大惨事になる前に…子猫がトイレの砂を食べる場合の対処法

子猫がトイレの砂を食べてしまうことがありますが、それにはいろんな原因が考えられます。その原因を見つけ、解決することが大切です。
2019年12月16日作成

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トイレの砂は清潔を保持するために便利なアイテムですが、子猫が誤飲したりしないように気を付けなければなりません。またいろんな原因も実はあります。

なぜトイレの砂を食べてしまうのか

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トイレに入れている砂ですが、この砂を子猫がつい食べてしまうことがあります。
これについては理由があることが多く、そのため飼い主としてはその理由を知り、再度砂を食べることがないようにしていく必要があります。

子猫編

子猫は、成長するためにたくさんのエネルギーを必要とします。摂取カロリーは、成猫以上に必要で、お腹が空いてしまうことでトイレの砂を食べてしまうことがあります。

トイレの砂は今ではいろんな種類が販売されていますが、中にはおからでできた砂もあります。
こういったタイプの砂を子猫が食べることがあるものです。

また食事のバランスが取れていない時にもつい砂を食べてしまうことがあります。
これはバランスを調整しようとして行う行為なのです。
食事のバランスが悪いと子猫の健康を害してしまうため、今一度与えている食事の栄養バランスなどをチェックする必要があります。
子猫は、特にトイレの中で遊んでしまうことも多いです。トイレの砂をかじってみたところ、食感などが好みでつい食べてしまうこともあります。その他には、寄生虫や病気などの影響で食べてしまうケースもあります。

成猫編

成猫がトイレの砂を食べてしまう原因も、いくつか考えられます。子猫と同様に、お腹がすいて食べてしまう場合や、栄養バランスの悪い食事を補おうと本能的に食べてしまうこともあります。

また、寄生虫や病気の影響で、体調の悪さから食べてしまうこともあるようです。
子猫にも言えることですが、環境の変化等のストレスからトイレの砂を食べてしまうことも考えられます。引っ越しや、来客、赤ちゃんが生まれたなど家族の変化、新たなペットを迎えるようになったなど、これまでの環境から変化した時には特に注意が必要です。時には、飼い主の気をひきたくてわざと食べる甘えん坊な猫もいます。遊ぶものがない、かまってほしいのにかまってくれない等の欲求不満が原因にもなるということです。

猫がトイレの砂を食べてしまう場合は、まず砂の種類を変えてみたり、お腹がいっぱいになるように餌の量が適切かどうか確認し、足りなければ増やしてあげましょう。もし、餌の量が適切で、これ以上食べさせては健康面が心配という場合は、より小分けにして与えてみる、あるいはダイエット用のものを与えてみるといった工夫をおすすめします。

さらに、1匹でいる時間が長かったり、遊ぶものがなかったりと、欲求不満が考えられる場合はスキンシップの時間を多くとるのもおすすめです。一緒に遊んだり、声をかけたり、撫でてあげるなどの時間を増やしてみましょう。
それらと同時に、病気の可能性がないかどうか確認することも大事です。野良猫を引き取った場合は、できるだけ早い段階で病院を受診し、寄生虫を退治したり必要な検査をするようにしましょう。定期的に受診し、トイレの砂を食べてしまうのであればその点を獣医師に相談するのも良いでしょう。

環境の変化といったストレスが原因として考えられるのであれば、身を隠せる場所を確保して安心できる空間を作ってあげると、ストレスから守れる可能性があります。
とにかく、猫がトイレの砂を食べてしまう原因を見つけることが大切です。今すぐにできる対策をしながら、食べることがない状態にしてあげましょう。

もしかしたら病気の可能性も

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猫がトイレの砂を食べるようになったらひょっとしたら病気にかかっている可能性もあります。
先ほど、原因として考えられることで触れましたが、もう少し詳しく見ていきましょう。もし、病気が原因でトイレの砂を食べてしまうのであれば、環境面や関わりかたを変えただけでは改善しません。そのため注意が必要です。

