飼い主なら気になる生後1年までの子猫の平均体重

猫の平均体重がどれくらいかご存知でしょうか?ここでは、体重の測り方や、平均より太っているか痩せているかを見分けるポイントなどをご紹介します。 2018年02月12日作成

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「わが家の猫は平均的な体重なの?痩せすぎや肥満じゃない?」と気になる方もいるでしょう。

1.子猫の体重を量る方法

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まずはスタンダードな方法からご紹介しましょう。キッチンスケールに、子猫がすっぽりと入る容器を使って量ります。深めのタッパーを使うと、子猫がぴったり収まるのでおすすめ。少し大きくなってくると、容器から飛び出してしまうことが多いようです。こんなときは、容器にミルクなどを1滴たらして、匂いを嗅いでいる間に量ってしまいましょう。

少し大きくなってきたら、子猫を抱き抱えて体重計に一緒に乗って量っても大丈夫です。子猫をおろして自分だけの体重を量り、差し引きすれば子猫の体重がわかります。

きっちり量りたい!という人には、ベビースケールがおすすめです。人間の赤ちゃん用のスケールなので、少し大きくなった子猫でも十分に乗せられます。10g単位で量れ、成猫になってからも使えるので便利です。

やっぱりじっとしていられないという猫には、デジタル吊り秤を使ってみてはいかがでしょうか?ビニール袋に猫を入れて、吊り秤で量るという手法です。猫が大好きなビニール袋なら、すんなりと入ってくれそうです。

2.子猫の平均体重

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生後0週目では100gの子猫も、1日で10g程度ずつ成長し、日ごとに体重が増えていきます。生後1ヶ月では400~500g、生後3ヶ月までには1~1.5kg程度が平均的な体重です。4ヶ月頃から体重の増え方はゆるやかになり、6ヶ月頃には2.5~3.0kg。9ヶ月頃には3.0~3.5kg程度に増え、1歳時点では3.5~5kgにまで成長します。

大型な猫の場合は、2~3歳頃まではゆるやかに体重が増えていきますが、ほとんどの猫は1歳で体重の増加が止まります。1歳の誕生日の体重がその猫の理想体重なので、しっかり記録してあげてください。

3.猫の体重の適正範囲

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平均的な体重の5%以上の体重増減があるか調べてみると、適正範囲かどうかわかります。5%以上の増減があれば、太りすぎか痩せすぎを疑いましょう。しかし子猫の場合、気にしすぎはよくありません。1歳までは大切な成長期なので、その子猫にあった食事や運動をさせ、体重管理をしてみてください。5%はあくまで目安なのです。

1歳を過ぎた猫であれば、1歳の誕生日の理想体重を基準に計算できます。そのときに量った体重が理想体重の107%以上であれば、肥満の可能性があります。見た目や触った感じで、ある程度の猫の状態をチェックすることも忘れずに。

4.平均より痩せている子猫の特徴

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痩せている子猫は、見た目でもわかりやすいものです。脂肪がほとんどついていなくて、くびれがある。骨格がよくわかるほど浮き彫りになっている。脂肪がないので、触るとごつごつしているなどです。

もともとやせ型タイプの場合、エサをきちんと食べて体重が順調に増えているなら問題ありません。しかし、もしも体重が増えない、減っているなどで痩せている場合は、動物病院で診てもらいましょう。

5.平均より太っている子猫の特徴

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平均的な子猫の場合、前足の付け根とウエストあたりにくびれがあります。猫を真上から見るとわかりやすいかと思います。触った感じのごつごつした感じはなく、助骨や背骨はなんとなく触れる程度です。

一方、平均より太っている子猫の場合は、見た目から少し太っているのがわかります。ウエストにくびれがなく、全体的にコロコロとしています。触っても骨を確認できないほど太ってしまうと、自分で毛づくろいができなくなるかもしれません。太っているくらいが可愛いと思うかもしれませんが、健康状態に悪影響を及ぼす可能性もあるため、食事の見直しなど対策を考えましょう。

6.子猫の適性体重を知っておこう

猫にとっては、生後1年までが成長のピーク。生まれたときは100g程度だった子猫が、1年で3.5kg程度までに成長します。子猫のうちにしっかりとエサを食べて、順調に体重が増えていれば大丈夫。少しくらいは食べる量が多くてもかまいません。しかし、かわいいからといっておやつばかりあげるのはNG。子猫のうちから肥満になってしまうと、その後の生活に支障が出てしまいます。

とはいえ、体重は猫の種類や個々の骨格、成長スピードによってさまざまですので、平均数値以内なら正常、範囲外なら太りすぎ・痩せすぎというわけではありません。個々の成長や体格などをみながら判断してください。飼い猫の適正体重を知り、健康を維持するためにも、まずは定期的な体重チェックからはじめてみてはいかがでしょうか?

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UCHINOCO編集部

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