本当の姿を子猫に教えているのです。
見ていて理由があるのがハッキリとしている噛み方であれば、子猫も学習中だと考えてそのままにしておきましょう。

親猫がやたらと子猫を攻撃するように見えたら、お互いのためにも止めさせた方がいいでしょう。
子猫には大好きな母猫なのに自分を攻撃すると勘違いしてしまう恐れもあります。
また、子猫を生んだストレスが残っているようであれば、興奮して子猫を噛み殺してしまうことだって起きるものです。
そんなことになる前に、離した方がいいと判断できれば、子猫を別の場所で育てるという案もいいですね。

このように親猫はしつけのために子猫を噛みます。
子猫もまた遊んで欲しくて甘えん坊の一面をのぞかせるものです。

遊んでいる最中に子猫が噛んでくることがあるのはなぜでしょう。
機嫌が悪いから噛むこともあれば、歯の生え変わる時期で歯がゆいから噛んでしまう、それとも興奮してつい噛んでしまうなど噛むことに理由があるのです。
猫が噛むこと自体は、持って生まれた本能ですから猫同士で過ごしているのであれば当たり前のことなのかもしれません。
しかし、親元を離れて飼い主に引き取られている子猫には噛むことの意味や噛んじゃいけないパターンなどは全く知りません。
噛むことを叱ったりするまえに猫が噛む習性について確認しておきましょう。

著者情報

UCHINOCO編集部

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