まず多くあるのが器質的なものではなく、精神的にストレスを抱えている場合に砂を食べる時があります。
満たされていない、さびしいなど飼い主とのスキンシップが足りない時に起こる場合があります。

そのためしっかりと遊んであげたりすることが大切です。
また家に来たばかりの子猫の場合、自分の臭いがある場所が少ないとストレスや不安を感じ、砂を食べてしまうこともあります。
こういった場合には子猫の臭いの付いたタオルなどを寝床に置いてあげるなどする工夫が必要になります。

精神的な問題ではない場合、肝臓の疾患や寄生虫などの病気にかかっていると砂を食べてしまうことがあります。

ストレスが原因の場合、飼い主が工夫をすることで徐々に砂を食べる行為は止まりますが、病気の場合には砂をずっと食べることもあります。
そのため速やかに動物病院に連れていくことが必要です。

トイレの砂には害がある?

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トイレの砂は今ではいろんな種類が販売されています。
それぞれの砂によって食べてしまうとダメージ受けてしまうことがありますから注意が必要です。
トイレの砂はただの砂ではありません。
まず多く販売されているのが紙でできた砂ですが、これは紙のため猫によっては食べやすいものです。
しかし紙は食品ではありませんから、やはり長く食べさせることは避けなければなりません。

今ではおからが原料となっているトイレの砂が販売されています。
食物が原料となっているため安心に思うかもしれませんが、他の原料が入っている場合もありますし、同じ食品を食べることはやはり健康上良くはないものです。
他の素材よりは健康へのダメージは弱いですが、それでも多く食べないようにしなければなりません。
素材の中でも特に胃腸へのダメージが大きいのが鉱物系です。
鉱物系は粒が細く、砂の感触に近いものです。
胃腸の粘膜に傷をつけてしまいますし、またベントナイト中毒になる恐れがあります。

トイレシートに変えてみる

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トイレの砂を食べる行為をストップさせるためにはある程度の時間がかかってしまうことがあります。
そのためストップするまでの時間はトイレの砂を使用せず、トイレシートに変えてみるのもいい方法です。
トイレシートは清潔感を保持することができますし、砂のように食べることができません。
そのため安心してトイレをさせることができます。

トイレの砂がないと猫はトイレをしてくれなくなる心配があります。
しかしトイレシートを使用する期間はトイレの砂を食べなくなるようになる時だけですから、特に問題はありません。
トイレの砂を食べる原因が分かり、その後に正しくトイレをするようになった時点でトイレの砂を再度使用するようにしてみると、スムーズに切り替えることができることでしょう。


おすすめの猫砂・トイレシートを紹介!

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おからでできた猫砂です。
しっかり固まり、ホコリの心配もありません。
燃やせるゴミに出しても、トイレに流しても大丈夫です。

このトフカスシリーズは、おからと食品添加物から作られていて、万が一猫が口にしても安心とされています。


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クリーンワン ペット用トイレシート 金の炭シート

猫砂は使わず、シートのみ使用する場合におすすめのペット用トイレシートです。
トイレシートは消臭効果が高く片づけが簡単で衛生的ということから、トイレシートを使用する飼い主さんもいるようです。


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猫が猫砂を食べる時の対策をしよう!

おから系の猫砂は万が一食べても大丈夫なものもありますが、そもそも猫砂は食べ物ではないので、猫が食べないように対策する必要があります。
猫砂を食べすぎてしまった場合や、体調不良がみられた場合は獣医師に相談しましょう。

また、今使っている猫砂を変えてみたり、餌に興味を向かせてみる、猫の性格を考えストレスをかけない工夫をしてみるなど、できることをやってみましょう!

参考サイト

株式会社ペグテック(参照日:2020-09-17)
https://pgt.jp/products/lineup/#a-01

ペットの専門店コジマ楽天市場店(参照日:2020-09-17)
https://item.rakuten.co.jp/pets-kojima/22711140/

エンチョーホームショッピング(参照日:2020-09-17)
https://item.rakuten.co.jp/encho/4990968114085/

著者情報

UCHINOCO編集部

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