子猫の離乳食、どんなものをあげれば良いの?

ミルクからドライフードに移行する離乳期には、質の良い離乳食を与えることが大切です。今回は離乳食のあらゆる疑問について解決策をご紹介します。 2020年04月25日作成

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人間と同じように子猫用の離乳食があることをご存知でしょうか?子猫の成長に必要不可欠な離乳食について、種類や与え方を詳しくご紹介します。

1. 子猫の離乳食とは?

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子猫の離乳食は、ミルクから固形のキャットフードに移行していくための途中段階として重要な役割を果たします。特に、7ヶ月ごろまでは体がどんどん成長する時期なので、良質な栄養を与えることが必要です。

猫は人間の約2倍ものタンパク質が必要であり、基本の食事は高タンパク、低炭水化物となります。タンパク質に含まれる複数の必須アミノ酸も重要で、中でもタウリンは人間の5~6倍の量を必要とし、不足すると視覚や心臓機能に影響が出てしまいます。

離乳期・成長期は身体をつくる時期でもあり、食の好みが決定する時期でもあります。丈夫な体づくりを目指ためにも、栄養に偏りや不足が無いよう、しっかりと飼い主が食事管理をしてあげましょう。猫用離乳食には、そのような栄養がバランスよく含まれているため、子猫の成長には欠かせません。

もちろん、犬とは必要な栄養素が違うため、ドッグフードでの代用は絶対にしないようにしましょう。

2. 離乳食の種類

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健康志向の飼い主さんは手作りの離乳食を与えることもありますが、市販の子猫用離乳食は栄養バランスも良く、手軽で便利です。猫に必要な栄養をバランスよく満たしている「総合栄養食」と記載してあるものを選ぶのがポイントです。総合栄養食ではない「一般食」はあくまで副食、おやつとして与えましょう。

子猫用フードをぬるま湯や猫用ミルクに加え、柔らかくして与える方法もあります。ドライフードを細かく砕き、フードと温水またはミルクを混ぜて作りましょう。ウェットフードとミルクを混ぜてもOKです。また、猫用粉ミルクを団子のように丸めたものもおすすめです。味や匂いがミルクであるため、子猫が抵抗なく食べられるというメリットがあります。

3. 離乳食のあげ方

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ミルクだけを飲んでいた子猫の胃腸は、固形物の消化吸収に慣れていません。そのため、離乳食への切り替えは3段階に分け、徐々に行いましょう。

初日~3日目まではミルクを多く混ぜた離乳食を与えます。市販の離乳食にそれまで飲んでいたミルクを混ぜてあげましょう。ミルクと離乳食の割合を7:3にし、液状に近い状態にすると子猫が食べやすいです。

4~7日目はミルクと離乳食を半々の割合にします。その後は子猫の様子を伺いながら毎日少しずつミルクの量を減らしていきましょう。8日目以降になると、子猫の胃腸が固形の消化吸収に慣れてきたころなので、ミルクを数滴垂らした程度の離乳食を与えます。最終的には離乳食のみにしていきますが、離乳食を与えたらウンチの状態を毎日確認することが大切です。

大きなお皿に離乳食を盛ると、子猫が足を入れてしまうことがあるので、始めは小さなお皿を用意しましょう。また、平たく盛ると食べにくいので高く盛ってあげるのがおすすめです。

4. 離乳食の時期

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母乳や猫用ミルクから離乳食に切り替わるのは、生後4~8週ごろです。急に切り替えても、口にしなかったり下痢を起こしたりしてしまう可能性があるので、成長の様子を見ながら少しずつ行います。今まで飲んでいたミルクに離乳食を混ぜて与え、子猫の食いつきやウンチの状態などをチェックします。しっかりと食べ、下痢もしていないようならミルクの量を少しずつ減らし、最終的には離乳食のみにしていきましょう。

5. 離乳食をあげる回数

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子猫は消化器官が未発達で、1度に多くの量が食べられないため、食事を1日数回に分けて食べさせてあげましょう。食事を食べない時間が長いと、低血糖を起こしやすいので注意が必要です。生後2ヶ月ごろまでは1日3~5回に分けて与えましょう。成長に合わせて徐々に回数を減らし、10~11ヶ月ごろになったら1日2回、毎日同じ時間帯に食事を与えるのがベストです。

また、食事の量は猫の年齢と体重、運動量により決まります。生後3ヶ月ころまではグングン体重が増えていきますが、4~5ヶ月を過ぎると成長は徐々にゆるやかになるため、食事量も少な目になります。フードのパッケージに書かれている規定量が目安となりますが、成長期の子猫は代謝も良いため、たっぷりと食べさせてあげる必要があります。ただし、規定量を与えても、すぐに食べ終わりお皿を舐めているような時は量が足りていない証拠です。その場合、次の食事は1割だけ量を増やし、様子を見ましょう。多すぎると消化不良を起こして下痢をするので、1食ごとに少しずつ増減するのがポイントです。

6. おすすめの子猫用離乳食 4選

JPスタイル 幼猫用離乳食

食べやすい粉末タイプの子猫用離乳食です。お湯の量で柔らかさを調整できるので、ミルクからフードへの移行に最適です。多くの栄養を必要とする子猫のための高カロリー設計のため、健やかな成長を後押ししてくれるでしょう。


JPスタイル 幼猫用離乳食

デビフ 子猫の離乳食

子猫でも食べやすい柔らかいペーストタイプの国産離乳食です。
鶏ささみと鶏レバーを主原料とし、離乳期の子猫に必要な栄養をバランス良く含んでいます。


デビフ 子猫の離乳食

ワンラック ネコちゃんの離乳食

猫用のミルクとキャットフード原料だけで作られた粉末タイプの離乳食です。
ビフィズス菌を増殖させ腸内環境の改善に役立つミルクオリゴ糖や、猫にとって必須であるタウリンなど、さまざまな栄養素を豊富に配合しています。


ワンラック ネコちゃんの離乳食

アニモンダ フォムファインステン ベビーパテ

歯が生えたての子猫でも食べやすいムース状の子猫用離乳食です。
猫の成長のために必要な栄養素が理想的なバランスで配合されている総合栄養食です。


アニモンダ フォムファインステン ベビーパテ

7. 離乳食を正しく与えて健やかな成長を

子猫が健康ですくすくと育つためには、適切な離乳食を正しく与えてあげることが大切です。離乳期は猫にとって1番の成長期です。大切な子猫のためにも、離乳食の適切な量や回数、与え方などを知っておきましょう。

参考サイト

charm 楽天市場店 (参照日:2020-12-24)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/186016/
https://item.rakuten.co.jp/chanet/290570/

starlive楽天市場店 (参照日:2020-12-24)
https://item.rakuten.co.jp/starlive2/p1012317/

ロゴスペットサイト (参照日:2020-12-24)
https://item.rakuten.co.jp/logos-pet/catfood-animonda-83207/

著者情報

UCHINOCO編集部

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